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コーチングを受けて、変わった心

「コーチング」って知っていますか?

私は、作業療法士として、実習生を受け持つことがあるのですが、
1年前?くらいから指導者側は「指導者研修」を受けていないと、実習生の指導ができなくなったんです。

なぜ、指導者側に研修が必要かというと、
行き過ぎた指導や一方的な指導では、学生が育たないからです。

根性論や精神論は今時意味を成さないし、
誰もがことばや態度に注意が必要な、
このご時世ということもありますが(^-^;

私は、「コーチング」ということばを、
この「指導者研修」で知りました!

私の知っている「コーチング」は、
どちらかが一方的に教えて完結させるのではなく、双方が考え方を分かち合い、ともに目標を目指すイメージです。
なので、指導者側は、
「~しておいてね」や「ここでは~ね」と、命令で相手を動かすのではなく、
「ここでは、どうすればいいと思う?」や「あなたはどこまでできる?」と、
実習生に寄り添って、能力を引き出すことが求められます。

この”能力を引き出す”ことが、「コーチング」の本質だと思います。


前置きが長くなりましたが…(^^;

私がコーチングを受けるきっかけとなった出来事は、後輩の凡ミスが多くて、イライラしていたからです。

私は、ただの興味と知的好奇心で、人がイライラする理由を知っていました。
それは、自分にできないことをしているから、です。(それだけではないので、あとは自分で調べてください)


いわゆる、うらやましい感情やその行動への憧れから、『そんなことをしてはいけない!』と、自分に制限をかけているんです。

自分はそれをやっていないのに、相手がやってのけていることに、自分で自分を許せていなくて、相手も許せなくなっている感じです。
私は、このパターンが多いです。


全部、自分の感情なんですねー!
私は、心のどこかで、自分を許せていないんだと思って、また、イライラするんです。

でも、後輩の凡ミスはイライラするし、
でも、もっと上手に後輩に伝えたいし、
でも、自分の心の狭さも嫌だし、
イライラしたらダメなんだ……!!、と、
さらに、イライラしていました(笑)


そんなとき、思い出したことばは、「インナーチャイルド」です。

”インナーチャイルドを癒すと、自分が許せて、相手も許せる”という神話です。

神話。うん、ほんと神話レベル(笑)
私は、今までに、得意の好奇心で、インナーチャイルドについて、たくさん調べたり、スピリチュアルに詳しめの先輩に話を聞いたりして、実は、自分なりにインナーチャイルドを癒してきていたんです。

少しずつ両親のことを許せたり、自分のだらしないところを受け入れたりしてきたけど、どうしても”自分の怒っている気持ちを人に伝えるとき”になると、「言っちゃダメだ」とか「もっと優しくならないと」とか、自分の許せていない部分がどんどん浮かび上がってくるんです。


自分のインナーチャイルドを癒すには、どうしたらいいの?
自分も相手も許して、もっと上手に思いを伝え合いたい!

という気持ちが出てきたため、コーチングを受けることにしました!(ここまでが、とにかく長い(^_^;)すみません)


私のコーチングをご指導いただいたのは、
アングルアップの杉野さんです。
爽やかで、人懐っこい笑顔が素敵な方です!

とにかく、私の雑談を含む話をたくさん聞いてくれました!

その間に、「なぜ、そう思っているのか」を、
何度も何度も質問して、私の気持ちや過去の解釈を深堀してくれました。


過去の出来事を振り返りながら、
「なぜ、そう思っているのか」を繰り返すと、
ついに、自分の深層にたどり着くんです。


それが、過去の出来事の解釈から作り出された「価値観」です。


杉野さんの授業で、私は自分の持っている価値観に、たくさん触れることができました。

それらの価値観は、”良い””悪い”で区別するのではなく、価値観が”ある”と捉えることも、大切だと思いました。

その価値観がどうして作られたのかを知り、その価値観は捨ててもいいし、新しく作り直してもいいと、学びました。


子どもの頃、両親から受けたことばや影響はたくさんあって、その時に私ができなかったことや、やってほしかったことを振り返りました。
そして、それを心の中に住み着いている子どもの頃の両親にぶつけるのです。

