三木ホースランドパークジャンプステークス
コースについて
障害コースの向こう正面スタート、逆回り1周したのちタスキを経て順回り。最終直線は芝。
生垣→生垣→生垣→水ごう→生垣→生垣
→(襷)GW→竹柵
→生垣→生垣→生垣→直線芝ハードル
騎手
過去10年4勝の高田騎手不在ともあり、とりたてて得意にしている騎手もおらず。
斤量
60キロ馬が中心も、好走率で62キロが高いあたり、実績馬はしっかりと。
前走
開催日程が重賞やJG1の前哨戦となるレースなどのはざまというところで、OPからの転戦馬がメインで。そこで上位に来るレベル感で足りるライン。
各馬雑感
ドンカルロ
昇級戦の前回は出遅れ中団後方から内立ち回りもブービー。未勝利ではオールザワールドを下し、5着馬まですべて勝ち上がりのハイレベル。平地力はやや劣るが飛越はしっかり。
スワヤンブナート
昇級戦の前回は、好位から早めに踏んでいってオールザワールドの2着。未勝利はエンデュミオンとゴールドパラディンを下し。飛越は常に確実。全回負けた相手もいるが斤量差は付き。
ニューツーリズム
前走春麗JSを3着。昨年夏以降競馬の幅を広げてきている印象で東京HJ、春麗JSと差しに構える競馬で好走。テンのあまり速くない馬だけにこれができるのは大きい。再度内枠なら同様の形か。実績感は最上位で。
オールザワールド
初戦2着は掲示板組すべて勝ち上がっているレース。2戦目、昇級戦の前回と連勝し、とくに前回はハイパフォーマンス。飛越も上達し、元々の平地力も上々。勢いにも注目したい素質馬。
サイード
OP勝利、前走は牛若丸2着で相手関係も考えるとこのクラスなら実績上位。飛越安定し、距離も伸びるより詰まる方が持ち味が生きてきそうで、勢いのある素質馬もそろうが、地力は確実で一発があっても。
ブレッシングレイン
休み休み使われていたが今回は叩き2戦目。実績を考えるともう少し上は存在するとはいえ、もともと初戦でミッキーメテオらを下した素質馬で、順調に使えたことによる上昇には注意しつつ。
タマモワカムシャ
前回は前半で前に詰まって位置を下げつつも、外から長く伸びて2着。平地力は一息で先行して…というタイプではないが、飛越の安定感や持続力は高く、引き続きのコンビに期待。
フィロロッソ
秋陽JSは逃げの手も後半ミスして下げる。勝ち上がった初戦、カラ馬に絡まれ相手がロックユーだった2戦目と内容は評価できるもので、うまく立て直し効けば。
ハーツシンフォニー
OP除外から大障害に出た前回。不利を受けつつ、中団から中京の固定障害を好走した3走前は評価したいが、勝ち馬がただ強かった組っぽさはあり。やはり新潟あたりで見たい。
タイキフロリゼル
22年のこのレース覇者で舞台的には問題ないし、1年を超える休みから3戦と確実に内容も結果も良化傾向。やや飛越に課題は残っているものの、特に前が厳しくなるレースなら注目。
エンデュミオン
勝ち上がりに4戦要したとはいえ、戦ってきた相手関係もなかなかのもの。先行力と平地力はあるがもうワンパンチ足りない印象はあったが、前回1秒差つけたブリヨンカズマ&ゴールドパラディンも、OPの中では決して弱い相手ではない。大外枠の立ち回りや、スワヤンブナートとの比較がポイントも、力は十分。
予想
コンセプト
このレースとしては素質馬もそろった印象。特にキャリアの浅い勢いのある馬が複数いて、難しいレース。その中で実績ならニューツーリズムとサイードか。本命は安定感と先行力を買ってエンデュミオン。大外枠から位置をどうとるかはポイントも、絶対逃げないといけない馬ではなく、阪神ならリカバリーも。状態もよく見える。終いの速い脚というタイプではないので、ある程度引き締まりそうなメンバー相手の方が動きやすいかも。オールザワールドもパフォーマンス高く、同様の流れも向く。スワヤンブナートは◎に勝利し。実績馬2頭も立ち回り巧く。楽しみなレース。
印
◎エンデュミオン
〇サイード
▲スワヤンブナート
☆ニューツーリズム
✕オールザワールド
△⑦⑧⑩