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お店note。

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『自分のお店』開業に向けた、メモです📝
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#日記

外食を潰す

外食を潰す

「味のわりに値段が高い」

という口コミをたまに見ることがあります。
そもそも値段は味によって付けられているわけではなくて、その商品がどのくらいで作られているのかとか、その商品を扱うのにどのくらいの人が必要なのかとか、あとは家賃とか、席の間隔(席数)とか、そういうもので決まりますから「美味しいから高い」わけではありません。
そんなことを言うなら、みんなが買っているカップラーメンやみんなが観ている映

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訴えられたら一人前

訴えられたら一人前

僕が若い頃、26歳頃ですが、店を始めたのもその頃で「いいお客様」「悪いお客様」がいるなんて想像もしていませんでした。

下積みの頃にいろんなお客様に出会いましたが、その時は良くも悪くも他人事で別にどうでも良かったのです。いい人だったな、やなやつだったもう来るなよ、それだけのことだったのです。自分の店じゃないからですね。気に留めなかった。

ところが自分で店を始めてみるとだんだん気になってくるわけで

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幸せの形

幸せの形

(この記事は無料記事です。以前のものを加筆修正したものです)

最近、幸せの形について考える。

僕は最初「自由気ままな生活」に憧れていました。そんなに忙しくなく、ゆとりのある生活とでもいうのでしょうか。猫のような。

ところがやってみて気づいたのは、ゆとりがあるというのは飲食店でいうと誰にも相手にされていない状態のことであり、忙しくないのというのはお客さんがいない状態。
誰からも見向きもされない

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あれから1年

あれから1年

今日で東京店舗のPENITENTは1周年です。

「かりそめにでも集まりひねもす個を過ごす」

オンラインもいいけどお店に行って知らない人と空間を共有し、熱いコーヒーを飲むのってやっぱよくない?というところから始まったPENITENT PROJECTも1年が経ちました。

ちょっとフライングで「おめでとうございます!」と言われたりしたけど全然感情がない。感情がないというか感慨がない。感慨深いってい

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JAMCAFE11周年

JAMCAFE11周年

おはようございます。

仙台の店舗JAMCAFEが11周年を迎えました。これまでにJAMCAFEに関わってくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

色々思い出そうとすると失敗したこととか、うまくいかなかったことばかりが浮かんできます。でも冷静に考えてみると「うまくいっていない時間」の方が多いのだから当たり前ですけど。

正直なことをいうと、飲食店をやるのがこんなに難しいのか!とい

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2階は大変

2階は大変

隣の隣くらいにラーメン屋さんができた。そこは少し奥まっているけど一階の路面店。

仙台の店舗が今年で11周年で、僕はお店を始めるときに「隠れ家みたいなお店にしたい」と思っていた。誰にも気付かれないような店構えにして、それでも繁盛しているようなお店に憧れていて、そしてそれは、品質やモノの良し悪しで達成できるモノだと思っていました。

でも、お客さんは全然増えなくて。
「なんで!?こんなに頑張っている

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東京カフェ10選②

東京カフェ10選②

以前に東京カフェ10選というものを書かせていただきました。順位があるわけではなくて、自分の中の偏愛を書いただけではありましたがなかなかたくさんの方に興味を持っていただけたようで書いてよかったな、と思っています。
流行っているからとか、インスタにアップしたいから、とかそういう理由ではなくて、きちんと自分が長く通えているお店を勝手にシェアするみたいな感覚です。
不思議なもので書いているうちに「あ、自分

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いつもありがとうございますという告白

いつもありがとうございますという告白

「いつもありがとうございます」

僕はお店で言われたら嬉しいので自分もお客様に「なるべく」言うようにしている。

インパクトがあるお客様はすぐに覚えることができるので2回目でこの間のお客様だと気付けるけどいつもありがとうございますとは言わなくて、だっていつも来てないから。僕の中でのいつもは5回を超えたあたりから。それでやっといつもありがとうございますを言うかどうかを「悩める」ところ、つまりスタート

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無自覚な人たち

無自覚な人たち

昨日のブログというかnoteの記事がこんな内容でした。

僕が本当に書きたいことというか、伝えたいニュアンスは他のところにあったのに、途中から「飲食店のためにできること」みたいな話になってしまいました。

もちろんその話も(非常に)大事なんですけど、書きたかったことはちょっと違かったのです…だから今日のは少し補足したいな、と思いました。自分で書いたものの説明するというのはあまり良くないと思うのです

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シンプルに声を出せ

シンプルに声を出せ

いいサービスとは、という話をするときに、最近まず思い浮かぶのが「声を出す」ということです。

小籔千豊さんがご自分の番組で「ダウンタウンは声が大きい」という話をしていました。ダウンタウンのおふたりが昔「声はでかい方がいい」と話していたそうで、あの声量は「考えられた声量」なのです。

もちろんサービスをするときに声を張り上げる、ということはできません。居酒屋さんのように「ナマ一丁!」は仕方のないこと

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enjoy

enjoy

表参道と原宿の中間に位置するモントークが閉店するそうです。

モントークは表参道沿いに位置し、1970年代〜90年代にオープンカフェの先駆けとして人気を集めた「カフェ ド ロペ(Café de Ropé)」跡にオープン。2000年代の東京のカフェブームの火付け役として知られる山本宇一がプロデュースを手掛け、カフェ ド ロペのDNAを受け継ぎながら看板のない隠れ家的なカフェとして注目を集めた。カフェ

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確認

確認

サービスをするときに一番大事なことは「情報」です。

そのお客様の好みや、コーヒーに砂糖とミルクを使うか、とか。もちろん家族構成や名前まで把握できていればいいですがそれは難しいかもしれませんね。それを聞くタイミングをずっと探しているのですがどうやら「無い」のです。

↑カフェの場合

カウンターがあってbarの真似事みたいなことをしていた時はお客様とお話をする機会が多かったので自然と教えてもらうこ

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【Vol.2】日本のカフェ業界におけるトレンドとは ~様々なカフェや喫茶店のコンセプトを纏めてみた~

【Vol.2】日本のカフェ業界におけるトレンドとは ~様々なカフェや喫茶店のコンセプトを纏めてみた~

本記事をお読みの皆様、こんにちは。
都内のデベロッパーで働く食べ歩きが好きな会社員です。

Twitter(@foodgasm_jpn)をフォロー頂いている方は既にご存じかと思いますが、私は普段から好んで食べ歩きをしておりまして、素敵な飲食店やカフェの情報を日々SNSで発信しております。

処女作で執筆した「生粋のCafe-hopperが本気で推す都内のお洒落カフェ160選」は、有難いことに執筆か

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