見出し画像

【基本編】『紙1枚ワークス』Chapter07(感想)[前編]

こんばんは!
本日も、紙1枚学習法の基本編について、まとめていきます。

Chapter07、前回に引き続き『実践編』です。
前回お伝えした通り、書き方そのものは、お伝えしません。

実際に、紙1枚に書いてみたい!

という方は、ぜひ浅田すぐるさんの公式メルマガから
基本編の受講をご検討くださいませ。

さて、では本題に入っていきます。

最初に、前回に利用した、『エクセル1』についての補足説明を
シェアしていきますね。

前回、Chapterでは、自己紹介を実例にして、
beforeとafterで、その『差』をまとめてみました。

自己紹介にしか、利用していないので、
『エクセル1』の万能感が、伝わりにくかったかもしれません。

この、エクセル1なんですが、紙1枚学習法の全ての型の中で、
最も利用頻度が高く、あらゆる場面で利用する事ができるんです。

イメージとしては、万能ナイフ?みたいな感じで、
1つもっとけば、あらゆるシーンで使えます。

単純に、スマートフォンとかでもイメージ的には良いかも。
1台あれば、ゲームも、電話も、メールも、健康管理もできるみたいな。

『エクセル1』という型は、柔軟性が高い便利ツールです。

前回は、「自己紹介」で使いましたが、
「テーマ」の部分を変えれば、他のことにも使えます。

例えば、「商品説明」「議事録まとめ」「業務引き継ぎ」
テーマを設定して、関連する情報を集めて、自分の考えをまとめ、
相手に伝える。

これが、たった5分〜10分でできるようになります。
しかも、たった『3つ』シンプルな動作なので、誰でもできます。

1.フレームを書く。
2.日付、テーマを決める。
3.時間を決めて埋める。

たった、これだけです。

こんな簡単なステップで、情報が整理され、自分の考えがまとまり、
相手に伝える事ができるようになります。

これが、紙1枚学習法を、仕事に応用した人たちが成果を出せた秘密です。
そりゃあ、残業時間が減った人が続出するのも頷けます。

どんな『テーマ』でも相手に『伝える』状態にしておく

エクセル1は、あらゆる『テーマ』に使えます。
それが故に
、こんな『勘違い』が起こるそうです。

『自分さえ分かればそれで良い』
『相手に伝える必要なんてない』

この勘違いについては、すごく共感できます。

僕も、『テーマ』によっては、
相手に伝えられる状態を目指さなくても良い。

例えば、目標設定、欲しいものを買うべきかどうか。などなど
別に、相手から求められてる訳でもない情報や個人的な思考整理について。

それらがテーマになったときは、伝える相手が不在で、自分が満足するための
情報整理と考えのまとめ作りなので、個人的なテーマでは、伝えなくても良い。

そんな風に考えていました。

紙1枚学習法では、相手に『伝わる』かどうかが全て。

Chapter02で、お伝えした考え方についです。

相手に伝わるかどうかで、全てが決まります。
じゃあ『なぜ、人に伝える事が大事なのか?

こういった、『テーマ』で書かせて頂きました。
こちらのnoteでしたね。

相手に『伝わるか』どうかが、全てだと述べる根拠となる
大切な理由は、大きく分けて2つあります。

1つめは、『人に説明する事で、自分が深い理解を得られるから』
2つめは、『勉強する目的を果たす事ができないため』

どんな状態でも、相手に伝えられる状態を目指す理由は、
1つめの理由である、『自分が深い理解を得るため』です。

2つめの理由のほうは、今回の話とは関係ないので、省略します。
話の流れとして、挙げましたが、今は無視してください。

浅田すぐるさんの書籍にも、書かれていましたね。
『人に説明できる』ようになれば、自分が理解できている証拠だと。

トヨタ時代の上司の方のお話が印象的でした。

急に呼び出された上に、担当業務でもない仕事を完璧にわかりやすく
解説したあのお話です。

(省略)

「どうしたら、そんな受け答えが毎回できるようになるのですか?」

上司からの答えは、シンプルかつ本質的なものでした。
「自分はいつも、いざ人に聞かれたら説明できるように、物事を理解している」

出典:すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法より
   「アウトプット力」が高いトヨタの上司は、「聞き方」が違った!

