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ルールを守ればトレードが安定するという神話は嘘だった。
僕はエントリー/イグジットをYouTubeライブで公開しているトレーダーです。僕の記事を読むのは初めてという方は、以下のブログを読んでみて下さい。
今日ライブ放送中に行ったトレードが、今回の題名を象徴するような内容になったので、記事を書いて見ようと思いました。相場観を身につけて臨機応変なトレードができるようにならないと、ルールを馬鹿みたいに守っていても損するばかりです。
今日のトレード
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今朝、ドル円を見ると高値更新していました。高値更新後の5分足のチャートですが、こういうところで、損切りになるショートポジションを狙って、○で2回ロングエントリーしていますが(ルール的なトレードだと他人や状況は関係ないのでこういう発想にはならない)、
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逆に抜き返されたので、○でドテンショートしました。というのも、ここは7月高値で下から買ってる人たちの利確がある程度入ってもおかしくないところだったからです。
その後前日高値まで下落。もし、7月高値から若干なりとも利確が入るなら前日の高値では止まらないだろうなと、抜け期待でホールドしていたんですが、(ルール的なトレードでは、ここで利益確定になり、今回の場合は利益を得られていた可能性がありますが、利益を伸ばす場面で伸ばせないは微妙です。)
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下がり切らず急騰。翌日、雇用統計ということを考えると、140円を抜けてどんどん行くようなトレンドの発生は考えにくく、その後ナンピンしたり、一度全て決済して再びショートを構え直したりもしましたが、
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少し上昇が落ち着き始めた時に、チャートを観察。前日高値からの買いと7月高値からの売りがぶつかり合いダブルボトムとダブルトップを形成。が、その後○で揉むことも、7月高値で止まることもなく上昇。買い手の勢力が強いと判断、高値更新を待たず損切り。(ルール的なトレードでは、高値更新しない限り、このショートはホールドしていたでしょう。)
その時、ユーロドルを見ると絶好の売り場でした。
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ユーロドルは、何度も3波の形成に失敗しているので、(詳しくは、上に掲載した記事を読んでもらえればと思います)買い尽くしていると判断しました。度重なる3波の失敗もですが、1.00で全く反応してないことと、緑水平線のプライスには対した注目が集まっていないだろうと考え、ショート。(どのプライスに意識が集まり、どのプライスには集まらないのか、ルールで判断できますかね?)
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無事利確できました。
↓の画像をタップするとライブ放送のアーカイブにジャンプします。
(ドル円を損切りして、ユーロドルにポジションを持ち帰るところをご覧いただけます。又、他のトレードについても、全てのエントリーとイグジットをアーカイブでご覧いただけるので、興味のある人は僕のチャンネルに遊びに来てください。)
その後ドル円を見ると、
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ドル円は、やっぱり140円を目指して上昇しはじめていました。
僕も水平線やチャネルラインなどを使いますが、ネットでよく見かけるものと僕がやってることは似て非なるものです。僕が偉いというつもりはもうとうありません。勝っている人がみんな普通にやっていることです。みんなと言っても限られた人たちですが、、。僕も間違った使い方をしていた時があります。だから、よくわかるのですが、ありふれたものはチャートに表示されたものをそのままエントリーの根拠にしています。でも、僕の場合は、チャートをヒントに売買勢力がどうなっているのか、これを軸にトレードしています。
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移動平均線のクロスやボリンジャーバンド の逆張りを卒業すると、上の画像のように、大きな流れの中にある小さな反転を使えば勝てるようになると教わってハマる人、多いと思いますが、それでは勝てるようにはなりません。「ルール通りにやれば勝てる。」これよく聞きますが、でも、相場観を身につけてトレードしない限り、異変を感じて逃げたり、とっさの判断で飛び乗ったりなどといった、臨機応変な対応はできませんし、逆に、ルールを気にしすぎることで、対応力の成長の妨げにもなりそうです。
テスターを使って練習していた頃、「勝てないのはチャート上に何かまだ認識できていないものがあるんだ。」と思っていましたが、チャート上でなく、答えはチャートの向こう側にあったんです。
今回は以上です。ご精読ありがとうございました。