NY3日目(31日目)~帰国
アメリカ横断旅行31日目。
いよいよ日本へ戻る日の朝だ。
子供たちを朝5時半に起こし、6時にはホテルをチェックアウト。いつも楽しみにしていた朝食がない代わりに、スタッフの方が紙袋にバナナやマフィンをつめてくれた。
その紙袋をみて、この旅行で初めて宿泊したシリコンバレー近くのモーテルでも紙袋入りの朝食をもらったことを思い出す。
あの時は、モーテルに朝食が無料でついていることも知らず、何でこんなものをくれるのか不思議に思ったのだった。
あれから1ヵ月。ようやくアメリカでの旅行にも慣れてきて、まだまだいろいろ回りたいところだったが、次回、夏休みを利用してカナダとの国境付近を横断する旅行をしようと勝手に決めていたので、またすぐ来るから。ぐらいな気持ちでいた。(その後、帰国後の2020年3月から世界的なコロナの流行により世界中が鎖国したのでもちろんそんな夏休みは夢となったのだが・・・)
コロナといえば、我々がNYに滞在していたのは2020年1月。我々は滞在中ほぼテレビを見ていなかったこともあり、2019年12月に中国で発生したコロナに関する情報はゼロに等しかった。後から知ったのだが、この1月、NYではインフルエンザが非常に流行っていたようで、もしかして、この時期に流行っていたコロナだったのかも。。。と帰国して思うことがあった。
外は真っ暗。10分ほどでケネディ空港へ到着。
まずは1ヵ月借りていたレンタカーを返却。初めての返却作業、早朝でどれほど時間がかかるのか不安だったが、駐車場で契約書を渡し、内容を確認されただけで終了。5分もかからなかった。
日本のように傷のチェックなどもない。契約時にカードでデポジットを払っているので、何か問題があればそこから引くよ。。。ということなのか。それはそれで不安だった。(もちろん、デポジットは全額戻ってきたが)
そこからモノレールで空港まで。
まだまだ眠そうな子供たち。ほぼ毎日の朝晩、リュックサックを背負ってモーテルを移動した。車での移動も多く、夕ご飯はカップヌードルが多かった。しかし、文句も言わず親の行きたい場所についてきてくれた。
大きな事故も病気もなく、子供たちが元気で楽しく過ごしてくれたことにほっとするとともに、感謝の気持ちでいっぱいだった。
モノレールの中から見たNYの朝焼け。
とても美しく家族皆眠気が吹っ飛んだ。こんな素晴らしい朝焼けを見て帰国できる我々家族は超ラッキーと夫が盛り上げる。
格安チケットを往復で押さえていたので、今回も香港経由のキャセイパシフィック便。
ニューヨークから香港まで15時間。帰り便は香港でほとんど乗り換え時間なく、香港から東京まで4時間半。東京成田着は同日21時前に到着した。
香港といえば、往路で乗り換えた際に、3時間ほど時間があり、空港内のレストランで飲茶を食べていた。その際に、私が持っているファミリー用のクレジットカードで支払いを済ませたが、アメリカ到着後、夫が毎日少しづつ、Appleのギフトカードを購入していることに気づいた。
誰かが、私の家族カードで毎日1000円から5000円程度の買い物を繰り返している。
アメリカに入って1週間ほどだっただろうか、不正使用に気づいた夫はすぐに私のファミリーカードの使用を停めた。
アメリカに入ってから私は一度もファミリカードを使用しておらず、最後に使用した香港でコピーされたのだろう。私が暗証番号を打つときに不注意もあったのだろうが、人生で初めての体験でショックだった。
私がもう1枚持っていたカードはなんとJCBのカードだったため、当然デイズニーランド以外のほぼすべてのアメリカの施設で使用できず、買い物の際など毎回、夫からカードを借りなければならず大変不便だった。
こんなこともあるからマスターカードも作っていたのに、なぜかアメリカ旅行にJCBカードを持参するという不手際。。。
海外旅行には不測の事態に備え、ビザやマスターなど海外大手を2つくらいは持っていったほうが良いだろう。
そして、暗証番号を入れる際は周囲への警戒が必要だということも学んだ。
ところで、キャセイパシフィック航空は初めてだったが、機内食は美味しいし、食後のカップ麺のサービスもあり、かなり気に入った。アメリカ路線も他の航空会社に比べかなり格安だと思う。我々は時期もあったと思うが、12月20日ごろ出発して1月20日過ぎ帰国で10万円/1名往復しないほどだった。
機内で子供たちは、それぞれが勝手に自由に液晶で映画を見たり、ゲームをしたり、眠くなれば寝る。横にならないと眠れない、眠くなると愚図る。そんな時代を懐かしみながら、子供の成長を感じた旅行でもあった。
これから、子供が私たちと一緒に旅をしてくれる時間はどれほどあるのだろう。一緒に世界を、日本をまわり、子供たちと一緒に学びながら旅をしよう。
決して贅沢な旅である必要はない。家族皆で最低限の荷物をもってたくさんの場所に行ってたくさんの新しいもの見て多くの人と交流したい。
そんなことを思った。
*トップの写真は長女が毎日欠かさず書いていた日記(ほぼ、食事の内容が多い)に書かれていた手書きのアメリカ横断旅行ルートマップ。
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