#10 Ice Brake #4; お水ください。(その2)
氷のような場の雰囲気を溶かしてくれる”Ice Brake”。溶けた後には、水が残ります。ということで、「お水ください。」第二弾。
”Water Please.”と手を挙げてお水を頼んだら、うちの奥さんに怒られた。「お水ください。」と言いなさい。”エッ?なんでアメリカで??”。場所はハワイのとあるレストラン、同行メンバはーは新婚旅行”パッケージ ツアー”の皆さん。
”事件”は、新婚旅行で訪れた、結婚式とセット(?)になっていた旅行ツアーのハワイでの出来事。米国ハワイ州オアフ島のワイキキ浜辺は、「ここ日本?」と思うほど日本語が通じた。ラーメン屋さんが何軒もあり、ラーメンを頼んだら、なぜか醤油を持って来てニコニコ話しかけてくる現地の店員さんと会話を楽しんだ。店を出る前に「なんでラーメン出すのに醤油持ってくるの?」と英語で聴くと、このほうがチップが増えるんだと企業秘密を教えてくれた。(私のチップは、すでにテーブルの上に置いてあった。)
冒頭の「お水ください。」事件は、そんなハワイに到着すぐの”現地オプションツアー”の説明会での一場面。飛行場のinformationでもらった現地料金での格安ツアーを眺めていたら、いつまでたってもオプションツアーの説明が終わらない。のどが渇いてきたので水を頼んだ時、奥さんからのお叱りをいただいた。曰く、「日本語が通じるんだから、日本語で話しかけなさい。日本語出来る人を現地で採用しているんだから、あの人たちの仕事がなくなるよ。」なぁーるほど、そこまで思いが至りませんでした。反省その1.
「ちょっと教えてあげようか?」「ダメ!」とまた、奥さん(my Majesty)からのお叱り第二弾。場所は、ハワイのコンビニ(ABCストア)のレジ前の列にて。前の日本人カップルがお酒を購入しようとしていたら、日本人は若く見えるので「身分証明書」(ID)を年齢確認で見せてくれと言われていた。"ID please?"と言われて、??? 二人は何の事かからず、キョトンとしていた。もし、パスポートや免許証を見せてくれと言われたら、わかるだろうけれど、そもそも日本では当時身分証を見せるなんてことをしていないのだから、事前に知っていないと対応できなかったと思う。(実は私もNHKの教育テレビ、今のEテレの英会話番組で少し前に知ったばかりだったのだった。)ましてや”IDentification card” IDなんて昔は日本人、聞いたこともない人がほとんど。「店員さんから年齢がわかるもの見せてくれって言われているから、それ教えてあげようか?」というと我が”女王陛下”は、「ホテルの外歩いているあの服装で、パスポートは持ってなさそう。ここでお酒が買えなくても、ホテルに帰ればどれだけでも飲めるはず。言葉が通じなくて、アーァー海外に来たねぇー。と二人でこれも楽しい旅の思い出になるから,アンタが出しゃばっちゃダメ!」「もしあの奥さんが、(あーっ、うちの旦那は頼りにならないわぁー。)って思ったらどうするの!」と私が叱られて、反省その2.
我が家には、身近に先生がいます。年下の先生です。新婚旅行の時も、今も、私の人生に影響を与えてくれています。(今回と前二回の#Ice Brakeをお読みいただいた方には、その深い意味をご理解いただけることと思います。) #私の学びは止まらない 。
以上「氷が解けたら水になったの段3部作、これにて閉幕。」
お後がよろしいようで。
(写真:東京都庭園美術館の照明)