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<藍染自由研究③>重ねて染めるは本当?

はじめに

藍染にはいくつかの染色方法がありますが、私は蓼藍を育て乾燥させ化学建てで藍染をしています。
基本的な染め方は<藍染自由研究①>をどうぞ↓↓

実験課題

藍染の本などによると、色を濃くしたい場合には何度も重ねて染めるっと書いてあります。
しかし、化学建ての染色液の中に、1回染めたものをまた入れると、
液の中で藍の色がなくなり黄色っぽい透明な色に戻ってしまう。
何となく、折角布に付いた藍の成分がまた溶け出てしまっているように見えて、本当に濃く染まっているのだろうか?っという疑問がわいてきました。
1回~5回まで重ねて染めて比べてみます。

実験方法

必要なもの

木綿布(今回はダ使用するものイソー購入のインド綿) 5枚
蓼藍乾燥葉 20g

ハイドロサルファイトコンク 2g×3回分
ソーダ灰 2g×3回分
鍋、ボウル(染め用)、ザル、生ごみ用ネット、バケツ、箸、ゴム手袋

方法

  1. 染めるものを準備。木綿布をよく濡らして絞っておく。

  2. 鍋に400mlの湯を沸かし、20gの乾燥葉を入れて煮る。
    →ザルに生ごみ用ネットを掛け、中身を濾して絞る。
    →液は捨てる(1番液)

  3. 鍋に新しい湯400ml+1で絞った葉+ハイドロサルファイトコンク2g+ソーダ灰2gを入れて煮る。
    →絞る→2番液

  4. 3番液・4番液まで作り全部を合わせる。

  5. まず5枚の木綿布を染める。⑧~⑫

  6. ⑧は洗って乾燥させ、残り4枚を再度染める。⑨~⑫

  7. ⑨は洗って乾燥させ、残り3枚を再度染める。⑩~⑫

  8. ⑩は洗って乾燥させ、残り2枚を再度染める。⑪~⑫

  9. ⑪は洗って乾燥させ、残り1枚を再度染める。⑫

  10. ⑧~⑫の染まり具合を比べる。

結果

回を重ねるごとに少しずつ濃くなっていきました。

染色液に入れると、藍だった色が透明に戻る

わかったこと

布に付いた藍の成分が溶け出ているかどうかは分からないが、重ねて染めていくとやはり少しづつ濃くなっていくことがわかりました。

ただ、時間の経過と共に染色液の力は弱まっていくので、
もっと濃く染めていくなら新しい力のある染色液で重ねていくといいんじゃないかと思う。

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