オンラインアイディアソン・ハッカソン 「コロナウィルスにITで立ち向かう! 2020第一弾」募集要項
1. 背景
新型コロナウィルスが世界中に広がり。経済活動や人々の生活に大きな影響を与えています。大学の勉学やサークル活動にも様々な影響が出始めています。一方、我々が学んできたIT技術を武器に、ウィルスの影響を最小限に抑えることはできないでしょうか。感染拡大防止と勉学・サークル活動を両立する行動・活動の仕方及びその支援法と技術提案が期待されています。
2. 目的と課題
どのように「三密」を回避し、社会的距離を保つかがキーポイントと思われます。「三密」:密閉、密集、密接を防ぎ、「社会的距離」:人と人の間の安全な物理的な距離を保ちつつ、思いやりを感じる活動・交流を確保して、安全な生活や活動を行う方法を考えます。本アイディアソン・ハッカソンは、コロナウィルスの影響を最小限に抑えるアイディアと行動変容(生活・活動・交流等の習慣・パターンの変化)を促す考え方などを、PowerPoint等ファイル、ビデオ、プロトタイプの形で提案していただきます。学生の皆さんの知的なパワーを活かし、コロナ対策の役に立つシステムや面白くて受け入れられやすい行動変容の方法を創出してください。具体的には、以下の課題を設けます。どれかの一つの課題にチャレンジしてください。
1) どうすれば安全な社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保てるか?
2) どうすれば安全な距離を保ちながら、コミュニケーションが取れるか?
3) どうすれば安全な距離を保ちながら、本やノートやコンピュータの画面等を一緒に見ながら議論したりすることができるか?(特に演習指導や友達同士の教え合い)
4) どうすれば遠隔で或いはお互いに安全な距離を保ってサークル活動を盛り上げられるか?
5) どうすれば安全な距離を保ちながら、新入生をサポートできるか?
6) どうすれば物理的な距離を置いても心理的に近くに感じるような交流ができるか?
以上に限らず感染拡大を防ぎ、勉学と活動を支援するための課題を自ら出してもよいです。
3. テーマ
以上の課題の解決を念頭に、以下の応用を考えてください。
1) 在宅での学習・活動を支援する方法とシステム
2) 部活と就活のやり方、支援方法とシステム
3) 演習の支援方法とツール(一定の距離を保ち、教えたり教わったりする)
4) コミュニケーションと心理的なサポートの方法とツール
4. 投稿の流れ、フォーマットと締切等
あなたのアイディアと考え方を以下の形で投稿してください。
段階1:アイディア提案の投稿。8スライド程度のPowerPointファイル(図、写真、アニメーションをなるべく使う)、または、2ページ A4サイズのWordかPDFファイル、または、3分間程度のビデオ。締切:2020年4月20日(オンライン面談でアイディアの説明を聞く場合がある)
段階2:アイディア案の元にプロトタイプとオンライン発表。締切:2020年5月11日
* 投稿サイト、詳細な投稿方法、発表会の日程その他については、追ってお知らせします。
* 段階1はアイディアソンに位置づけられ、段階2はハッカソンに位置づけられます。
5. 進め方
1) 基本的に自宅でアイディアを考えたりビデオを作成したり、条件が整えばプロトタイプを作ったりしてください。
2) チームで1つのテーマに取り組んでも良いです。打ち合わせはなるべくLINEやSlackやZoomなどのツールで遠隔にしてください。
3) Geek道場を使う場合、事前に日程調整を行い、同時に複数人による使用を避けてください。道場の利用に関して大学の方針が出された場合、それに従ってください。
6. 評価の方法と表彰
評価は大学の教員とベンチャー経営者等からなる審査評価委員会のオンライン会議によって行われます。「いいね」の数を参考に、5月中旬に行うオンライン発表会の内容を評価します。発表会の詳細については追ってお知らせします。
1) 段階1のアイディアが一定のレベルに達し、少なくとも20人以上の方から「いいね」が得られた場合、審査評価を経て「グッドアイディア賞」を授与します。その副賞として2千円を差し上げます。「グッドアイディア賞」は、最大50 件の投稿までとします。
2) 段階1のアイディア提案に加えて段階2のプロトタイプが作られて、その動作と機能が確認でき、有効性、実現可能性、面白さ、安全性等が認められた場合、「グッドプロトタイプ賞」を授与します。副賞として一万円を差し上げ、最大10件のプロトタイプまでとします。
3) 最も良い投稿を一件選び、「最優秀賞」を授与します。副賞として十万円を差し上げます。
以上の各段階において、各学生は、自分の投稿またはチームの代表者としての投稿を一件ずつまでにします。なお、段階1のみの参加も可能です。
以上の各段階においては、「いいね」の数の順位を参考にして審査評価委員会で受賞者を決めます。評価は、「いいね」の数に加えて、有効性(三密を避けるために役に立つこと)、実現の可能性、面白さと広がりやすさ、及び安全性(提案方法・システムは逆に危険を招くことがないこと)等の視点から行われます。
7. 提案の活かし方と権利についての考え方
発表会と表彰は最終ゴールではなく、提案を様々な方法で世の中に発信し、企業にアプローチして実用化を提案します。そのために、提案(各種のファイル、ビデオ、プロトタイプ)の著作権は、提案者に帰属します。但し、提案の使用権は、主催者と共有してもらいます。主催者は、ビデオを用いて大学のPRやプロトタイプの詳細化と実用化のために、企業にアプローチを試みます。実用化を推進したい提案者や自分で起業したい場合には、優先的な支援を行います。
主催:「新型コロナウィルスにITで立ち向かう」実行委員会(企画・審査評価等)
会津大・短大教員有志、ベンチャーの経営者等
共催:会津大学起業部
代表 程 子学 教授 z-cheng@u-aizu.ac.jp
問い合わせ 秘書 星 美智子 c15hoshi@u-aizu.ac.jp