①僕は本当は男じゃない!?
僕は男だけど、生まれた時から今現在まで「カッコいい」なんて言われたことは数えるほど(しかもほとんどお世辞だと思う)しかないんです。
たぶん、多くの人が「だから何?」って言うと思います。ただ大人になってから分かったんですが、僕は他人より幼い頃の記憶が多いみたいなんですよ。そんな記憶の中に残ってる僕が色んな人から言われたワードのベスト1は
『可愛いね』
なんです。確かに乳幼児は(性的な意味を除いて)可愛いですよ!むしろ可愛くないわけがない!!僕は捻くれ者なのでずっとそう思ってました。
幼稚園…小学校低学年…高学年…え!?まだ言う!?!?
幼き頃の僕はちょっと怒ってました。だって男子だから。下校中に
「たいー!こっち向いてー!」
って上級生の女の子に言われて振り返ったら、上級生の女の子のグループが
「キャー!めちゃくちゃ可愛いー!!」
とか言うんですよ。もはや恥ずかしいを超えてダッシュで今すぐ帰って布団に潜りたい…顔を真っ赤にしながら『なんでカッコよくなれないんだろ…』そんなことを考えてました(今思い返すと、これだけ可愛いって言われてなんでジャニーズに拾われなかったんだ)。
その時もしかしたら、僕は男の子じゃないのかもしれない…そんなことも考えていました。
『僕は本当は男の子なのに、全然カッコよくなくて可愛い…僕は本当に男の子なのかな?』
幼いながらに色んな葛藤を覚えながら、からかってくる上級生が卒業していなくなった。そんな幼少期を過ごしてきた僕にも、記憶にある中で初めての恋が小学4年生の時に訪れました。
余談ですが、この時の『可愛い』の意味はいずれ痛感することになります…
僕はお気持ちだけでも十分嬉しいのです。読んでくださってありがとうございます🥰