「鍵泥棒のメソッド」を見たはなし
今日はしとしと雨が降っております。こんにちは。
今回はちょっと前にAmazon Primeで見た映画「鍵泥棒のメソッド」のお話。映画も本と同様に見て終わって、時間が経つと忘れてしまうタイプなので、ちょっと記録として残しておこうかなと思って書きます。
本映画は2012年に公開され、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞しているようなので有名なのかな。私は当時映画をあまり見ていなかったかな。存じ上げていなかった。最近友人に教えてもらって知りました。ちょっとだけネタバレあるけど、映画を見る前に見ても大丈夫な程度にしたつもりです。
ジャンル
コメディ、サスペンス(?)
主な登場人物
桜井武史 - 堺雅人:売れない貧乏役者
コンドウ / 山崎信一郎 - 香川照之:凄腕殺し屋・お金持ち
水嶋香苗 - 広末涼子:地味目な雑誌編集長・婚活中
あらすじ
銭湯で転倒し頭を強打。記憶を失った羽振りのいい男。居合わせた売れない貧乏役者・桜井は、出来心からロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます。が、その男はなんど誰も顔を見たことない伝説の殺し屋コンドウだった!桜井は男にきた大金の絡んだ危ない依頼を受けてしまい、大ピンチに。一方、記憶を失い、自分を桜井だと思い込んでいるコンドウは、真面目に努力して、役者として成功する事を目指し始めてしまう。そんなコンドウの姿に好感を覚えた婚活中の女性編集長・香苗は、なんと彼に逆プロポーズ!失われた記憶、大金の在りか、そして結婚の行方ーー複雑に絡み合った事態の行く末には、なんと、映画史上に残る爽快でトキメくラストが待っている!? (c) 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
感想
まず序盤が面白かった。広末涼子演じる香苗は35歳だったかな?恋人がいないのだけど、12月に結婚すると決めて、相手探しを部下たちに頼むの。社内の人はどうですか、とひとりの社員が質問するのだけど、香苗は社内の人はいい人がいなかったと言い切るの。…説明が下手ですみません。シュールなコメディ感がとても面白かったのでとりあえず見て欲しい。
本筋としては、堺雅人演じる桜井が、香川照之演じるコンドウになりすますのだけど、いつ嘘がバレるのだろうとどきどきでした。香苗と記憶のないコンドウはいい感じになってしまっているし…コンドウの記憶が戻ったらどうなるの?と終始そんな心境でした。個人的に香苗と年が近いので感情移入してしまったな。…本筋から逸れました。桜井はというと、コンドウが殺し屋と知らずになりすましてしまって、危険な取引に巻き込まれのでそれもどうやって切り抜けるのかと…!どきどきです。記憶を失っているコンドウは、すごくマメな性格で、自分のことを思い出すためにノートに自分の性格などを書き出しているのだけどその姿は香苗がコンドウに好感を持つのもわかるような愛らしさがありました。コンドウの見た目には似合…(略)
この映画のテーマはなんだろう。と思って自分で考えきれなかったので考察をググってみました。(下記サイトは映画を見てから見た方がよいですね)
香苗と二人きりになり、コンドウはこう言います。
「大事なのは、これからどうするかってことだと思うんです」
これがこの作品のテーマの1つだと考えられます。
桜井という人間は、自分でダメな状況を作り出している。
その桜井になってしまったコンドウは、現実に悲観はしてるものの、これからどうすればいいのかと必死で考えます。努力もして、香苗の協力も恥じることなく受けます。ちょっとずつでも前に進む。それが人生では大事なんだ。
どんな人でも、どんな環境でも、どんな状況でも、突きつけられた現実に対して、これからどうするかと前向きに希望を抱けば、人生は案外面白い、そんなふうに思える作品です。
なるほど。大事なのはこれからか。考察記事すごいな。お勉強になります。
こんな映画です!興味出た方、見てみてくださいな。
いつでもお待ちしています。