このように、自分が理解するためには、
伝える相手とテーマを先に決めます。

自己満足型の学習から、他者貢献方の学習に切り替えること。
これが、誰よりも『深い理解を得る』ために必要な学習方針です。

相手の為に学ぶと、結果的に自分の為になります。
そこを目指して理解しておきましょう!

これが、紙1枚学習法の根底にある世界観です。
この世界観は、どんな『テーマ』を扱うにせよ、守らなければなりません。

自分の為だけに「まとめた」情報は、うまく活用できない

では、ここで、もう一度先程のお話に戻しますね。
誰かに『伝える』必要性がない『テーマ』を扱った場合ですね。

例えば、自分の個人的な夢や目標などについて。
それを情報整理して、考えをまとめて紙に書き出しました。

そこから、人に『伝えない』で、自己完結してしまったら、
どうなるでしょうか?

恐らくですが、学んだ事を上手く活用できずに、
そのまま朽ち果てて行くと思います。

なぜか?

相手に伝える為に学ぶ。

この視点が欠如すると、
そこまで一生懸命に取り組む必要性がありません。

なぜなら、自分が分かれば良いので、OK!
たぶん、こういうことでしょ!

わかる!
うん、わかるよ、理解できたぞ!

情報を整理して、思考整理を行って、勉強を止めてしまう。
これだと「わかったつもり」になる、危険性が非常に高まります。

画像1

自分がわかればそれで良いやん!
この感覚は、学びが、雑になります。

この、例えが正しいかわかりませんが・・・例えます。
例えば、誰か大切な人へのプレゼントを思い浮かべて下さい。

誰かに何かを贈答する為に、買い物に行きました。
そこで、店員さんに、包装は、どうしましょうか?

リボンやメッセージカード などは必要ですか?
このように、聞かれたとします。

そうしたら、相手のことを思えば、できるだけ綺麗に
包装してもらいたいと、考えるはずです。

そのプレゼントが、相手の誕生日などの大切な記念日なら、
もっと、喜んでもらえるようなサプライズを考えたり、綺麗なレストランに
行って帰り間際に渡すなど。

渡す方法などについても考えるはずです。
どうせなら、相手に喜んで貰いたいので。

画像2

じゃあ、これがもしも、自分用のプレゼントだったら?

そこまで、サプライズを考えたり、綺麗にリボンをつけたり、
メッセージカード を手書きしたりはしないと思います。

店員さんに聞かれても、このように答えると思います。

「あっ、別に良いです〜自宅用なので〜(⌒▽⌒)」

これが、丁寧さに繋がってきます。

相手を想定しているかどうかで、
その工程をより丁寧にするようになります。

画像3

じゃあ、もう一つ例を出します。

あなたは、夜にお腹が空きました。

「あ〜あ・・・お腹が空いたなー」
何か食べたいなと思い冷蔵庫を開きました。

しかし・・・残念!
冷蔵庫の中身は、空っぽです。

しょうがないと思ったあなたは、スーパーやコンビニで、
お弁当やお惣菜などを買い求めに行きました。

こんな風に、突発的にお腹が空いた時に、
もし、自分1人しかいないなら、簡単にすませると思います。

じゃあ、もし同じ状況で、自分以外の誰かが居たらどうでしょう?
同じように、コンビニ弁当で済まそうと考えますか?

