⑨◆目覚めたらパンツが濡れてた日のこと
あの日の放課後僕に告白してくれたNさんとは、僕はどう接すればいいのかよく分からずに、言われるがままちょっと手を繋いで一緒に下校したり、皆んなに見られないような場所に隠れて後ろから抱きしめられたりするくらいでした。
そしてよくよく考えると、僕が自分から何かをした記憶はありません。それはどこか恥ずかしかったのと、ベタベタされるとなぜか僕のちんちんがムズムズしてちょっと痛くなるからでした。
さすがに6年生ともなると、自分の体が疑う余地のないくらい男そのもの近づいていることは分かりましたし、それと同時にNさんの体も誰が見たって女の子って分かるようになってた思います。
Nさんはベタベタして僕がそっけない態度をとると、悪そうな表情でニコッと笑いながら、僕の背後に周りいっそう僕を困らせました。男が使わないような女の子特有のシャンプーの匂いと、耳元で聞こえる女の子の声、冷たくて柔かい手で触られる首や頬も、僕は全てが恥ずかしくて、僕はちんちんのムズムズを抑えることに必死でした。
そんなよく分からないムズムズを覚えてしまった僕は『もしかして僕は何か変になっちゃったんじゃないか!?』と心配でした。そんな日を何日か送っていた僕に、さらによく分からないことが起きました。
ある日の朝僕は目が覚めると、なぜかその日は不思議な感覚に包まれていました。同時にとにかくおしっこがしたくて、とりあえずトイレに行きました。僕は座りション派なのでパンツとズボンを下まで降ろそうとすると、何やら冷たい感触が…よく見るとなぜかパンツが濡れていたんです!
『え!もしかしてオネショしちゃった…!?』
そう思った僕は、慌ててパンツをトイレットペーパーで拭きました。するとその時、実はパンツを濡らしていたのはおしっこではないことに気付きました。
『何これ…?』
白くて、ドロドロしてて、鼻につく臭いがする何か…もしかして僕は『ちんちんの病気になったんじゃないか』と思いました。
とにかく僕はできる限りパンツを拭いて洗濯機に放り込むと、新しいパンツに履きかえ、自分を落ち着かせました。しばらくよく考えると、別にちんちんが痛いわけでも、どこか調子が悪いわけでもありません。なので僕は少し様子を見ることにしました。それに
『ちんちんが変になったなんて誰にも恥ずかしくて言えないもんな…。』
と思っていました。
僕はお気持ちだけでも十分嬉しいのです。読んでくださってありがとうございます🥰