#194 イタリア語 事始め(18) ”このチーズはどれくらいもつかな?”
まいにちイタリア語 入門編 「行くぞ、イタリア! Italia, arrivo!」
インターネットの「聞き逃し NHKラジオ らじる★らじる」でイタリア語基礎を聞き始めて一年が経ちました.
英語でもいろいろな豆知識を知って楽しんでいたのですが,最近はイタリア語講座の話題から小ネタを知っては楽しんでいます.(それが教養の始まりかな?)
チーズの賞味期限の答えがない?!
例文を聞いて不思議な会話がありました.
Quanto dura questo formaggio ? このチーズはどれくらいもつのかな?
In frigorifero dura a lungo. 冷蔵庫に入れておけば日持ちする。
「○○日もちます.」という答えを期待していてので,あれぇつ?と驚きました.テキストには冷蔵庫に入れておけば「日持ち」するとだけあります.そこで自分でネットで検索してみることにしました.
知っている人には常識なんでしょうが,チーズの製法によって二種類あるんですね.ビールや日本酒と同じように,発酵過程を熱処理して停止させたものは長期保存が効き「プロセスチーズ」といい,熱処理をしていない発行が進むいわゆる「生(なま)」のものを「ナチュラルチーズ」というのをネットで調べて初めて知りました.たぶん,今までにどこかで聞いたことあったのだけれど,(心そこにあらずんば,見れでも見えず)でして,”頭の記憶倉庫を通過”していったようです.
発酵過程を熱処理プロセスで止めて長期保存させるか,生のままで味の変化を楽しみながら早めに食べてしまうか,それが問題ですね.(シェークスピアが聞いたら笑い出しそうですが,,,)
そういえば,ワインも発酵を利用しているんだろうけれど,”生ワイン”や”ナチュラル ワイン”とは聞いたことがありませんでしたが,ネットで調べてみたらありました.
https://www.sommelierwine.net/wainnninki/post-3091/
熱処理で殺菌するタイプと”濾過”で除菌するタイプの二種類のようです.やはり,発酵食品は味わい深いのとともに,製造工程も奥が深いようです.
durare 続く,残る,〜に耐える
同じ日の別の例文には,
Quanto dura quest’opera ? このオペラはどれくらい続くのかな?
( = 上演時間はどのくらいだろう?)
Dura più di tre ore. 3時間以上続く。
えっ! オペラって3時間も続くの?? お値打ちといえばお値打ちな気がするけれど,言葉が分からないときには,チョット(?)しんどそうな気がします.
この前まではイタリア ピエモンテ州の特集だったのが,今週から七アリア州の特集になりウキウキしています.シチリアのシンボル「トリナクリア」という3本足と女性の顔のクイズがあったりして,なかなか面白い.
学生時代にバロック音楽に一時期ハマり,バッハのマタイ受難曲を学生席で聴いたとき,ドイツ語を授業で習ったはずなのに,歌詞はやはり全く分からず人の声も楽器の一部として聴いていたのが思い出されてきます.
今の私の「イタリア語 基礎の基礎」講座のペースでは,イタリア語オペラは当然無理そうです.まずは,会話の基礎ができることが目標.Piano Piano.