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ドイツ語クラスで見つけた、私の中にあるステレオタイプ

こんにちは、あいじゃんです。
相変わらず10℃未満の日が平気であるライプツィヒよりお届けしております。

来週には、あったかくなるらしいんだけど…そんなまやかしにはだまされないぞ!と、期待して裏切られたときの自衛本能が日に日に強くなっていく海外暮らしです。

さて今回は、自分はわりとフラットに偏見なく物事を見ていると思っていても、意外と陥りがちなステレオタイプについて書きたいと思います。

いま、ドイツ語の語学学校に通っていて、ヨーロッパ、アメリカ、中東、アジアと実にインターナショナルなクラスメイトを日々切磋琢磨しているのですが。その中で気がついた自分の中にあったステレオタイプはこんな感じ。

1.イタリア人はうるさい
当然ですが、完全に個人によります。「海がない夏なんて、夏じゃない!」とのたまうヴァレンチナみたいなイタリア人もいれば、「日焼けしても赤くなるだけ…運動も好きじゃない」というエリザベッタみたいな人もいます。あとイタリア人はフランス人同様英語がヘタなことでも知られてるんですが、エリザベッタに関してはとても上手。ちなみにフランス人も若い人はみんな英語とても上手に話します(じゃないと仕事ないし)。

2.アラブ系はみんなムスリム
これ、本当に怒られそうな話なんですが。ある日、休憩でトイレに行ったら、ちょっとしたスペースみたいなところに布をひいてお祈りしている人が。「あ〜今お祈りの時間なんだ!」と思って、クラスメイトのイラン人に聞いたら「たぶんそうだね…でも俺クリスチャンなんだ」と言われ。「あ、そうなんだ」とその時は流してしまったけど、失礼だったかな〜と後々後悔。あまりにも直接「あなたの宗教は?」とか聞くのも微妙だけど、かといって中東出身、見た目もアラブ人=ムスリムっていうのは思い込みだったな〜と反省。

3.ムスリムのスカーフはおしゃれ
これもまた、やっちまったな〜って感じなのですが、クラスメイトのムスリムの友人はいつもきれいなスカーフ(ヒジャブ)をつけているので、「いつもかわいいね!」とオシャレをほめるような気持ちで言ってみたのですが。そしたら「ありがとう、でもこれ好きじゃないんだ…」と答えが。これはかなりビックリしました。ムスリムとして生きてるからには、スカーフも受け入れて、オシャレとして楽しんでいるものとばかり思ってた…。でもそりゃいつでもつけなきゃいけなくて、一目でムスリムと分かるのはいい気持ちのするものでもないのかもしれないなぁと。

4.ドイツ人は真面目
基本的には真面目だと思うけど、ドイツ人だって羽目を外すし、ビール飲んで酔っ払って高田馬場にいる大学生みたいになるし、ビーチでは堂々ヌードをさらけ出しちゃったりします!!このへんについては、また詳しく書きたいと思います。

5.アラブ人は不真面目
これもめっちゃ失礼だと思うけど、ドイツ人と逆でアラブ人はてっきり不真面目なのかと思ってました。なんかズルとかして(悪い意味というよりカオスな感じ)、ガヤガヤ騒がしそうなイメージ。でも、少なくとも私のクラスにいるアラブ人たちは、みんなすごく一生懸命で、通学のトラムのわずかな時間でもアプリで単語を覚えたりしていて、自称真面目(?)な日本人よりよほど努力家です。あと非常に情に厚い。今まであまり接することのない文化だったので、日々いろいろな発見があって面白いです。

まぁこんな感じで、ザッと思いつくだけでもけっこうあるのだけれど、これからも「自分は偏見を持ってない」と思うんじゃなくて、知らない間に持っていたステレオタイプに気がついたら、そのたびにそれを受け入れていきたいなと思います。こういうバイアスは、国や人種だけでなく、あらゆるジェンダーや年代にもあるものだと思うので、違いを楽しみつつ、私は許容していきたい。

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