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わたしの「あったか〜い」おいなりさんをおたべ…?
※本投稿はとてもKENZENです。よろしくお願いいたします。
年が明けて以降、我らが地球は季節感演出業務に励んでいてえらい。けれど、なんとなくシュンとしてしまうというか、縮こまるというか、心のtntnがポークビッツになってしまう極彩色鳥類・同志諸君へ。
立てい! 今こそおいなりさんの季節である!
世間ではおいなりさんへの逆風すさまじい冬。納豆キーマカレー事件を受けてわたしはいたく反省した。本人がいかにウマいと思っていても、そうは伝わらないこともあると。しかし、シュンとしている場合ではない。わたしのクッキングバグ坂はまだ始まったばかりだ。
現代社会では不足しがちな栄養素がある。
高度に発達した知的社会は、低俗に衰退した退廃的社会と見分けがつかない。バカと天才は紙一重。おわかりだろうか。今の世の中は需要もないのに頭がいいと詐称するバカがあふれ、まことの意味で世の中に求められる愛すべきバカの供給が足りぬ、と。世間はアホの倍数でビートを刻んで平和のリズムを思い出すべきだ、と。
考えてもみたまえ。お寿司は温めるものか?
違う。しかし炙りはする。
なれば――お寿司に温めの余地は、あるのではないか。
同志諸君。思い出せ。
尊い組合せを見ると心のおいなりさんが、ふっくらしてくるではないか? 分かるな。その仲睦まじきこと春のごとし。これこそ春一番を祈る催事にして祭事。ゆえに、冬こそ、あたためてほしい。
わたしのおいなりさんを。
おっと勘違いしないでほしい。
あったか〜いナニにナニして食べるだけだ!
やましいことはなにもない! 誤解だ!
ちょっとそのへんのスーパーでおいなりさん(わたしは黒糖味がスキだ!)をお迎えして、1分~2分お好みでレンチンするだけだ! その後に山椒をパラッとしたり、からしやたくあんを添えると特によい。その身は崩れやすくなってしまうが、ギャップの高い味わいとなるだろう。
そもそも、おいなりさんを含むお寿司は冷たい食べ物のはずなのに、なぜか年中売られている……寿司屋ではあたたかいお茶がセットなのも頷ける。しかし、しかしだ。
想像してみたまえ。あったか~い、おあげを。雪のしんしんと降り積もるなか、お狐様が毛皮を白く染めて寒そうであろ。温めて差し上げねばと思うであろ。赤は狐。緑は狸。おでんは巾着。あたたかなあぶらあげは、さぞ身に沁みよう。
あまくてしょっぱくて、あたたかいおあげ。ピリリとからい添え物。おでんのような、きつねそばのような、おいなりさん。お社に向かって祈れ。時代の変化に萎えるな。おいなりさんをあたためよ。心のtntnと共に立て。魂のおいなりさんをふっくらさせて、今一度、想像の旅に出るのだ。
そのあたたかな熱を忘れるな。冷たい現実に立ち向かえ。
哀しみに心凍える者に寄り添い、彼らの炉に薪をくべよ。
燃やすべきは嫉妬の炎にあらず。情熱の炎だ。
(ジャンル:HENTAIちょい足しグルメファンタジー)
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