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北海道・道東の旅2021 2日目

朝起きるとすっかり雨が上がっていた。

朝ご飯を食べながら、子どもたちは持ってきた宿題を済ませる。
こうして空き時間に宿題ができるのもキャンピングカーの醍醐味。

今日の予定を立てながら、まずは知床半島の入口”オコンコシンの滝”へ。雨は上がっても曇り空だったからか、かなり肌寒く、ウルトラライトダウンを着用。

オシンコシンの滝は幹線道路沿いの駐車場から沢を少し歩いてすぐだった。それほど大きな滝でもなく、マイナスイオンを浴びてすぐに移動。

ウトロの知床世界遺産センターへ。キッズ体験コーナーなどがコロナで休止中で展示物を軽く見て、スタッフの方のおススメのオロンコ岩へ。

センターから歩いて10分ほどのウトロ港に隣接するように切り立った60メートルほどの岩山。この辺りにアイヌより先に住んでいた先住民”オロッコ族”からこの名前がついたとも。170段の階段を上るとどこまでも続くオホーツク海や知床の山々を見渡すことができ、しばらく座ってその絶景を眺めていた。

ウトロとはアイヌ語で”奇岩の多いところ”という意味があるようで、なるほど面白い奇岩が見えた。

ここから知床半島の先端まで熊や滝を見るクルーズ船が出ているようで、
調べてみたが、天候がイマイチだったので、日を改め、羅臼側から船に乗ることを決める。

子どもたちは開放的な山頂の遊歩道をひたすら走り回っていた。

その後、世界遺産センターに戻り、隣接する道の駅で昼食。食べるものはやはり海鮮。特に長女も次女もいくら丼やら海鮮丼が大好きで遠慮なく注文し、親以上に高価なものを食べて満足していた。

昨年の道西と異なり、道東はどこに行くにも意外に近い。夕ご飯や薪をウトロの町で購入し、少し早めにウトロのキャンプ場へ入ろうとウトロでスーパーを探すも、スーパーらしきものはない。あるのは小さな個人商店のみ。

地元の方に話を聞くと、薪を買うなら斜里町まで戻らねばならないと往復1時間以上かけて薪を買いに行く。

これから行く、知床半島で購入できる場所が少ないかもと大量に薪と保存できるラーメンなどを購入しウトロの国設知床野営場へ。

この日は夜から雨予報だったため、明るいうちから火を焚いて、おやつにマシュマロを焼いて。夕ご飯は相変わらずの鍋ご飯。寒い体にちょうどよい。

夕暮れ時にキャンプ場内にある夕陽台展望台までお散歩。先ほど上ったオロンコ岩やオホーツク海が見渡せた。残念ながら厚い雲に覆われオホーツク海に沈む夕陽を見ることが叶わなかった。

その後、キャンプ場に隣接する夕陽台の湯へ。小さな町営銭湯といったイメージでお風呂のみ、質素な施設だったが、天然かけ流しの温泉は冷えた体を温めてくれた。やはり北海道の夜は夏であってもかなり冷える。

お風呂から上がると予報通り雨が降り出していた。
100均で購入していた雨合羽を羽織り、走ってキャンプ場まで戻った。

キャンプ場の夜は早く、20時にはすっかり静まりかえっていた。

久しぶりのキャンプ場宿泊。夕ご飯には火を焚き、暗くなれば寝て、太陽と共に起きる。

キャンピングカーといえども、やはりキャンプ場宿泊は最高だ。

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