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株取引最強の守備力を誇るサヤ取り手法【前編】

こんにちは、普段はBOのトレードシステムを販売しているFX-EAラボのYUKIです。株やFXの専業トレーダーでもあり、2000年あたりのITバブルの頃から相場に触れてますので、それなりに生き残れているトレーダーではあるかと思います。

さて、2020年の相場ですがいきなり大変ですね。コロナウィルス暴落のおかげで友人が貯金すべてふっとばしてしまい、そのタイミングで会社の倒産があり、彼を投資の世界へ引き込んだ私も責任を感じております。

こういった数年に一度の暴落で何年間も貯めてきた資産をふっとばしてしまう個人投資家はとても多く、私の場合は月額制のバイナリーの自動売買システムを販売していますので、お客さんが負けて退場してしまうと私のビジネスは回らなくなってしまうので、なんとかしてお客さんが暴落でもやられない方法はないかと本気で考えていました。

そこで今回は個人的に「投資初心者~中級者」が一番勝てる可能性が高い、かつ暴落に巻き込まれても損失を最小限に抑えることができる手法を考えてみたいと思います。


商品自体が安全であること

投資の世界にはFXや先物、投信やバイナリーなど色々な商品がありますが、今回は暴落時にも資産を失わないことが絶対条件ですので、真っ先に思い浮かんだのが株の手法です。

バイナリーの自動売買システムを売っている私なのに、なぜ株なのか?

それは株は国のルールがしっかりしていて、価格の透明性があり、証券会社が倒産しても顧客の資産はしっかり守られるからです。

バイナリーオプションはそのゲームの特性上損失は限定されますので比較的暴落には強いのですが、いかんせん過去の暴落時に業者の出金拒否騒ぎが多すぎます。(なので私の自動売買システムがハイローオーストラリア限定なのは、ハイローオーストラリアはまだ会社側の勝手な出金拒否はないからなのです)

次にFX。

今回私の友人が資産を飛ばしたのはFXでした。昔と比べて比較的顧客の資産は法令で守られていますが、無茶なレバレッジを掛けると暴落時は真っ先に死ねます。なのでこれは除外。

原油なんかは持っているだけで減価されますし、そもそも初心者には敷居が高いですね。仮想通貨は信用面で不安ですし、比較的安全と評判の投信なんかも今回の暴落で一斉にマイナスを喰らっていますから暴落時に資産を失わないという条件は満たせていません。


暴落に巻き込まれないためには片張りはダメ

片張りっていうのは、売りか買いどちらかのポジションだけを持つ通常の取引方法です。

しかしこの片張りは暴落時に初中級者はほぼ間違いなく逃げ遅れます。それどころか初中級者は落ちるナイフを掴みに行って損害を増やす方が続出です。

コロナウィルス暴落時も何人もの人が割安株に突っ込んでいってやられましたね。上級者ですらこの暴落で売りを長く持って利確できた人はあまりいない印象です。

では暴落時に保険として日経225オプションのプットの買いを入れておけば良いのでは?・・って思う人もいるかと思いますが、今回は「投資初心者~中級者」が暴落を回避するお話です。オプションは上級者向けなので今回は省きます。

そもそも普段からヘッジを掛け続けるトレードなんてみんなができるわけでもないですからね。

ではショート(売り)専門にする?いやいや、ここ数年はむしろ売り専がやられている相場です。やっぱり損失限定のバイナリーオプション?いやいや出金リスクは譲れない・・

で、それらをすべて考慮しまして、やはりここは「株のサヤ取り」が守備力最強であると考えます。


株のサヤ取りとは?

株のサヤ取りは別名、裁定取引やアービトラージ、ロングショート戦略とか色々な呼び方がありますが、基本的なやり方は、普段から似たような動きをする銘柄を見つけることから始まります。

例えば下記のチャートは保険会社のSOMPO(青線)と第一生命(赤線)の折れ線チャートです。

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ここで注目してほしいのが、左端の赤矢印の部分ですね。

普段から似たような動きをしているこの2つは同じような動きをしつつ、価格差が開いたり閉じたりします。そしてこの価格差は何かニュースが出たりすると短期間で強く拡大や縮小します。

この動きを利用しましてこの画像の場合、赤矢印の価格差が広くなったところでは、このSOMPO株を売り、第一生命を買います。つまり両建てですね。そしてこの価格差が縮まったところで利益を確定するのです。これが株のサヤ取り手法です。

さてこの手法、さきほど守備力最強と書きましたが上の画像でお気づきですかね?

実はこちらのチャート赤丸の暴落は、コロナウィルス時の暴落なのですが、もしここでサヤ取りのポジションを持っていたとしても、SOMPO株は売り、第一生命株は買いの両建てではいっているので、暴落が起こったとしても完全に無傷で済んでいるんです。

どうです?これ地味にすごくないですか?この手法は暴落などの外的要因に全く左右されないんです。暴落時に皆の悲鳴が聞こえ、Twitterも静まり返った時に、資産の元本が無傷で残っているんですよ。

Twitterが静かになったのを見計らって安い株を買い集められるんです。

私自身この手法はここ数年でやりはじめたので、実際に参加者全員が吹っ飛ぶほどの大暴落は初めてだったのですが、まさかここまで安全だとは思っていませんでした。これは本当におすすめできる手法かと思います。

さて、この後は実践方法ですが、ちょっと記事が長くなるので後編に続きます。

お知らせ

FX-EAラボではバイナリーオプションの自動売買、FX-EAラボサヤ取り支店では「暴落でもやられないサヤ取り手法」などをご紹介しています。

私YUKIも、Twitterで株のサヤ取りを使った先出しトレードを披露しておりますのでぜひ参考にしてくださいませ。

サヤ取りの解説動画はこちら

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