ぁゃㇾぃ日本語アクションゲーム
た たとえ わがみ ほろびようと ニンジャソウルは つぎなる てきごうしゃを もとめ さまようのだ
サ・ヨ・ナ・ラ(爆発四散)
始まる前から終わっている場合ではないが、あたまわるきものの気配を感じてしまったのたから仕方ない。そう、ドット・アーティファクトがはなつ、レトロ・ニンジャのソウルだ。
ニンジャの血を引く者たちよ。刮目せよ。
この「さいこうきゅう」サービスに。
焼肉のてんぷらは終日供給しますので。
Oh…Vaporwave…
ぜひとも公式サイトで見てほしい。絶対にコレだから。
YA☆BA☆I……
YA☆BA☆I……
YA☆BA☆I……
絶滅しつつある美しくもぁゃㇾぃ日本語がゲームで拝める。しかし実際ゲーム内テキストはちゃんと日本語である。原神とか幻塔のサブクエ雑日本語とかそんなチャチなもんじゃ断じてねえ。まるでレイモンド・チャンドラーの世界に踏み込んだような味わい深いテキストが誘うあなたを。
うんうん、ロードがクソ長いけどエリア移動時は雨の中、主人公が車を運転してるの映画のワンシーンみたいで自然でカッコいいね、メニューからのロードだニュース番組っぽくて内容が毎回違って世界観の説明を代替してて芸が細かくてイイね……はいそこ簡体字! ダウトォ!!
ところがどっこいこれ「ワザと」の可能性も捨てがたく。ゲーム中に登場する骨董品店(サイバーパンク未来における骨董品ということで、平成アキバPCジャンクショップ風なたたずまいをしている)で、いにしえのドット絵ゲーたちを評して「昔のゲームは絵は雑だがストーリーはよかった」などというトンデモ懐古厨テキストが鎮座しているのだ。
それほどの愛を注いでおいて、そんなまさか。ないない。
はいおねえちゃんダウト。
全然天然だったわー。ワザとじゃなかったわー。性別倒錯物語でキャッキャウフフして見逃すと思うたかボケ! ゲーム内デザインもめっちゃ力はいってて、おねえちゃん専用ポートレートまでわざわざ描き起こしされててなんでや! そんな目立つポジションにいて、しれっと苗字・ファミリーネームで通るわけあるかァァァ!!
いやなぜに苗字・苗字なのか。逆に考えるんだ。アケミ・ホムラとかサクラ・キョウコみたいな名前・名前があるんだから反対があると考えちゃってもいいさ。日本人には絶対できない表現。表現は自由だ。天然ボケが一番たのしい。養殖天然ボケは故郷へ帰れ。おまえにもかぞくがいるだろう……。
そもそも今のゲームのストーリーがダメとか思わないので。ふつうに昔のゲームの方が普通に雑だから。まれにハイクのごとき短いデータに詰め込んだワビサビを感じるだけだから。
というか君らかて2D-3Dとかゆっててぜったい今のゲームもすきじゃん。MAPがなぜかアーマード・コアっぽいけど。SEレベルまで。身体が逃走を求める。まちがえた。身体が闘争を求める。
ちなみにHD-2Dという用語のもとはこちら。知名度的に採用したものの、あくまで『ANNO: MUTATIONEM』は2D-3Dという表現を用いているのであしからず。
ともあれ、これまでのインディーズゲームは「ガチ」でファミ・コンそのままなものが多い印象だった。それはそれでいいのだが、自分はすーふぁみ・ちほーに棲む者なのですまない。違うそうじゃない。そうじゃないけどいいんだ──概念としての「演歌」は枯れゆく者への鎮魂歌──と涙をのんで見送っていた。
ライブアライブ(笑)おっさんゲーリメイクばっかり(笑)と一部で散々な言われようもしており(おばさんゲーマーを透明化するな)それはそうなのだが、うるせー文句ばっか垂れてねーでおまえがすきな趣味をやれ/作れという話でもある。
この資本主義の犬どもめ。三回、回ってワンと言え。1、2、3。やってないけどAmong Usはいいゲームだってわかるワン。小学生のときにやりたかっただけだワン(※大人各位、察しよう!)。ていうかAPEXもイカもみんなすきじゃん……なかょくしょ……。
ここで番組の終盤ですが、タイトル画像に戻ってみると。
バーチャル・アイドルがいてますね。まあ完全にミクさん。神だからしかたないね。申し訳ないけどバーチャルアイドルの「記号」を担当できるのはVTuberではなくてミクさんだからね。
なぜならVTuberは歌「も」やる、けれどもあくまでYouTuberの子供。タレントなのだ。そうタレントなのだ。大事なことだが「神の偶像」ではない。だからバーチャルアイドルと言ったらミクさんなのだ。がんばれミクさん。まけるなミクさん。
とうに「演歌」然としたものの時代は終わっている。それでいい。津軽三味線や三線や民謡やツッパリも表舞台に上がらなくていい。それでいい。しかしそれらがなければそれらの時代劇はつとまらない。だからその種は保存されたい。ふたたび風に乗って空を舞うそのときのために。
そして体験版終了後、早々にDLCごと課金した吉宗であった。
* * * * *
ところで本作品、忘れてはならないのが百合である。恐ろしい。大陸産最新キモオタコンテンツは百合なのである。もはや男も主人公に自己を投射してモテだのなんだのと妄想してもはかどらないのである。MMDは大陸にうばわれた。
──と言うとでも思うたか? 自覚なきトロイの木馬じゃ。電撃ビリビリミーム汚染作戦完了よ。Otaku-Virusは不滅にしてアジアを支配するのじゃ。思想ミサイルの脅威に晒されて技術革新は進むのじゃ。ヌゥハハァー。
見えないものを見ようとできる望遠鏡は持ったか。男女平等に壁のシミを目指し、己の存在感を希薄に透明にして、推しを愛でる時代になってしまった! なんと嘆かわしいことか(ニコニコ)
まったくこんなことをしているから男らしくない男が法的規制されてしまうのだ。いやァ~大陸の同志諸君はいったいなにをやっているのか??? なぜ技術革新の機会を与えているのか? もしかして本気の本気の現実的技術革新なのではないか(ニッコリ)
これで終わりではない。ほら……声が……聞こえてくるだろう? 「ボクたちはたのしく踊るバカです」というインド映画の声が。日本はその声に応えるべきなのだ。ロマンチックをあげるよ。世界平和をもらうね。Say癖の開かれたインド太平洋のGive&TakeでLove&Peaceポルノをシェアしよう。少子化で滅亡したらごめんて。
だがしょせんポルノはポルノ。
日常をポルノにするバカはいない。
いやいたわ。むしろ日常を感動にしないとダメだってゆってる。せやろな。つよくなければ生きていけない。たのしくなければ生きていく価値がない。バーチャル・レイモンド・チャンドラーのワールドへようこそ。ああ天にまします機械の主よ。なんて罪深いことなのでしょう。
わるいことは、たのしいです!!
酩酊は百薬の終末医療。
何も遺せなくていい、せめて勘違いの笑顔に包まれて終われ。
(ジャンル:マチガイ・ハードボイルド・ナゾトキADV)