バックオフィスの業務設計専門家「業務設計士」にインタビュー!スタートアップの成長を支援するバックオフィスとは。/業務設計士・税理士・株式会社リベロ・コンサルティング 代表 武内様特別インタビュー
インタビューシリーズでは、バックオフィスの専門家や、新しいことに取り組む方達からお話をお伺いし、日々の業務のヒントになるようなノウハウや考えを記事として共有します。
第二弾となる本記事は、バックオフィスの業務フローの改善・設計やシステムの見直しを手掛ける、株式会社リベロ・コンサルティング 武内様にお話をお伺いしました。
◆プロフィール
武内 俊介(たけうち しゅんすけ)/業務設計士・税理士・株式会社リベロ・コンサルティング 代表 クレジットカード会社にて商品開発やシステム企画を経て、会計事務所に勤務し税理士資格を取得。その後、ITベンチャー企業のバックオフィスを中心に営業やマーケティングを含めた管理部門全体の責任者として業務フローの改善や社内システムの見直しなどを手掛ける。
2016年に税理士登録を機に独立し、業務改善コンサルティング業を中心に活動を開始。家をリノベーションするときに建築士に依頼するように、業務プロセスをリノベーションするときには業務設計士®が必要だと感じ、リベロ・コンサルティングを立ち上げる。
得意領域は会計を含めたバックオフィス全体の設計とCRM設計。
ー武内様、本日はよろしくお願いいたします。
まず、貴社の事業内容についてお教えいただけますでしょうか。
はい、当社ではバックオフィスのコンサルティング業務を手掛けております。バックオフィスと一口に言っても分野は多岐にわたりますが、主に経理を中心とした業務効率化だとかSaaS活用、DX化推進ですね。
元々は、Salesforceやfreeeの導入支援やカスタマイズを手掛けていました。対象企業は、社員数数百人規模の中堅企業で、Salesforceを導入したものの活用できていなかったり、営業部門がSalesforceの設定・運用を担っていて、経理側にうまく連携されておらず、結果的にExcelへの転記・手入力が発生しているといった課題を抱えているクライアントがメインでした。
そこから、徐々にSaaS・システムのみでなく、業務全体の整理も含めたコンサルティングを手掛けるようになりました。というのも、システム提案・構築後の課題として、運用がうまく回らないといった話が出てきたので、システム導入の前段階である業務設計から、導入後の運用も含めて提供した方が価値を提供できるなと。
ーなるほど。数百名規模となると、業務の整理や再構築にはかなり骨が折れそうです。
そうなんですよね。やはり数百名規模の会社で業務構造を変えたり新たに設計することはかなり労力が必要です。
弊社のような小さな企業ができることには限界があるなと感じていたので別のサービスとしてターゲットをスタートアップに絞ったBrownies Worksを2019年12月から開始しました。スタートアップに絞ったのは、ITリテラシーが基本的に高く、成長するためにバックオフィス構築に対するニーズが高いと考えたからです。
業務の整理や再構築だけではなく、0から1を作る設計ですね。スタートアップのバックオフィスは手薄だったり専任者がいなかったりするので、業務の流れを設計するだけでは運用できないんです。なので、設計して運用するところまでをセットにしたサービスがあったら良いんじゃないかという風に考えました。
複数のSaaSを組み合わせて、それらを使える人も立ててしまえば、企業にとってストレスと手間なくバックオフィス業務が正常化・効率化出来るなと。今後も対象のSaaSは増やしていく予定でして、Brownies Worksには2020年9月現在で10社のクライアントがいます。
ースタートアップのバックオフィスは層が薄い場合が多いですから、運用までお願いできると嬉しいですよね。10社の決算業務を何名で回していらっしゃるんですか?
今、Brownies Worksの運用に関わるスタッフは3名です。ですが、フルタイムは1名で、時短勤務1名、アルバイト1名です。
ーフルタイム1名のチームで、支障なく業務を回していらっしゃるんですね!