この作業は”リリース”というのですが、
とても大切な作業で、
とてもキツかったです。

当時を思い出して、完全に没入することで、感情を爆発させて、こびりついた価値観を強制的に剥がす感じです。


私は、これは、あまりうまくいきませんでした。

当時の記憶の中の両親に、ブチ切れたり、失望したりすることができなかったのです。
今の両親を許し始めていることも影響したかもですが、心のどこかで、「怒ることはダメだ」という価値観が微動だにしてくれなかったのかもしれません。


そのあと、ターゲットを変えて
心の中に住んでいる過去の私を、完全に許し、愛してあげることをしまいた。

目を閉じて、心の中の小さな私を想像しながら、
「今まで辛い思いをさせて、ごめんね。
よく耐えたね、がんばったね。ありがとう。
愛してるよ。」
を繰り返し、繰り返し、ことばを届けました。


また、うまくいかないんだろうか、と不安になっていました。

そのとき、嘘のようだけど、本当に、フッと、
心の中から、トトロのめいちゃんのように、
大きく口を全開にして、大粒の涙をダラダラとこぼして、「うわあ~~~」と大声で泣く小さな子どもが出てきました。


とっても不思議な出来事でした。

私とは子どもの顔が似てないような気がしたのですが、「涙をダラダラ流しながら、大きな声で泣くこと」は、私が小さい頃からできなかったことだったので、『あー。ずっとこうしたかったよね…ごめんね。』と思って、私も涙が出ました。


こんなに小さな体に、たくさんの嫌なことを背負って、大きな声で泣くことも我慢して、、、
ほんとうに、よく頑張っている。
もっと自由に育ってほしい、笑っていてほしい。

心の中で、ぎゅーっと、泣いている子を抱きしめると、
ぱああああ!!!っと大きな笑顔を見せてくれました。

『愛おしい。
私が大切に、愛し育てていきたい。』

そう思いました。


そのあとは、もう、スッキリすぎました!

結論が出た!という感じです。
心の中の子どもが、のびのびと笑顔で育ってくれるために、私は行動すればいいのです。


杉野さんとの授業で、私は「怒ったりイライラしたら、相手を支配してしまうから、怒ってはダメ」という価値観があることがわかりました。

その真相には、『私が怒ると、相手が一緒にいてくれなくなる』に結びついていて、それは【私は愛嬌があって、優しくないと、愛されない】という恐れの核を隠していました。

しかし、私は、心の中の子どもがとっても可愛くて、無条件で愛されているように、
私自身も、可愛くて、無条件で愛されるということに気づいてしまったのです。


私は、相手に自分の気持ちを伝えても大丈夫。
私に価値観があったように、相手にも何かしらの価値観がある。
それがお互いに相容れないときもある。
でも、だからといって、相手を嫌う理由にはならないし、私がダメな理由にもならない。

私は、すでに愛されているし、愛することができる。


杉野さんのコーチングを受けて、
自分自身を癒して、許すことができていると、感じています。

後輩に対しても、あの時のイライラはどこへやら…な感じで、今は後輩のできているところや、頑張っているところに目が向けられるようになり、人の許せる範囲が広がったと思います。


それは、私自身に対しても同じで、
私の頑張っているところや、どうしようもない変なこだわりも、受け入れることができるようになったということです。


これは、一生モノの自分の財産だなと感じます。

この心の広さや、しなやかさがあれば、
自分の心の幸せのため、意思をもって行動できると思います。

コーチングによって、私自身の可能性が引き出されたんだなと感じます。

これからは、私も、誰かの心のサポートやコーチングができたらいいなと思っています。

まだまだ、自分の幸せのために、前向きに突き進んでいきます!


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