ドイツ語6週間目、超インターナショナルなクラスメイトたち
前回日記を書いたときは、ドイツ語を習い始めて3週間経ったところで、今は6週目が終わったところです。
5週間が終わった時点で、一応A1.1は修了。続いてA1.2になるのですが(テストは特になし)、先生もクラスメイトもほとんど変わらないので、相変わらず楽しく学校に通っています。
ヘッダーのネコは、家を出る時間によく見かける子で、ネコアレルギーだけどネコ好きな私はホクホク。そして本当は他の写真ものせたいのだけど、PCの調子も悪く、家のネットの調子も悪く、noteの調子も悪いみたいで、もう仕方ないのでシンプルに徹したいと思います。
前にも書いたとおり、非常に多彩なバックグラウンドを持ったクラスメイトたちなので、ちょっと長くなりそうですが、紹介していきたいと思います。
まずは、スペイン人のアルバ。
家に食事に行ったり、ブックメッセやギャラリーのオープニングにも行ったり、プライベートでも仲良し。現在博士号取得中(なんと7年目!)で、夫のドミトリはオランダ人でライプツィヒ大学の先生をしているアカデミックカップル。アルバは私のひとつ上の33歳で、ドミトリは49歳の年の差カップルだけど、とても仲良し。そして彼女の友人でライプツィヒのコンテンポラリーアートミュージアムで働いているヘレナを紹介してくれ、私たちはヘレナとも仲良しに。まぁそんなこんなで、家族・友人ぐるみでとても楽しく頼れる人を見つけられてとても嬉しい。ただアルバは博士論文が大詰めらしく、A1.2はパスするそうで、今はクラスメイトではありません。
いきなり長くなったけど、気を取り直して。
リビア出身のアブダラ。
アラビア語と英語を操り、今も昔も薬局で働いている(薬剤師さん?)。端正な佇まいで頼れるお父さん的な存在。ドイツ語もクラスで一、二を争うほどできる。そしてアラブ系はみんなそうなんだけど、すごく面倒見がよくて私とかがちょっと分からない顔してると、横から英語で教えてくれたりする。娘がいる。
イラク出身のミラン。
アブダラと仲良し。まぁまぁ若いけど、年齢不詳。子どもはいたような…うろ覚え。英語が少しわかるみたいで、いつも分からない単語とかを教えてくれる。書いてて気がついたけど、情報がなさすぎるからもっと話そうっと。
シリア・アレッポ出身のアフマッド。
白髪のおじさん。ジャムおじさんをアラビアンにした、みたいな雰囲気。とても人懐こく、いつもニコニコ笑顔でとても癒やされる。私の消えるペンをいたく気に入って、すごいすごいと喜んでいた。子どもが三人いて、ギターが上手だそう。アブダラと仲良し。
イタリア人のエリザベッタとヴァレンチナ。
エリザベッタはHGBというアートスクールの学生で、まだ21歳。エラスムス(EU内の交換留学制度)でミラノから来ている。私の友人でもあるヨアヒムのクラスをとってるみたい。非常に真面目でわきまえていて、イタリア人っぽくないといえば、ぽくない。でも人はいろいろだからね。北と南でも違うのかも。
対してヴァレンチナは、ヤンチャ全開。しばしばへそ出しルックで学校に来るし、大荷物だな〜と思ったらボクシングを習っているとか。ジェノバ出身で、「海がない夏なんて夏じゃない!」とか言ってた。イタリアンレストランでバイトしながら、ドイツ語を学んでるらしい。いつも急に歌いだしたり、おもむろにみかん食べ出したりするから、若いって自由だな…って思ってたら、意外にも27歳とまぁまぁ歳いっててビックリ。一般的にイメージするイタリア人(笑)
ギリシャ人のクリスティーナ。
いつも顔色わるくアンニュイ…そしてややネガティブw ギリシャレストランでバイトしてる。おそらく自国に仕事がないからドイツに来たみたい。でもドイツは好きじゃないし、ドイツ語も好きじゃないんだそう…(ネガティブw)。けど休憩のときいつもお菓子くれて、あまるとなぜか全部私にくれる。デブキャラ扱いされてんのかなぁ??