はい。仕組み化すれば、一人で月次決算10社くらい回せるのではないかと思っています。ポイントはきちんと仕組みを作るところと、知識とスキルのある担当者が回すことが重要です。。一人で10社は相当な慣れとスキルが必要ですが、そうでなくても5〜6社くらいは担当出来ると考えています。今の人数だと、あと5〜6社が限界だと思っています。そういう意味で人員採用が課題なので、この下期(2020年10月)からは積極的に採用活動をしていくつもりです。
ー一人で5社!インハウスの経理担当やバックオフィス担当の方とは、どのように連携されているのでしょうか。
そうですね、私たちがお手伝いしているのは、全体の業務の半分くらいかなと。経理担当の方が大変なのって、決算業務などの定例業務に加えて、社内調整や経営陣のちょっとした思いつきへの対応、銀行折衝や対投資家のコミュニケーションといった業務があるからなんです。そういった業務も大事ですし、そこはインハウスの人でないと対応できません。
だから、最初の業務設計の段階で、どこからどこまでを切り出せるかを明確にしておくことが重要です。例え担当者が辞めたとしても、入社対応ができて、給与がきちんと支払われて、入金・支払管理ができて、月次決算が出来ていれば最低限会社は回るので、リスクヘッジの意味でも私たちが入るメリットはあるかなと。
スタートアップでは、社長や経営陣とバックオフィス担当との関係性構築が重要です。それはインハウスの担当者でないと出来ないところですし、それが出来る方を採用したほうが良いと思います。一方で、その方に会計知識やバックオフィス構築のスキルがあるかどうかはまた別の話です。私たちがスキルが必要な部分の業務を請け負うことで、カルチャーマッチを重視して採用も行えます。
まとめると、Brownies Worksは月次決算や労務・給与計算にかんする定例業務、インハウスの担当者はそれ以外のバックオフィス業務、という形で業務の切り分けや定義について最初に握っています。それから、当社では提供する業務設計や運用範囲を「パッケージ化」して提供しています。
ー「パッケージ化」ですか。
はい。リモートワーカーによるバックフィスの支援事業では、「何でもやります」だったり「一日X時間、単価X円です」というような打ち出し方をしているところも多いと思います。型はなくて、言われたことを対応するリソースを提供しているサービスがほとんどです。
でも、私達はそういうサービスとは全く違って、自分たちで作ったサービスパッケージをご利用いただくというスタンスにしています。。パッケージ化した方が構築も早いですし提供する側の私達もどんどん習熟しますから。極端な話をすると、現状の運用はヒアリングするのですが、それは参考にするだけで、基本的には私たちが最適な構築・運用だと考えるパッケージで導入を進めていきます。複数社担当していると、だいたい正解の形は同じような感じになるので、効率化も一気に進みます。
パッケージ化といっても「あれはできない」「これはやらない」などといった機械的には対応しませんけれど、業務設計や運用のノウハウが貯まればもっともっと効率化できて、提供できる社数も増やせます。そのために、しっかりとした「型」を構築することを常に意識しています。
ーなるほど。ところで先程から「業務設計」という言葉を使っていらっしゃいますよね。武内様も「業務設計士」として活躍されていますが、どのような思いが込められているのでしょうか。
今のような活動をし始めた当初は良い肩書が見つからなくて、業務改善コンサルタントなんて名乗っていたんですよ。でも、いまいちしっくりこなかった。
なぜかというと、業務改善という表現だと経費削減を期待されがちなんですよね。私が目指していたことはその点だけではないので、ギャップが有るなと。それで、なにかいい表現はないか探していたのですが、なんとなく「業務設計」という言葉が良いんじゃないかなと。それで「士」をつけたら収まりも良い。それで、Twitterのユーザー名で@業務設計士をつけてみたら、「資格じゃないけど士って付いてるの面白いね」なんて反応も良かったので、今では商標登録もして名乗っています。
税理士資格を所持してはいますが、私が取り組んでいることとオリジナリティを表現するために、業務設計士のほうが適しているなと。それに、世間一般の「税理士」が持つイメージと私が違っているので、実は税理士・・・くらいが丁度いいんですよね。
ーどのような部分が世間一般の「税理士」のイメージとのギャップになっているのでしょうか。
