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たのしそうに、おもしろがるだけでいい

ここ最近、とても抽象的な文章を書いていることが多い。

なんというか、そこより下のディティールのことでもなく、それより上の概念的なことでもない、なんだか中途半端なところをふんわり書いていきたい気分でいます。

そんな中での昨日。

日中は、やることがあって、動きがとれなかったのだけど、夕方ふと「そうだ、パルコに行こう!」って思い立って、仕事も早めに切り上げられたので、渋谷へ向かった。

渋谷のパルコはリニューアルする前にもほんの数回行っただけで、ふだんはあまり足が向かない場所だったのだけど、今回のリニューアルで「ほぼ日」のテナントが2つも入ることになっていたので、ひとまずそれを観ることにした。

ひとつは、4階にある東京案内所的な立ち位置の「ほぼ日カルチャん」というテナントで、これまでのTOBICHIのようなアイテムショップをイメージしていたけど、実は結構違っていて、その時その時の旬の『東京』をおすすめする“東京のアンテナショップ”だった。

海外からのお客さんを連れて行ったりするのに、とても“ちょうどいい”感じがした。テナントのスペース自体はそんなに広くないし、今回はさくっと見てきた感じなので、また行ってみようとは思うけれど、ほぼ日らしいなんだか「ワクワク」がそこにあって、いい気持ちになった。

その後は、8階にある「ほぼ日曜日」というギャラリー兼イベントスペース。

この期間は、オープニングイベントということで、矢野顕子さんと糸井さんのこれまでの楽曲や歌詞にちなんで、10人のアーティストが作品を作り、展示をするというおもしろい企画。

さすがに平日ということもあって、夕方の渋谷だけど、とてもゆったりとした時間を過ごせました。

こういうことを、これからもやっていくらしい。たのしみ。

新装のパルコは、今の自分の気分には明るすぎるし、パワーがありすぎるけど、それでも、ああいう『いい気』のあふれた場に行くことは、結構だいじなことだと思う。

じぶんの気分をあげることにつながることは、あまり考えずにやったらいいと思う。


その後は、渋谷と言えばの「茶亭・羽當」へ。

ここは、渋谷で時間があると寄っちゃう老舗の喫茶店です。

なんだか、胃の中が温かいものを欲していたので、「カフェショコラ」を。いつもはブレンドを頼むのだけど、こういう脇役メニューもばっちり主役を張れるところが、老舗の強みです。

30分くらいぼーっと瞑想みたいな時間を過ごして、帰ってきました。

平日の仕事終わりにこういう時間、そういえば最近なかったなぁ。

なにをするわけでもないけど、何かを観ておもしろがったり、喫茶店でカップ片手に物思いにふけったりするのも、「いい時間」ですよね。


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小川大介/自家焙煎喫茶WEEKEND
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