「プラスワン」に参加して
①今年も帰ってきたよ
夕焼け新聞読者の皆さま、どんな夏をお過ごしでしょうか。私は毎夏、故郷は九州福岡に帰り、70代になる両親と1ヶ月くらい暮らしています。
子供たちは各学年1クラスしかない田舎の小学校に通い(しかも上の子に至ってはクラスに女の子2人!6年間ずっと2人という驚くべき嘘みたいなほんとの話)、初日こそ嫌がっていたものの、2日目からは「5年前から通っている子供」みたいな顔をしているので安堵しています。
同じように体験入学で一時帰国しているご家庭と連絡を取る場合がたまにあるのだけど、小学校も半ば(体感としては3年生くらい)になってくると、行かなくなる子も増えてくるのだよね。
英語を喋ったら先生に怒られて嫌な気分になったとか、理科や社会の授業についていくのは難しいから行きたくなくなったとか、日本語がもう限界とかね。普通に通ってくれるのは全然当たり前のことじゃないので、慣れてくれて本当にありがたいです。
私は子供たちに感謝の気持ちを忘れたらよくないぞ、と身の引き締まる思いです。私はきっと両親が生きている限り、帰り続けると思う。
②夏が終わってゆく
そんな生活ももうすぐ終わりです。夏は足が速いなあ。本当に瞬きしているうちに過ぎ去っていく。あと3日で学校が夏休みに入るからです。
上の子は小6、下の子は小4。
上の子は「6年通う」という目標を叶えました。ほんとに、よく通ってくれました。泣きそうです。
③先生と親の交流会に参加させて頂いた
コロナ禍前までは、ずっと行われていたらしいプラスワンという学校行事に、初めて参加してきましたよ。
恐ろしいというか、この時代にむしろ新鮮というか、それは担任の先生とクラスの保護者が夜に酒を含めた交流(つまり端的に言って飲み会)をするというイベントでした。
私は一時的な滞在者のため参加を逡巡していましたが、考えてみればこういう機会でもないと、親の顔を知ることはありません。知っておいて損はない。機会を利用しない手はない。たくさんの方との交流は難しいだろうけれども、自分の周りに座ってらっしゃる方とお話することは可能なんじゃないかと思い、ドキドキしながら参加してきました。
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