税理士って、税金計算屋さんというか節税アドバイザーみたいなイメージを持たれることが多くて。税金ももちろん重要なのですが会社の財務諸表をきちんと作り上げた後にはじめて税金の話がでてくるものだと思っています。私は税金の適正化の前に、業務の適正化をしたいと考えているんですね。ただ、そこは税理士の領域ではないですし、税理士ではない肩書きが必要だったということです。
ー 確かに、それならば「業務設計士」の方がお考えに合っていますよね!実際に業務設計を依頼した場合、どのような段階があるのでしょうか。
一回目はヒアリングに徹底していて、これは無料で行っています。困っていることや現状についての整理で、だいたいオンラインで2時間ほどお時間頂いています。それで、変えたい方向性を決めたり問題点を洗い出して、その後に提案書として改善案をお出しします。
概算ですが設計料のお見積りは100万円からにしていて、その上にシステム開発費用なんかが乗ります。それでもやりたいというのでことであれば、打ち合わせを2〜3回重ね、設計書をお出しします。私は業務設計士なので、設計書をお出しする段階で1回設計料という形でフィーをいただくことにしています。
ここでもやっぱり要件定義には時間をかけていて、お客様自身も要件が何かわからない場合もあるので、現状の洗い出しから丁寧に行います。
問題点や現状の業務フロー、そして何を実現したいかということの言語化・見える化して、今のペインを解消するための業務とシステムの設計に落とし込んでいきますを建築なら設計図のラフですね。実際にシステム要件に組み込むかはかは別として、イレギュラー対応や細かい個別運用もお伺いして、いったん記録に残しておきます。ここまでが設計フェーズです。
設計が確定したら、開発フェーズに入ります。設計が固まってはじめてシステム開発のお見積もりができるので、ここで開発費のお見積もりを提出し、ご発注いただきます。パートナーの開発会社と一緒にシステム開発に取り掛かるのですが、それも私がディレクターとして入ります。途中から「あれもやりたい」「追加したい」というご要望も出てくるのですが、設計書に照らし合わせて「それは本当にやりたいことですか?」と都度確認しながら進めています。最初の打ち合わせからだいたい半年〜1年くらいで納品することが多いですね。
ーそこまでやっていただけるのですね!自社で取り組もうとしたら大変なことになりそうです。
そうですね。もしコーポレート部門の方と開発会社で直接やり取りしたら、頓挫してしまうかもしれませんね。現場の方には要件を落とし込むのが難しい、開発会社には本当に必要な機能を判断するのが難しい、というケースが多いので、弊社が業務設計士として双方の間にたってプロジェクトを進めた方が成功率は格段に上がると思います。
ーBrownies Worksとリベロ・コンサルティングとしての業務設計では、今後どちらに軸足を置いていくご予定でしょうか。
今お話しした業務設計は、基本的には紹介でしか受注できないですし、弊社の規模で営業をしていくのは難しい。一社受注できれば収益が数百万上がりますが、基本的にはスポット案件です。会社としては継続的に売上げを上げないといけないのですが、見込みを立てるのがなかなか難しい。
やっている内容も、システムとバックオフィスの運用と会計知識があって、かつ、ヒアリングや提案のスキルも必要なので、私以外の担当者を育てられるイメージが持てませんでした。
そんなわけで、2019年の夏から継続的に課金するビジネスモデルーいわばバックオフィス業務のサブスクリプションであるBrownies Worksを考え始め、2019年12月にリリースしました。
今後はBrownies Worksをメインにしようかなと考えています。もちろん業務設計もお引き受けはしますが、Brownies Worksが安定して拡大していけるように採用活動などにも力を入れていきたいですね。
ーBrownies Worksでは複数プランがお有りですが、皆様どちらを選ばれるんでしょうか。
Brownies Worksサービスページより抜粋
Standardプランを選ばれるクライアントが多いですね。当初はStaterプランの10万円ですら、申込いただけるか怖かったですね。たとえば、税理士の顧問料や外注サービスなら10万円でも高いかもしれませんが、新しく経理の人を雇うことと比べると、納得感がある価格だと感じていただけることがほとんどです。
それで分かったのは、バックオフィスで一番困ってるのは、社員数5名以上50名以下の層なんだなと。5名以下の創業期なら気合でどうにか出来るけど、社員も増えて投資家も入ってきたら、きちんと月次報告をしないといけませんよね。
