ネットワークトラブル記:スイッチの故障
管理するスイッチが多くなると、意外と頻繁に経験することになるのがスイッチの物理的な故障です。故障といっても、色々なパターンの故障があるので、故障の種類と故障の判断ポイント、対応方法をまとめておきます。
スイッチ、ハブとは
スイッチまたはハブとは、複数のパソコンやサーバーなどをLANケーブルで繋ぐためのネットワーク機器です。スイッチやには、ポートと呼ばれるLANケーブルを差し込む穴があります。スイッチは、ポート同士を通信させる役割を果たします。
見た目はルーターとほぼ同じで、ルーターの方が馴染みのある言葉かと思いますが、厳密にはルーターとスイッチとは違います。ここでは、スイッチの故障を扱いますが、ルーターの故障とも被るところはあります。
スイッチ、ハブの故障の種類
スイッチやハブが故障するときには、以下のような症状が現れます。
電源が入らない
ポートが死んでいる
ポートが全部死んでいる
電源が入らない
電源が入らないということは、スイッチやハブ自体が動作していません。電源ランプがついていないことで判断できます。電源が入らない原因としては、以下のようなものが考えられます。
電源コードが抜けている
電源コードが断線している
電源コードの差し込み口が故障している
電源スイッチがオフになっている
電源供給元に問題がある(停電など)
スイッチやハブ本体に故障がある
電源が入らない場合の対処法としては、以下のようなものがあります。
電源コードを確認し、抜けていたら差し込む
電源コードを別のものに交換してみる
電源コードの差し込み口を別のものに変えてみる
電源スイッチをオンにする
電源供給元を確認し、問題があれば修理する
スイッチやハブ本体を予備のものに交換する
ポートが死んでいる
ポートが死んでいるということは、スイッチやハブは動作していますが、一部のポートだけ通信できません。ポートランプがつかないことで判断できます。ポートが死んでいる原因としては、以下のようなものが考えられます。
LANケーブルが抜けている
LANケーブルが断線している
LANケーブルの差し込み口が故障している
ポート自体に故障がある
ポートが死んでいる場合の対処法としては、以下のようなものがあります。
LANケーブルを確認し、抜けていたら差し込む
LANケーブルを別のものに交換してみる
LANケーブルの差し込み口を別のものに変えてみる
故障していないポートを利用する
ポートが全部死んでいる
ポートが全部死んでいるということは、スイッチやハブは動作していますが、どのポートも通信できません。ポートランプがどれもつかないことで判断できます。
この場合、スイッチやハブ本体を予備のものに交換することになります。
まとめ
スイッチやハブは、ネットワークを構成する重要な機器です。しかし、故障することもあります。故障したときには、ランプを見て原因を特定し、適切な対処法を行いましょう。予備の機器を用意しておくことも大切です。ネットワークのトラブルには気をつけてくださいね。
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