業務改善して時間が浮いた!で、その次は…?
こんにちは!AIトラベルの藤本です!先日38歳になりました。もう立派な中年になってきましたが、頑張ってnote書いていきます。今回は業務改善したその次について書いていきたいと思います。
業務改善したくない!の声
業務改善の話が出るときに渦中のスタッフの方から反対される時があります。昔自分が当事者の時には気づきませんでしたが、今はよく分かります。反対するスタッフの内なる声は
「改善されて業務時間が無くなったら、私の仕事がなくなる!」
「私しかできない仕事なのに、何言ってるの?(属人化・ブラックボックス化)」
これらの声は、ほとんどの場合は不安から来る声です。要は業務改善されてしまうと、「今の仕事がなくなる=やることがなくなる」という認識をしているのです。
果たしてそれは本当なのでしょうか?
本当はやることがいっぱい!
「今の仕事がなくなる=やることがなくなる」は間違いなく嘘です。本当はやることがいっぱいあるんです。例えば経理部が経費精算にめちゃくちゃ時間がかかっていたけど、改善に着手して業務時間を劇的に減らしたとき、本当にやることがなくなるんでしょうか?
例えば、、、、こんな課題が頭をかすめませんか?
・小口現金がまだ稼働していれば、小口現金をなくしたい
・月次決算の締めがまだ遅いので、少しでも短縮したい
・実は予実の乖離があるけど、いまいち原因が分かってないのでもっと制度を上げたい
・ビジネスサイドからいろいろ要望が上がっているけど、汲み取りきれてない
・新規事業のビジネスモデルにバックオフィスの観点からコミットしたい
そうです。改善業務で空いた時間で、今までできなかった、見て見ぬふりをしていた業務に着手するのです!
業務改善自体が目的になってはいけない
やるべきことがあるはずなのに、なぜ上述のようなコメントが出るのでしょうか?それは業務改善自体が目的になっている可能性があります。
通常は、例えば管理会計に手が回ってない、月次決算の早期化、残業時間の削減など、何か目的があって、その時間を確保するために業務改善に着手するのです。でも、なんとなく上からペーパレス化しろとか、なんとなくシステム入れろ、とトップダウンや思い付きのままやってしまうと、現場から反発食らう可能性が出てきます。
最後に
業務改善を何のためにやるのか?その先にやりたいことがあるのか?最後までやり通せる動機がないとプロジェクト自体もうまくいきません。なので、必ず業務改善して削減した工数で何をする、まで意識してプロジェクトを進めるのが大事です。
何せ我々はやることがたくさんあるはずです。そこを意識するだけでプロジェクト成功率が上がるかもしれません。