「なりたい看護師像は?」「やさしい看護師」に、”くだらん”なんて感情を抱いていたけれど。

入職前からずっと、
  どんな看護師になりたいか
  この病院に何を期待しているのか
  この病院でどうしたいのか
といった質問の答えは


はやく一人前の看護師に。
いろんな患者さん、いろんな疾患をみることのできるジェネラリストに。


といったものだった。
ものすごく自分主体な、自分の成長だけを考えた答え。


だが最近は、

『やさしい看護師さんになりたい』

と思うようになった。




患者さんと関わっているなかで、
ほんの少しの気遣いであったり、わたしの対応少しで
相手にとってはうれしいことであったり
気持ちが救われたりすることもあるのだと実感。

特に大したことしている気持ちではないのに
「ありがとうね」と心から言われると
心底うれしい。

一方で、
忙しかったり余裕がないと
また、めんどくせえ患者さんを何度も相手にしていると
適当な対応になっていたりすることもあって。


わりと看護師歴長めの先輩で、
いつもぱたぱた動き回っているのに
患者さん一人ひとりへの対応が丁寧で、患者さんの気持ちをしっかり考えられていて
言葉かけがやさしくて
本当に、人として、看護師として、すてきだなって思えるひとがいる。

「まだ術後数日しかたっていなくて、管も入っているけれど
きっと身体を清潔にしたいはず。
シャワーしたいかどうか聞いてあげてね」
とアドバイスいただいたり

全介助が必要で、家族との面会とかもできない状態であるけど
その人の尊厳のために身なりを整えること必要で。ひげ剃ったり洋服整えたりってのを実際にしていて。
すごく忙しいと、どうしてもそういうのは後回しになってしまうけれど
なんとかこなしていて。

どんなに余裕ないスケジュールでも
その人のことを一番に考えて、行動していて。
すげえなって思うわけですよ。



疲れていたり、忙しいと
いらいらしてしまったり、ちょっと待って!という気持ちが前面に出てしまったりするけれど、

いつ何時でも
気持ちに余裕をもって、
自分のできる最大限の看護をしていけたらいいなと
最近思います。



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