中国人のチャオ
ライプツィヒで研究者をしてるらしいチャオ。同い年。とても真面目。オランダの大学に三年間通ってたことがあるらしく、ドイツ語もけっこう上手(ドイツ語とオランダ語はマジ似てるらしい。アルバの夫ドミトリ(オランダ人)はドイツ語ペラペラ)。たまに会話の中で彼女の話が出てくるんだけど、詳細は不明(私の聞き取り能力不足のせいw)。
アメリカ人のアンドレア。
テキサス出身の美人で、いかにもアメリカン人っぽいアンドレア。ドイツ人の夫と結婚して移住してきたけど、夫とも英語で会話するからか、クラスの中でもレベルは下の方。言葉につまるとすぐに英語になるので先生にも「今の全部英語だったよね…」とか突っ込まれてる。超アメリカンだなって思うのは、一度一緒にミートアップに行ったときに、パキスタン人に「(自国に)ネットはあるの?」って聞いたりしてたこと。この自覚のない無知ゆえの失礼さがアメリカだなって思っちゃう。同じく「アメリカ人は国内に見るところがたくさんあるから、海外にはあまり行かない」とか言ってて、いやそんなの他の国だってそうだし、ただ単に英語が通じないとこに行きたくないだけでしょ?と私は思った。アンドレアについては、他にも色々あるので又の機会に。
同じくアメリカ人のブライアン。
元米兵で、今はドイツ人と結婚して6ヶ月の娘がひとり。ライプツィヒ空港で働いているけど、夜勤だからすごく大変そう。しかも休みがめっちゃ少ないらしい。彼もいい意味でとてもアメリカンで、ちょっとしたジョークとか仕草がなんかとてもチャーミング。日本にも横田基地とか嘉手納に数日滞在したことがあるそうで、六本木で夜遊びしてたみたい。彼にとって東京で一番大きな街=六本木。でも人が多すぎる!とか言ってた。釜山にも一年いたそう。
イラン人のバフマン。
何度かトラム乗り場であって、家が近いことが判明。それをすごく喜んでいた。一生懸命私にいろいろ話してくれるんだけど、半分もわからず…w奥さんと息子と娘が一人ずついるけど、今はまだイラクにいて、来年ドイツに来るそう。長い白髪を後ろに束ねていて、ちょっと浮浪者っぽいけどいつも清潔だし、顔も一見険しいんだけど、アフマッドと同じで笑顔がとても素敵。
同じくイラン人のナジール。
そこそこいい年(髪はオールバックにしてるけど、ちょっとバーコード)なんだけど、なんかイタズラっ子ぽくて、なんとなくヴァレンチナに似てるかも。ドイツ語はけっこう上手で、ペルシャ語で他の人に教えてあげたり面倒見がいい。というかアラブ人はみんな超世話好き。たまにちょっと迷惑だけど、彼らのそういうところ嫌いじゃない。
アフガニスタン人のロヤ。
はじめに話したのがロヤ。いつもスカーフを頭に巻いていて、とても清楚な感じ。いつでも誰にでも敬語。27歳くらいだけど、4児の母です。料理も上手で、いつも私たちに葱餅みたいなお菓子を焼いてきてくれて、私はそれが大好き。先生も好物みたいで、私たちとは別に彼に焼いてきてあげてて超やさしい。アラブの女性も同じく世話好きで尽くし上手な感じ。たまにドイツ語でメールをくれる。お料理習いたいな〜
シリアはクルド出身のシャザー。
肝っ玉母ちゃんって感じの風貌。覚えるのが遅いけど、いつも一生懸命。ある日、見た夢の話になって「街が爆発した」とか笑顔で言ってて、全然笑えないけど、他のアラブ人たちは普通に笑ってて、この人たちすげー!と思った。なんていうか、強い。つらいこともたくさんあっただろうけど、いつも元気で頭が下がる。みんなドイツで幸せになってね、といつも願わざるを得ない。
ベトナムの尼さん、タントゥー。
小柄で剃髪、いつも謎のローブを着ているタントゥー。聞くと、仏教のなんとかって一派の僧侶なんだそう。ライプツィヒにはドイツ最大のベトナム人コミュニティがあるので、その関係だと思うけど、5年前にやってきたとのこと。既にB1かB2まで終わらせているそうで、なんで今さらA1にいるのか分からない人No.1。家もどうやら近いらしいんだけど、プライベートがマジ謎。
他にも早々にリタイアしたイギリス人のジェイミーとか、何ケ国語も話すルーマニア人のオーロアとか、同じくルーマニア人でウェスティンホテルに勤めているちょっと変わったダリーとか、一瞬来て消えた人も何人かいるけど割愛。
まぁこんな感じの個性豊かなメンバーで毎日勉強してます。
それぞれの発言とか、クラスでの出来事とか面白いので、またちょこちょこ更新していきたいと思います。