3.鎌倉移住まで~資産としての住宅
【補足】子育てについて
移住に関わることではありませんが、もう1つ関連事項があるので補足追記です。
子供が生まれるまでの私の考え方は、マンションに住み、交通や生活の利便性よく、引越しなどのフットワークを軽く保てるようにしておきたいというものでした。
子供が生まれたことにより、階下を気にせず家の中でもフルで遊べる環境は用意したいと思い戸建てへの意識が芽生え始めました。
加えて、子供の「地元」をつくってあげたい気持ちもありました。
私も妻も学生生活を終えるまで一つの地域で過ごしてきたので、幼馴染や、いわゆる地元のツレが居て楽しい成人式を迎えることが出来たと思っています。
しかし、全国転勤もしくは海外転勤もあり得た私のもとで暮らす場合、賃貸だと転勤族になってしまう可能性もゼロではなく、子供に「地元」を作ってあげるためには購入して定住する選択肢が大きかったのでした。
■資産としての住宅
資産といえばキャッシュを生むものという一般的な認識があると思います。
但し、自分自身が住む住宅もBS上は資産にカウントされるもののランニングの中でキャッシュを生ませるのは極めて困難でしょう。
従って自宅として購入するケースにおいては、出口戦略を見据えてキャッシュ創出力(困った時に売れる資産力)を期待するほかないと思います。
また、マンション・戸建を問わず、購入時に借入という「負債」を背負うことは私の場合間違いなかったため、借入金額と住宅の資産価値が適正であること、願わくば住宅の資産価値が優勢になる状況が望ましいと考えました。
そのようなシチュエーションを実現できるパターンは日本国内に於いて限られており、都心のマンション、都心に近いエリアの戸建て、ブランドシティ、地方都市の中心街くらいしか該当しないと今も感じています。
その点鎌倉は、都心に近いエリアの戸建て、ブランドシティの2つが該当し双方ともに外国人から見ても価値を見出せるポイントだと考えています。
都内マンション価格はバブル状態と個人的に感じる部分もあったため、資産価値という点での比較では鎌倉に軍配が上がりました。
事実、私が購入した住居の土地代は物件価格に対して8割超を占めていました。20坪にも満たない区画であり、駅徒歩20分(海までは500m)であるにも関わらずです。
いささか鎌倉の土地代もバブル感が否めないものの、鎌倉駅~由比ガ浜の間におけるエリアでは比較的安価な土地だったとも感じています。
ちなみに、賃貸と比較しようと思いYouTubeリベ大で紹介されていた比較方法(下記詳述)で計算した場合、10年目までは月額9万円程度でした。引越し前まで住んでいた埼玉エリアの1LDK賃貸とほぼ同額なので感情としては引っ越してきてよかったと感じています。
【計算方法】
((①ー②)+③)÷120カ月
①借入金額
②10年目における売却金額(予測値 ※鎌倉には参考例豊富)
③10年目までの住宅ローン返済総額+ランニングコスト(保険、諸税等)