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夢を諦めて(仮)、就職しました。

今年大学を卒業し、4月から事務系総合職で正社員として働いています。

社会人になってもうすぐ半年。

毎日ヘトヘトですが、とても居心地の良い職場で働かせてもらっています。

就職する前は「社会人は理不尽な思いをたくさんするんだろうなぁ」とか、「上司が怖かったらどうしよう」とか、不安・恐怖が尽きませんでしたが、
今のところ理不尽な思いは全くしておらず、上司も先輩もめちゃくちゃ優しくて、「こんなに居心地が良い職場ってあるんだ⁉︎」という感じです。

忙しめのところに配属されましたが、ギスギスしてなくて、質問したら丁寧に教えてくださったり、私が困っているのを察して助けにきてくださったり。
私がやったささいなことにも「ありがとう。助かりました」って言ってくださったり。

微力ながらやりがいも感じていて、早く一人前になって社員の皆さんに恩返ししたい!と思う日々です。

学生時代、私はある夢を追っていました。

幼い頃からの夢で、一度は諦めたものの、大学時代に「またこの夢を追いかけたい!」という思いが芽生え、“人生の夏休み期間”は夢のために捧げてきました。


しかし、新型コロナにより挫折。

私が目指した世界はコロナ禍で大ダメージを受けました。
夢を叶えるチャンスがぐっと減りました。

同じ夢を目指していた人の中には、今できる努力を続けて数少ないチャンスを得ようとしている人もたくさんいます。

しかし、私は大学卒業後に夢追いフリーターという不安定な立場になることはできませんでした。

友達が大学卒業後に正社員になる一方、自分は叶う確信のない夢を追いかける。

“社会のレール”を外れることが怖かったんです。


もともと、学生のうちに夢が叶わなかったら諦めるべきかも、とか少し思ってて。
でも、叶う確信をもってたときもあって。

コロナ前の学生時代に結構夢に近づいた瞬間があって、結局そのときは学生であることが理由で叶わなかったんですけど笑

大学卒業する頃には夢叶うだろうなぁって思いのほうが大きかったんです。


ただ、コロナが流行して世の中がガラッと変わり、これはまずそうだぞ、チャンスが消えているぞ、となり。

とりあえず夢は一旦置いておこう、安定した道に進もう、と真面目で堅実な判断をし、普通の就職活動をして今に至ります。


就職活動は苦労しました。

大手ばかり目指したわけでも、高望みばかりしたわけでもないのに落ちまくりました。

それは、「夢への未練」があったことが一因です。

ガクチカを聞かれたら夢に捧げてきたことしか話せないし。

夢への未練はありません!という態度のつもりでも、面接官たちからは「もうその夢は諦めたんですか?」とか、「そっちの道に進もうとは思わなかったんですか?」と言われ。

「夢を目指せるなら目指したいわ!」という思いを必死に隠しながらリモート面接を受け続けて落ち続けました。

(落ちた理由は「夢追ってすぐ会社辞めそう」だけじゃないでしょう。知らんけど。)

コロナ禍で(&思ったよりも落ちて)なかなかスケジュール通りにいかず、ガタガタになった就職活動、苦しかったですが、奇跡的に今の会社から内定をもらい、無事に正社員に。


今でも夢を完全に諦めたわけではなくて、チャンスがあればそっちにいきたい思いもありますが、
ひとまずこの判断は正しかったと思うし、今はこの素敵な職場で、今の仕事に精一杯取り組みます。

伊崎やしまるでした。