春麗JS
コースについて
主なデータは同コースで直近に行われた牛若丸JSの記事から。以下主要なポイントのみ抑える。
内外・脚質
冬コクは外目の枠の好走もそれなりに出ている。かつ開催最終盤と来て内が死んでくると、枠はともかく道中で外を通して押し上げてくる馬の台頭も。
騎手
牛若丸JSは上野→小牧加→蓑島で決着。今年の残り2レースは上野&森両騎手が勝利。今回騎乗する騎手では森騎手&ローカル巧者の小野寺騎手が好相性で。
過去3回のデータから
このレースが中山から小倉に移ってきての過去3回のデータから。
牛若丸JSをはじめとした、同コース(小倉3390)の上位馬が中心。その下も小倉滞在組。未勝利組からは1/8好走、重賞は0/3。
各馬雑感
ブラックボイス
前回は実績馬こそ少ないが素質馬そろいのメンバーを昇級戦で勝利。その分どこまで評価するかは難しいものの、飛越も問題なくこなし、スタミナもあるタイプだから距離伸びて良さもでそう。連勝中の勢いもあり。
タガノベルマネンテ
22年夏、道悪の小倉でメイショウアツイタ、スーパーフェイバーをぶっちぎって勝利。末は安定しているので、そこまでの過程の折り合いや飛越をクリアできれば。タフに突っ込んでくるタイプで。
ニューツーリズム
メンバーの揃った東京HJで3着と高速新潟専ではない力のあるところところを見せたし、昨年のこのレースは4着。久々の伴騎手戻り、そして久々の内枠。スタートに不安があるので道中で押し上げる形でスタミナ勝負に。
スヴァルナ
未勝利、OPと連勝し前回イルミネJSはロックユーの飛ばす展開を離れた馬群の前から運んで4着。特に2走前は次走でOPを勝つナリノモンターニュに1秒差の完勝で、未勝利勝ちもレコードに迫るタイム。このメンバーならある程度前つけはできそうで、飛越は上手く持ち味の先行力を生かし。
アサクサゲンキ
小倉SJ連覇などもある生粋の小倉巧者だが、冬の時期もOP勝ち、牛若丸JS2着の実績がある。昨年のSJこそ4着と3連覇はならなかったが、京都JSは後に大障害3着のエコロデュエルの強襲にあうも差のない2着、前走もロックユーのレコードと僅差の2着と素質馬相手にまだまだやれるところを見せている。安定感は言わずもがな、鞍上は一皮むけた印象もありリベンジも。
シングンジョーイ
OP7着からの連闘。昇級の素質馬が圏内独占というレースで一定レベルもありそうだが、この馬となると水沼騎手だが減量なし。渋れば。
ロードトゥフェイム
入障戦で勝利を挙げると、以降も圏内を外さない安定派。前回は水ごうでミスも、飛越は上手いタイプなので大きく崩れない。昨年の「賞金を積んで来年に向けて準備を」という発言やローテからも本番のGJに目は向いていそうでここもしっかり結果を出したい。戦ってきた相手もなかなか。60キロなら。
ジューンベロシティ
重賞2勝、JG1⑥⑤着なら61キロとはいえ十二分に威張れる。スピードを活かしたいタイプで本番よりは短縮の今回がベター。気がかりは最終週+週中に雨が続いた冬コク。昨年稍重の2着や、位置取りこそ後ろになったが末を伸ばした東京HJがあるようにドロドロにならなければ対応可も、本質的には速い馬場が良い。そこさえクリアすればまず問題ない。
マイネルヴァッサー
10歳、入障57戦目にしてJG1初出走は大きな着順となったが、22年このレースの覇者で昨年小倉SJ3着という得意舞台。出走のたびに触れているが小倉に限らず福島など「襷のあるコースで小野寺騎手が騎乗」した際は(前走の大障害コースをカウントしないと)3-4-2-0/9とまるで崩れていない。明け11歳を迎え近走大きな着順は気がかりとはいえ、条件不適と捉えればここでは要注意の存在。
タイキフロリゼル
繋靭帯炎で1年以上の長欠+転厩を挟み3戦目。22年の牛若丸3着という適性はあるし三木ホースランド勝ち、強いメンバーの東京JSで2着ホッコーメヴィウスとはそう差のない6着。骨っぽいメンバーが揃ったとはいえ復調さえすればというところだが。
予想
コンセプト
OP特別ながら重賞級のメンバーがそろった一戦。冬コク最終週かつ雨残りの馬場(レース前に稍重までもどっているが)とあって一層難解に。
迷ったが◎ジューンベロシティは高田騎手に変わるがこれは既定路線で本来の主戦。昨年稍重のこのレースをこなし(最内・出遅れから好位、鼻出血)。迷った相手はマイネルヴァッサー。11歳を迎えた分どうかも安定感抜群のコースと鞍上で。同じくアサクサゲンキもコース巧者。ニューツーリズムは出が良くない馬の内枠も伴騎手とは手があっており、長く脚を使う形も今の小倉にはフィットしそう。
印
◎ジューンベロシティ
〇マイネルヴァッサー
▲アサクサゲンキ
☆ニューツーリズム
(△①④⑦)