イルミネーションJS
コースについて
中山の障害コースを順回りに2周。
3角側からスタート、障害は
生垣→水ごう→生垣→生垣→バンケット→竹柵→バンケット→生垣→水ごう→生垣→生垣→バンケット→竹柵→バンケット→生垣
と飛んで直線は芝コース、障害なし。襷はないがバンケットを4度通るのが大きなポイントか。
傾向
内外
内3番までで4-2-4-17/27と内優勢。襷での入れ替わりもないコースで2周するだけあって内ベターも、外が極端に不利になっている様子までは見られない。
脚質
中山の障害コース、3570mという距離ありスタミナが必要。それでも順回り2周で逃げ馬の成績は良いし、差してくる馬には厳しい条件。
騎手
昨年勝利の五十嵐騎手をはじめ4騎手が2勝ずつ。上位騎手の騎乗馬が順当に好走。ほかで注目は19年、20年と続けて穴馬を好走に導いた草野騎手は、後ろからのことも多いがタフさを活かせるタイプ。今期は特に好調でもあり注目。
斤量
殆どの馬が60キロで出走はしてくるものの、斤量を背負った馬が2/4好走している点は注目。
前走
前走クラス
未勝利からも3好走出ているが、5歳以下の若い馬だった。重賞組が好走率的には優秀も、OPで斤量かかわらず4着以下の馬から2勝3着4回と巻き返しも。OP好走から連続好走は、新潟・東京・京都・小倉のたすきなしコースから。
前走レース
秋になり特別レースも多く、ローテは多彩。前哨戦ではあるものの、どちらかというと使った馬の臨戦が多いのも特徴。
京都開催の京都JSは1-2-2-5/10。好走馬前走着順が②③⑤⑧中止。
東京HJからはサナシオンが連勝も、巻き返しも多く。
清秋JSは好走馬いずれも大きな着順だが、いずれも前走2人気以内だった。
各馬雑感
ロックユー
西谷騎手らしく初戦は控える競馬も、2戦目で逃げて未勝利対象格のトーセンオリジン(3着)に4秒差勝利、昇級初戦もかっ飛ばすフィロロッソの離れた番手から勝利で連勝。3.4着にメイショウハチクやワンダークローバーというOP中堅どころが並ぶ中で、それらに1秒6以上つける勝利だった。荒削りだしそこまで強い相手とは戦っていないものの、パフォーマンスの派手さあり、素質は光る。
ジェミニキング
超好メンバーの阪神SJを制するも、今回は怪我明け。スタミナやタフさが持ち味で、不良馬場の清秋JSの勝利や中山新春の3着があるように中山は得意なタイプで、ところどころ不安定になるときもある飛越が鍵。今回は久々でどこまでできているか。本線は次。
トゥルボー
重賞2勝馬が、2年ぶりの平地をたたいて再入障。再入障の試験は前走の前に受けすんなり合格。実績最上位クラスも、これだけ間があると未知数な面が大きい。
エクスパートラン
3戦目で未勝利突破し、久々かつ昇級戦の前走は10着。平地OP馬の脚はあるも、未勝利のパフォーマンス含め、さらなる上積み必要か。
アサクサゲンキ
前走はバンケットをうまくこなし、勝ちかけたところを強襲にあった。小倉巧者のイメージが強いが、イルミネJSを2年連続好走中でもあるリピーター。じわじわと位置を上げるタイプでポジション鍵。一時の勢いこそないが、近走の感じまだまだやれる。
ナギサ
常々言っているだ、58キロ森一馬で出られるここに来たこともあるだろうし好感。前走は京都名物バンケットの下りが一息。早めに来られるレースも厳しかった。飛越は確実で(普通の)バンケットもこなせ中山は向く。今回前目の馬は多めになるが、押切り狙いで。
タンジェントアーク
平地未勝利馬、OPでは一息も前走を見る感じ血統的に向いたのもあるだろうが、クラス慣れもしてきたような追走や飛越が見られたし、新潟→中山替わりは間違いなくプラス。去勢明け3戦目も込みで注目も、タフ展開で。
サイード
未勝利、OPと連勝もメンバーに恵まれた感もあったか。ソラを使う面もあり見た目に強さがわかりやすくはないタイプ。初重賞の前回は一気に相手強化の中で7着と、相手なりには走れる馬。飛越もうまく、クラス慣れでどこまで。相手関係は楽になる局面。
ワンダークローバー
タフな展開で浮上すると読んだ前走秋陽JSではその通りのレースで3着。レコード決着をよく差し込んできた。平地力△もスタミナあり、中山替わりは歓迎。飛越はまちまちで、他馬次第の面が大きいが、ナギサやニューツーリズム、スヴァルナなど前目で運ぶ馬に早仕掛けしそうなロックユーなど、タフな展開になれば再浮上も。
スヴァルナ
未勝利→OPと連勝。平地3勝Cの脚がありつつ、昇級初戦の前走も前に行けていた点は評価が高い。未勝利勝ちのパフォーマンス高く、立ち回りや飛越のセンスも感じられる。前走よりもうひとつレベルの上がる今回、どこまで。
レザネフォール
平地OP馬で未勝利一発回答、昇級戦善戦もそこからは早々に脱落する競馬になってしまっている。飛越もぼちぼち。どこまで。
ショウナンサルヴォ
未勝利一発突破も、OPではテーオーソクラテスの2着などはあるものの勝ちきれない面は否めない。平地未勝利馬かつ飛越も無難…という感じ。近2走はガス欠のような格好から休み明けでどこまでリフレッシュできているか。
ニューツーリズム
重賞で2連続好走中。レコード決着の新潟JS、タフ馬場かつ(パフォーマンスを落とした馬が多かったとはいえ)ハイレベルだった東京HJと異なる質のレースで続けて来ているあたり充実していそう。順周りコース実績はあるが中山対応ポイント。この馬としては外からスムーズに出していける方が良い。控えるイメージの草野騎手との初コンビだが、最近の草野騎手ならそういう競馬もしてくれるか…?。前目多い組み合わせは鍵。
ブリヨンカズマ
中山の未勝利を突破しての昇級戦。平地は1勝も、飛越センスは未勝利段階ではありそうで、スタミナも見込める。前走は未勝利としては流れたレースも、本馬は中団からでOP慣れが鍵。
コンセプト
オッズ的にはロックユーこそ抜けているが、その下が混戦模様。そのロックユーにしてもパフォーマンスや素質が光るもののここは一気に相手強化。最内枠、大きく減った体重も含め鍵。極端に太くは見えないがニューツーリズムが過去最高馬体重。ここで候補はアサクサ、スヴァルナ。内を引いて立ち回りもうまいアサクサを、オッズ考慮して上位に。以下前で耐える候補はスヴァルナ、地力上位の②③。穴(というほどのオッズではない)は前崩れで再度出番のありそうな⑨あたりか。
予想
◎アサクサゲンキ
〇スヴァルナ
▲ジェミニキング(この人気なら単もあり)
☆ワンダークローバー
✕トゥルボー
△①⑥⑦⑧⑫⑬