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リスペクトできない人との付き合い方

訪れてくださり、ありがとうございます。
本記事は、米国オレゴン州・ワシントン州を中心に毎月1万部発刊されている「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』の転載記事(修正・加筆含む)です。「夕焼け新聞マガジン」は2017年からスタートし、現在までに80本以上の記事をお届けしてきましたが、お知らせしておりました通り、vol.81からは「ゆうやけ新聞 vol.2」として新しい形でお届けしてまいります。

異国で暮らす日本人の葛藤、就活、仕事、家庭、育児、バイリンガル教育、ギフテッド教育などについて書いてきました。今後も取材を続けます。ここまで続けてこれたのは毎回記事を楽しみにして下さる読者さまのおかげです。「ゆうやけ新聞 vol.2」もどうぞよろしくお願い致します。心より感謝申し上げます。

▶︎季節の変化を感じる今

 お元気ですか。熱波のような夏が過ぎ去り、涼しい風も吹いてくる過ごしやすい秋がやってきました。ポートランドは寒いくらいでしょうか。(本記事はオレゴン州ポートランドに在住の皆様に向けて書いております)

 あなたは、どんなジャケットを着ていますか。わたしは今の季節と春にだけよく着るスプリングコートを身につけて、少しだけ「東京気分」を味わっています。スプリングコートを着ている人を、よく東京の街で見かけました。自分がこれを着ていると、大人の女性になった気分だったなあ。

 数度の引越しで、そのたび嵩張るコートはどんどん捨てるか人にあげるかして、好きだっだものも手放してきましたが、薄茶色のこのスプリングコートだけは、大事すぎて、手放せませんでした。しかもこれは、東京の駒込という街の下町で買ったんですよね。懐かしいなあ。

 そういえば、アメリカでスプリングコートを着ている人を見たことがありませんが、なんででしょうね? 気候に合わないのかしら? あまり実用的じゃないからかなあ。アメリカに住むあなたはスプリングコートを持っていますか?

▶︎仕事は必ず「苦手」を連れてくるものだ

 
 仕事というのは苦手も連れてくるものです。わたしは職場に苦手な人がいるんですね。

 自分がされたことを先日、数年前にこの職場を去った知人に話していたら「それはパワハラだよね」と指摘され、なるほど、嫌な行為というカテゴリーを曖昧にしていたけれどもそれは名付けることもできるんだなあと思いました。

 名付けが終わると少しすっきりした気持ちになれました、不思議なもので。

 できることは、相手に変わってほしいと願うことをやめ、自分を変えるか、変えられないなら、距離を取り接触面を少なくすることだと思います。会議やメールや、実際の対面をできるだけ減らす。

 そして、不思議ですが、その不満や傷つきを自分のなかに溜めて熟成させるのではなく、人に話して発散することが大事だと気付きました。

▶︎ひどくなっていくパワハラとそれへの対処

 
 8月下旬から9月にかけてパワハラが殊の外ひどくなっていったので、わたしはそのあといくつかの行動をしました。

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