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#232 News 見た・聞いた

 たまには自分の仕事に関係することをNoteでも紹介させてもらいます.先日私の研究室がTVの取材を受けました。(上の写真、右端が私です)
 取材を受けた当日の2時間半後には、地元NHKの夕方の地域NEWSで早速放送され、翌日には地元ケーブルテレビで放映されました。今時はNEWSはインターネットにも動画が一月ほど掲載されるということを初めて知りました。東海三県下には、1週間後の7時と8時少し前のやはり地域ニュースの枠で同じないうようが放送されました。

質の高い胸骨圧迫とは?

 救命蘇生法の一つである胸骨圧迫(心臓マッサージ)の理想的な姿勢・方法があるのかを研究しています.その成果を共同研究者方々と、将来、看護学生さんや一般市民の方にどうやってトレーニングに活用してもらうことを目指しています。
 鈴鹿市消防本部の救急救命士の方にお越しいただき、理想の動き(お手本)と初心者の違いをモーションキャプチャを用いて解析しています。
 救急車が到達するまで平均8分程度、その間AEDだけの救命蘇生に比べ、AEDと胸骨圧迫を併用すると蘇生率が改善するという報告があります.例えば、次のリンクの「心停止から電気ショックまでの時間」と「生存退院率」のグラフでは、1分で10%の低下が4%の低下に抑えられるという記載があります.

 ガイドラインによると、1分間に100から120回、胸骨を5から6cmの範囲で圧迫と解放を絶え間なく行う必要があります。実際に行うととても体力が必要で、一人ではなく複数人で交代で行わなければなりません。胸骨圧迫における「質が高い」は、「命を救う」という意味になります。どんな仕事も必ず、誰かの何かの役にたつのですが、この研究テーマは、工学分野に身を置き、学生の教育にも携わることを仕事としている自分にとっては、やらなければならい研究テーマだと思い日々取り組んでいます。

後日談

 若い人からは「TVで見ましたよ」とは誰からも言われませんでした(笑)。一方、私と同年代の方からはFaceBookやTwitterに載せたリンクに気づいて「Web見ました」という連絡がありました。夕方や早朝にNHKニュースをご覧になっている知人の方からも、「Newsで見ました」の声も頂戴しました。
 予想していなかったのは、「ラジオのNewsで聞きました。」という連絡が届いたことです。遠く離れている実家の母からも、ラジオで聞いたと電話連絡があり驚きました。NHKの取材原稿は、ラジオでも放送されていたんですね。そういえば、最近ラジオをめっきり聞かなくなったので、その存在をほぼ忘れかけていました。(そういえば、NHKラジオのイタリア語基礎講座をインターネット配信で聴き始めて、今年で3年目になります.)最近、ラジオはスマホやパソコン、アレクサなどで時々聞いています.

動画Links

 放送後、約一月間は閲覧できるようです。