まあ、それは、相手の人との関係性や距離感にもよりますが、
恐らくは、ちゃんとした物を用意しないとなっと考えるはずです。

何か出前を取るのか、それとも食べに出かけるのか・・・

画像4

自分じゃなくて、『相手のために

この思考パターンに切り替える事ができれば、いろんなことを考えたり、
丁寧に工夫を加えたりせざるを得なくなるんです。

僕が今こうして、例え話を考えているのは、これを読んでくださる
皆様がいらっしゃるからです。

もしも、僕しか読まないんだったら、こんなに例え話を考えたり、
こんな丁寧にまとめ記事を書いていません。

・もっと分かりやすい言葉はないだろうか?
・ここの部分の説明は、これで伝わるのかな?
・あれ・・・?この話の前提となる〇〇について、伝えてたっけ?

こんな風に思考が働くことは、恐らくないでしょう。

こんな感じで、『誰かのために』という貢献型学習を行えば、
間違いなく丁寧に、勉強するようになります。

そして、ある種の責任感が生まれるので、自分から、
能動的に学習に取り組むようになるはずです。

画像5

何かの実験でも、こんな話がありました。

Aグループには、自分の為だけに勉強して下さいと伝え
1週間テスト勉強をしてもらいました。

Bグループには、1週間後に、初心者の方に、今話す内容を
教えてもらいます。

なので、ちゃんと今日学んだことを1人ずつ指導してもらいますので、
しっかり頭に叩き込んで帰って下さいね。

こんな風に、伝えました。
1週間後、まったく同じ問題を、A、Bチームに解いて貰いました。

さて、どちらの方が成績がよかったでしょうか?
そうです、言わずもがな、答えはBチームの方が平均点が高かったそうです。

この話は、どこで聞いたっけなぁ・・・
そう思って調べたら、Kindle版の本を買ってました。

せっかくなので、参考にした実験の話を掲載しておきます。

人が何かを学ぶ場合、どれだけ記憶に残りやすいのか、
どれだけ定着するのかを方法別に調べたところ、効果が低いほうから順に
「講義を受ける、人の話を聞く」「読む」「視聴覚教材を使う」
「実験機材を使う」「グループ討論」「体験型学習」、そして最も効果が高いのが「他人に教える」という結果になっています。

人に「教える」のがいちばん学びの効果が高いのです。
ロンドン大学の興味深い研究があります。

あるものを暗記してもらう実験で、最初のグループには、
「これが終わったあとにテストをしますので、暗記してください」と言います。

もうひとつのグループには、「これが終わったあとに他の人に教えてもらいますので、ちゃんと記憶しておいてください」と言います。

同じ時間をかけて暗記してもらった結果、
両方のグループに同じテストをしました。

結局、「教える」ことはしませんでしたが、
「教えてもらいます」と伝えたグループのほうが高い得点をとったのです。

人に教えることを前提に勉強するだけで、記憶力がアップして学びの効果が上がるということです。

出典
著者: 樺沢紫苑

タイトル 学びを結果に変えるアウトプット大全
62教える1 自己成長に最も効果のあるアウトプットより

樺沢紫苑. 学びを結果に変えるアウトプット大全 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2115-2121). Kindle 版.

樺沢紫苑. 学びを結果に変えるアウトプット大全 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2122-2125). Kindle 版.

まとめ

予想以上に長くなってしまったので、今回はこれで終わりにします。
今回したお話は、2つです。

1つめ、エクセル1という型は、紙1枚学習法の基本にして、
あらゆる場面で使える、万能ナイフのような存在です。

2つめ、どんな『テーマ』を扱っていても、人に伝える状態にする。
他者貢献型の学習に切り替え、懇切丁寧に、積極的に勉強して理解を深めよう!

今回の話は、ザックリ書くとこんな感じでした。
次回は、いよいよ、実践編の中身について触れていきます。

優先順位の付け方、人の話を、わかり易くまとめる方法。
これらを『エクセル1』を利用して、どうすればできるのか?

それについて、実践してレポートをまとめていきます。

もし、少しでも読んでみたいなっと感じて下さいましたら、
次回の内容も、お待ちくださいませ。

それでは、また次回へ続きます。
後編でお会いしましょう!

ここまで、ご覧くださいまして、ありがとうございました。
みなさん、さようなら〜またね!

こちらの記事もオススメです!


いいなと思ったら応援しよう!