ワシントンD.C.1日目(27日目)
アメリカ滞在旅行27日目。
いつものモーテルの朝食よりいくぶん豪華な朝食を食べて外を見ると雪がうっすらと積もっていた。
30分ほど走り、ポトマック川を渡るとそこはアメリカの首都ワシントンD.C.(District of Columbia/ワシントン特別行政区)。
地名は初代アメリカ大統領のジョージ・ワシントンから。そしてコロンビアはアメリカ大陸を発見したコロンブスに由来するアメリカの別称。
とりあえず、ワシントン記念塔を目指すも駐車場一つ、どこへ停めてもいいものか。。。その一帯は芝生広場を囲む公園のようにもなっており、周囲をぐるぐる廻りながら、車が出そうな様子を見ながら、一瞬の隙をついて路上パーキングへ駐車。
*下の写真は翌日の晴れているときの写真。初めての路上コインパーキングで何をどうすればよいのか。本当にここに停めてもいいのか、日本のように制限時間があるのか、不安ばかりだった・・・
あとから知ったのだが、この公園のようなエリアはナショナル・モールという国立公園だった。駐車場はこの芝生広場周辺の路上コインパーキングしかないので、基本的に地下鉄などで行ったほうが良かったようだ。。。
外はこの旅一番の寒さ。なのに、この旅初めての冷たい雨。。。傘ももっていなかったので、フードを被り走って記念塔までダッシュ。
しかし、記念塔へ上がる入場券は予約制で、その日のチケットはすでに売り切れ。。。。
寒すぎてどこでもいいので入ろうと、駆け込んだ施設が”アメリカ歴史博物館”。
上野の国立博物館に似ているようで、その比ではない広大な施設内にはアメリカの歴史や文化が細かく紹介。歩くだけでも疲れた。単なる民族の歴史だけではなく、科学や芸術、服飾の歴史まであるので展示が多岐にわたり豊富。
ランチはこれまた広いカフェテリア?食堂みたいな場所があり、子供たちと好きなものをピックアップしてとるスタイル。
驚くのがこの立派な博物館の入場料は大人も子供も無料。この付近には博物館や美術館が連なっているのだが、基本的にどこも無料とのこと。こんなに世界中から観光客が集い、少しでも入場料をとれば、それなりに儲かるのに。。。と不思議に思っていたら、ここには巨大な組織が。それは明日の記事で後述する。
その後、徒歩でホワイトハウスビジターセンターへ。
”government of the people, by the people, for the people,人民の人民による人民のための政治”
アメリカは何でもオープンでフリーだ。日本とアメリカの違いは同じ民主主義国家にあって、絶対的に違うのが、根本に、政治やアメリカの歴史は市民が中心であるという点なのかと改めてリンカーンの名セリフを思い出す。
ワシントンと言えば当時トランプが住んでいたホワイトハウス。そのビジターセンターがあることがまず驚き。日本でいうと総理官邸のビジターセンターがあるということだ。あったら見てみたいが。
ホワイトハウスの歴史やその内部の生活、歴代大統領などの写真などこちらはこじんまりとした建物の1階でさらっと面白く見ることができる。
子供たちも知った顔の大統領を見て一緒に記念写真を撮ったりしていた。
日本もこのように大統領の官邸や生活をオープンにするとより大統領や政治家が身近に感じられ、大統領や政治家を目指す子供が増えるのではと思う。
その後、車まで戻り、雨が強くなってきたため今日から2日間宿泊するワシントンのモーテルへ。
アーリントン墓地のすぐ近くのモーテルだったので、こちらも都会のモーテルといった雰囲気で、お部屋にはソファベッドやキッチンがついていた。
ちょうど外食やカップヌードルに飽きていたので、チェックイン後、近くのスーパーへ食材の買い出し。
こちらもハワイで行ったことがあったが、今回の旅では初の”ホールフーズマーケット”。少々お高いが、安心安全食材をそろえているとのことと、都会の洗練されたスーパーという感じでこれはこれで体験として面白い。
エコにも早くから取り組んでいる同社は食材の量り売りからショッピングバッグは徹底して紙袋。こうした点もホワイトカラー層に人気の理由なのだろう。
フロリダのウォルマートではお腹を壊すといやだからと嫌厭していたシーフードを購入。
調味料がなかったので、最小限の味付けとなったが久しぶりに部屋で食べる食事はやはり美味しい。
食後には気兼ねなく、大きなアイスクリームをデザートで食べれるので子供たちも大満足。
夜は明日からの博物館めぐりに備えて、映画、ナショナル・トレジャー~リンカーン暗殺者の日記~を見る。
これが意外にも子供たちに好評で集中して見ていた。
この旅を通じて、何事も事前学習が必要だと学んだ。
事前学習と言っても今の時代は座学ではなく、本を読むのでもなく、ビデオやYouTube、オーデイオブックなどで気軽に学ぶことができるので、家族でそうしたものを一緒に見て聞いてざっくばらんに会話することが大切だと感じた。