「お母さん、ぼく英語できないから!」4歳の子が放った一言英語を学ばせたい親が絶対にやってはいけなかったと思ったコト

息子の園の運動会が先日行われました。前日から場所取りをしてもいいと聞いていたので、夕方に息子とレジャーシートと重りの漬物石をいくつか持って運動場へ。そこには既に場所取りのために置かれたキャンプ用のテントがズラリ。沖縄ってみんなブルーシートじゃなくてテントはるんだとびっくりしたのも束の間、自分たちのブルーシートと漬物石を設置し、すぐに場所取りは完了しました。

「よっし!」
帰ろうかと気づいたら、3つほどとなりのテントで場所取りのためにテント設営している同じクラスの外国籍のクラスメイトのお父さんを発見。この運動場、今は貸切。息子と2人だけと思っていた私は少し大きめの声で鼻歌を歌っていた事を思い出す。

「Hello. How are you?」
 明日の準備よね〜なんて少し言葉を交わし、息子が運動場のトラックでリレーの練習をしたがったので、何回か一緒に走って練習をしました。

「そろそろ帰ろうか?」
と言うとあっさりいいよと言うので、帰ろうと歩き始めたのです。さっきのお父さん、1人でテント設営大丈夫かしら?一声かけてから帰ろうかと思った瞬間、私の頭の中に稲妻が走り、ひらめいたのです。

これ息子が英語を話せるチャンスじゃない。

と思った私は、息子に、
「クラスメイトのお父さんより先に帰るから、お手伝いすることあるか聞こうと思うんだけど、聞きにお話しにいってくれない?」
これもまたすんなり
「いいよ。何ていうの?」
といってくれたので、

じゃあ、
「Do you need any help?」
って聞いてきてくれる?
と2.3回ゆっくり練習してお友達のお父さんのところまで走って行きました。

すこし後ろまでついて行って、様子を伺うと、
「どぅー @#$=%℃」初め少し言いかけたけれどやめてしまい、勇気がなくなったのか後退りを始めたので、

思わず、
「ほらほら頑張って。言ってごらん。
言えるよ。大丈夫。言ってごらん。言ってごらん。」
と無理にうながそうとするようなことを言ってしまいました。

よけいに言えなくなってしまった息子。
私はそのお父さんに、
「He was trying to say "Do you need any help"」
と息子がなんて言おうとしてたかを伝え、息子と一緒にさようならを言いその場を離れました。その時はケロッとしていた息子の表情。でもその出来事から15分ほど経った頃、帰宅途中の車内で急にポロッと、

「お母さん、ぼく英語出来ないから。」

急なことで一瞬うろたえた私は、
「ど、どうしたん?あなたはとっても英語が上手なんだよ😊」と伝えました。

私は、どうして「Do you need any help ?」
なんて長い文を教えてしまったのだろう。
「Any help?」
だけで良かったのに。
ならきっと全部言えて、息子の貴重な英語での成功体験になっていたのではないかなと反省しています。また、言えなかった時に無理に言わせようと促したことも良くなかったな。一緒に言って相手に伝わるということを体験をさせてあげれば良かった。今後息子の英語のモチベーションをどうやって上げて自信をつけさせてあげようかと。英語を学ばせている親が絶対にやってはいけないことをしてしまったなと思いました。また、息子から今日の経験が記憶に残りませんようにと願うばかりでした。
それから1ヶ月ほど経ち、大丈夫でした。どんどん英語が好きになっていってるようにも見えます。

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