
和平のカギは史実にありて〜宇&露、建国記念の日に
米国から命がけでロシア(露国)のプーチン大統領にインタビューに行かれたのだという、タッカー・カールソン氏。
昨年までFOXニュースで政治をメインに扱う番組の司会者を務めていたジャーナリストだそうです。
日本で言えば池上彰さんのような感じでしょうか。
そのインタビューは2時間に及び、冒頭の30分を費やして、プーチン大統領はロシアの歴史について、真摯に聴き手の同意を得た上で、丁寧に語られました。
それがとても興味深く、多くは家事や雑事をしながらですが、4時間以上にわたる日本語の解説に聴き入りました。
今回はそれらの動画をご紹介させていただきます。
建国記念の日に当たり、
わたしも大切にしているつもりの「やまとこころ」の正体を確かめるためにも、
自分の国の歴史を始まりから遡って語れるということがどういうことか、インタビューの感想と併せて書いてみたいと思います。
云々カンヌンの必要ない方は、目次でインタビュー動画まで飛んでいただければ幸いです。
2月11日は建国記念の日
ということは知っていても、
多くの日本人はその由来をほとんど知らずに休んでいます(笑)
わたし的には、神武天皇のお名前が出てくればOKだと思うのですが(笑)、
「それまではどんな流れで日本という国になったの?」と、突っ込まれたら、数年前までは旧石器時代と縄文時代と弥生時代があった、くらいの説明しかできませんでした。
そのことに疑問を感じつつも、コロナ禍でいろんなものの見方が反転するまで、古代史を自ら追究するには至りませんでした。
でも、今回のプーチンさんのインタビューで改めて、
自分の国の歴史を知るということは、
隣り合う国々と、同じ地球に住む世界中の国の人々と、仲良く、少なくとも争いを避けながら、末永く平和な関係を築くためにも、
大人になればどうしても必要なんだと、確認できました。
しかし、
自分の国の成り立ちを可能な限り多面的に、正確に知るということ、
よその国でも簡単ではないのだということは、今回のウクライナ(宇国)と露国の対立に関して両国の一般の方々が投稿されている動画からも分かるのですが、
日本に関してはそれがことさらに難しい現状があります。
なんせ、この国の由来を探ると必然的に人類史を辿ることになりますし、それだけ長い歴史があれば、有史の中だけでも数えきれない紛争があったわけですから。
争いが多ければ、負けた側が保っていた事実、史実の記録を消されたり、勝った側が正しかったと思わせるようにそれらを書き換えられたりした機会が多かったということになります。
わたし自身、子どもの頃にテレビで見聞きしたことのある「黒塗りの教科書」の意味も、50年以上生きてやっと知ることができました。
子どもたちに、自分の国の正しい歴史を学ばせないようにし、争いに勝った側に正当性があったのだと、負けた国の子どもたちに教育してきた結果が、まさにわたしです。
でも、だからこそ、自分の国の歴史の真相を自ら探究していくのがこれだけオモシロイんです。
だって、
学校の先生も、殆どの国会議員も、首相ですら、そして池上さんもきっと知らない史実が、日本中の土地と限られた人々の中にひっそりと隠し守られてきたんですから。
こんなにワクワクする謎解きは、地球上には他にありません。
イノリのチカラは、この世を創造できるほどのものだということもこの数年で知りましたが、
いまの世は、戦争の映像に胸を痛め、平和を祈るだけで平和が成る状態ではありません。
この状態こそが戦争ですので、一人一人がこの世の真実を見ることが必要だと思います。
断言します。
平和の、ミロクの世界を開くいくつかの鍵の1つは、歴史の真実の中にあります。
とはいえ、
そんな悠久の日本の歴史を辿るのは大変なので、
わたしの探究の仕方は、かなりざっくりですし、大方はYouTubeと少しの本で学んだだけです。それらを家事をしながらイヤホンで聴くのが精一杯でしたから。