そうなると、きちんと仕組みを構築しないとあっという間に破綻します。かといって、税理士に依頼してもスピード感やクオリティが全く合わない。この30万円の中にシステム利用料も含まれますから、業務の運用にかかる費用は実質20万円ほど。じゃあ月給20万円の人を採用するのとどちらが良いか考えていただければと。
ーああ・・・そうですね、新卒〜第二新卒や未経験層くらいでしょうか。それでここまでお願いできるかと言うと・・・。
絶対に出来ないですよね。
必要なのは作業をするリソースではなくて、きちんと知識と経験がある人間が対応することなので。
新卒社員では出来ないことを新卒社員の給与相当で出来ると考えれば、高くは無いなと。freeeの導入を支援するという税理士はいますが、freeeとSmartHRとboardなどを使って一気にバックオフィスの仕組みを構築するというサービスを提供できる会社ほとんどありません。そういう部分に価値を感じていただけていると思います。
ーなるほど。それでも、Brownies Worksの月30万円と初期費用、会計システム利用料など、合計するとスタートアップからすれば安くはない金額になりそうですが・・・その上で希望される企業の方は、どのような課題をかかえているのでしょうか。
一旦は自分たちでどうにかしようとして失敗していたり・・・あとはVCのキャピタリストの方からの紹介が多いですね。VCへの月次報告書が出せていないとか、売掛金管理がまともに出来てないからどうにかしたい、なんていう相談が上がってくるみたいで。また、投資家としても経営陣にバックオフィス対応をしてもらうために投資をしているわけではないので、スタートアップのこともバックオフィスのことも分かっているBrownies Worksは理想のサービスのようです。
経営陣が事業のグロースに集中できる環境を用意すると考えれば費用対効果はいいですから。
ーああ、確かにVCからしたら、バックオフィスが整っていないと困ることが多そうです。
そう。バックオフィスがきちんとしていないと困ることばっかりですよ。
でも、なかなかスタートアップの初期段階でそこに優秀な人をあてられない。一方で、そこに経営陣が時間を取られるのは避けたいんですよね、クリエイティブな人たちがクリエイティブじゃない業務をやってしまうということは。ハンズオンで支援してくれるVCも増えていますが、バックオフィスの構築や運用まで支援できないので、そこにBrownies Worksがハマっているのだと思います。
ーすでに現在スタートアップのバックオフィスで働いていて、四苦八苦している方もいると思いますが、なにかアドバイスなどいただけますでしょうか。
うーん。正直・・・中から一人だけで変えようとするのはかなりしんどいと思います。経営にとっては優先順位は高くないですし、スタートアップだと安い給与で頑張るのが当たり前になっていたりもするので、私たちみたいな外部の力を借りたほうが良いと思っています。
このサービスには、スタートアップのバックオフィスを変えたい、そして経理担当者の居場所を作りたいという思いもあるんですよ。例えば、一人で単価30万円の運用を5〜6社回し、そのうちの30%を給与として得られるとしたら約5〜60万円。実際には営業やマーケティング、アシスタントの費用などもかかりますから、ここまで単純には計算できないのですが、バックオフィス担当者としては結構もらえる部類に入ると思います。スタートアップの経理担当で、月給そのくらいを狙うことは厳しいと思うので、同じ経理担当者としてもBrownies Worksで働いた方が給料も高いし、スキルも身につく。将来的にはそういうサービスにしたいと思っています。
ー素晴らしいですね!スタートアップでの経理やバックオフィス担当は、おっしゃるように給与が高いとは言えない場合が多いですから・・・。
一般的な基準よりも安い給与で一生懸命頑張って、それでも経営には後回しにされて・・・報われないじゃないですか。企業の成長のために頑張る人が報われる場所を作るのも、私たちの責務だと考えています。
雇う側、スタートアップからしても、良い人がいないかな、とか、安い給与で良い人を雇いたいな、とかって考えたりすることも時間の無駄ですし、雇用の煩わしさからも開放される。そういった意味でも、Brownies Worksをどんどん拡大して、スタートアップと経理担当者双方にとってプラスになるような流れを作りたいです。
そのために、まずは一緒にBrownies Worksを作り上げて頂ける方を探していきたいですね。
ーどのような方が対象となるのでしょうか?
