相場は波でできている。
相場初心者が何をやるべきか、あれこれ考えてみたんですが、値動きが描く波の観察から始めるのが初心者にはいいように思います。
これはユーロドルの月足チャートです。ローソク足一本いっぽんは、ひと月の値動きを表しています。そして、ご覧のように波を描いています。
白○はここ2年ぐらいの値動きなんですが、ずっと下落しています。一直線に下げているように見えますが、日足チャートではどのような姿をしているのでしょう。
白○の部分を日足チャートで拡大してみました。さっきのチャートと異なり今度は、ローソク足1本1日です。月足チャートでは、一直線だった値動きも日足で見るとジグザグと波を描いています。
青色が月足で、赤色が日足の値動きを表していて、その2つを重ねたものです。これが相場の構造です。赤い波の一直線に見える部分もさらに細かいチャートでは波を描いています。
実際のチャートでは、イメージと違ってもう少し見づらいので、チャネルラインという並行の線を使って見やすくします。
斜めの線に接触している辺りを線で繋ぐと、このように一定のリズムを刻んでいるのが分かると思います。
接触面の大きな部分は、真ん中あたりを折り返し地点として見るのがコツです。
上昇や下落の場面を見つけて、チャネルを引く。次にその中にある波を特定する。まずはこれを繰り返して、チャネルラインがなくても波を特定できるよう目を養って下さい。
今回は以上です。ご精読ありがとうございました。