自らの理解で人に説明することのないわたしには、事細かに覚える必要はないと思っています。ざっくりと、大河の流れを遠くに望むように、でわたしには十分でした。
分かりやすい説明を聴いて、納得できれば仔細は忘れます(笑)。理解、納得できなければ他の説明に当たりますが、そのままにしても、流れの前後が見えてくれば解消したり、追究の必要もなくなったりしました。
特に興味を惹かれるところにこだわって追求するのも面白いですが、なんせ何万年の歴史ですから、いちいち引っ掛かっていては時間が足りません。
神様は粋です。ざっくり学ぶのに最適な、素晴らしい探究者でプレゼンテイターのYouTuberさんたちを、いまこのときに次々登場させてくださっています。この数年で、その方々の謎解き物語も終盤にたどり着いていますので、せっかちさんでも大丈夫。
そんなYouTuberさん方も併せてご紹介させていただいていますので、プーチンさんのインタビューを観てからでも、ぼちぼちチェックしていただけたら幸いです。
🌟タッカー・カールソン氏→プーチン大統領インタビュー動画
山中泉さんの解説のライヴ配信が早かったので視聴しましたが、
衆議院議員の原口一博先生が、ご多忙の中、大変な時間と労を割いてでも、ご自身が
「これは面白いし、とても勉強になるから」と、
自ら翻訳しながらご自身の深い知見による解説も加えて一人配信してくださったものが、大変興味深かったです。
現役議員によるこれほど懇切丁寧な解説は大変貴重なだと思います。
ぜひ、インタビュー開始から約30分のロシアの歴史の部分だけでもお聴きになってみていただきたいです。
まだ完結していませんので、再生リストにまとめました。👇今後配信されるものも随時追加していきます。
わたしは予備校の人気世界史講師の茂木誠先生のYouTubeで、ロシアとウクライナの歴史講義をざっくり聴いたことはありましたが、
ロシアの大統領が直接、成立前の8世紀からの歴史をじっくり語っているのですから、これを聞かない耳はありません。
カールソンさんは、はじめ、プーチン大統領の長すぎる歴史の話の意図が理解できないようでした。
だからこそ、プーチン大統領ははじめに両国それぞれの由来からの歴史認識を共有することを求められたということ、
双方向の歴史認識の共有こそが、問題解決の鍵だと、このインタビューを見る全ての人が氣づくよう促されていたのだということが、原口先生の解説で分かりました。
タッカー・カールソンさんがこのインタビューに行くことが米国で一般に広まると、帰国させるな、などの猛烈な非難を受けたということですが、それでも「命がけ」で実行された理由もこのインタビューから見えてきます。
また、お二方への敬意を持った原口先生の解説が、このインタビューの意義をより大きくしてくださっていると思いました。
2時間を超えるインタビューをご自身の知見、経験と重ねて丁寧に解説してくださった原口一博先生にはただただ敬服、感謝です。
原口先生ご自身もいま、文字通り「懸命」に、この国の根本を問うておられます。
わたしは政党というものを全く信用していませんが、そんな伏魔殿に挑むやまとこころある議員の方々は支持せずにはいられません。発言全てに賛同することはありませんが、原口先生は「侍」だと思います。将軍を護る「武士」でなく、国を護る「侍」。
日本にはまだ、侍が生きています。
🌟隠されてきた歴史を紐解くYouTube
👆こちらのチャンネル主、表博耀さんの本を読み始めました。
他にも沢山おられますが、今回は時間切れでこの辺りまでとしたいと思います。
なお、これら全ての方の全てのご見解、ご意見、お言葉に全面的に賛同するものではありません。
おわりのはじまりに
TVしか観ていなかったころにはとても尊敬していた池上さんや古舘さん、久米宏さんは、このインタビューをご覧になったのか、これをどう思われるのか、とても氣になります。
まだ日本の人口の大半を占めるわたしのような昭和生まれの大人たちに、池上さんなど特に、いまも大きな影響力を持つ方だけに。
せめて、わたしたちが鍵を探しはじめる機会を作ってくださいますように。