まず、バックオフィス業務をしっかりとやりたい人。
作業としてのバックオフィスではなく、企業の重要な屋台骨として、自分で色々やりたいという方が良いですね。そして、無駄をなくしたいとか効率化に興味がある方。
経理知識やツールの使い方は後から勉強出来るので、改善したい効率化を進めたいという思いを持つ方と一緒に働きたいですよね。それから、基本的にはリモートワークを想定しているので、ITリテラシーがあって、自分で考えて仮説検証することが好きな人のほうが良いかな。
スタートアップに一人目経理として入社する方って、こういった志向の方が多いんじゃないかな。自分で仕組みから作りたい、というような前向きさを持っていたり。一方で、そもそも業績不振で会社が無くなってしまうだとか、経営陣との相性が悪いとかハードワークすぎて身体を壊すとか・・・リスクがあるんですよね。スタートアップのバックオフィスで働くのと同じような経験を、リスクを下げて、実現出来る環境を提供したいと考えています。
例えば、将来的にはBrownies Worksを卒業して、スタートアップの創業期の経理に入って上場まで持っていく人が出てくるのもウエルカムですね。
ー今現在、スタートアップの経理として疲弊している人には嬉しい環境ですね!
そうですね。もしも経営陣と相性が悪かったとしても、そこは担当を変われば良いわけですしね。スタートアップは「転職ガチャ」なんて言われ方もしますが、本当に当たり外れが大きい。いいか悪いかではなく、相性の面もあるので、スタートアップのバックオフィスの良い面を残しつつ、転職ガチャを避けられる仕組みとして機能させたいと思っています。
ーそれも利点ですよね。ところで、武内様がスタートアップのバックオフィスを支援されるきっかけは何だったのでしょうか。
私自身が初めてスタートアップに転職した時に、もうこれまでの組織と比べたら全然整って無くて。だけど、変えるべきところをちょっと変えると、効率化も進み組織にとって大きなプラスになり・・・少しの工夫が大きな結果を生むことを経験したことが原体験でしょうか。
また、スタートアップで、バックオフィスの層が薄いとCOOが給与計算して振り込みしてたりするんですよ。でも、その時間を営業活動なり何なりに充てた方が絶対に良いなと思っていて、これまでの知見を活用してなにか出来るんじゃないかと思ったことがきっかけですね。
それから単純に、スタートアップの方と一緒に働くのが楽しいから、という理由もあります。
既存の枠にとらわれずに、新しい発想や「なぜこれがないんだ?」というような事業の種が、一年後、二年後に大きく成長したりしますよね。みんなが欲しかったもの、困っていたことを、仕組みやサービスで解決するパワフルさだったり、世の中が変わる瞬間に立ち会えるのは面白いなと思います。そして、そんな企業と関わることの出来るBrownies Worksというサービスも面白いものになっていると思います。
ースタートアップに勤務する一人として、嬉しいです!最後に、今後の展望についてお伺いできますでしょうか。
はい、まず・・・人ですね。私たちの考えやBrownies Worksの取り組みに共感して、サービスやバックオフィスの在り方について議論出来る方と一緒にやりたいですね。最初から正社員でなくても、複業や時短だとか・・・柔軟な形で進めていくことが可能です。お気軽にご応募ください。
それから、Brownies Worksのニーズがあることがわかったので、もっと投資をして拡大してもいくつもりです。そのための資金調達も同時並行して進めたいと考えています。
ー武内様、お忙しいところありがとうございました!
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以上、本記事では武内様に、業務設計士としてのご活動やBrownies Works、スタートアップへの思いについて語っていただきました。
落ち着いたお人柄の武内様ですが、お話をお伺いしていると、端々でスタートアップや経理担当を始めとしたバックオフィスへの熱い思いを感じました。最も印象に残っているのは、企業の成長のために頑張る人が報われる場所を作ることが、ご自身の責務と仰っていたこと。これほどまでに責任感を持ち、経理担当・バックオフィス担当者、そしてのことを考えてくださっている方がいることを、嬉しく、またとても心強く思いました。
帰り際、Brownies Worksのロゴシールを頂戴しました!Brownie(ブラウニー)とはスコットランド地方の妖精のことで、家主が不在の間に家を片付けたりしてくれるそうです。Brownies Worksのサービスコンセプトもそちらに軸があり、「いつの間にかバックオフィスを片付けてくれる」ということを掲げていらっしゃるそうです。
※詳細はぜひこちらの武内様のnote記事をご覧ください。
本インタビューシリーズでは、今後もバックオフィスの専門家や、新しい分野に挑戦する方たちにお話をお伺いしてまいります。
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