#40 「あらた」は「あたら」?
”可惜”を読める人は、どれくらいいるのでしょうか?国語を専門に学んでいる人は”常識”の一つなのだろうと思います。この文字を見ると高校生の頃、国語担当の先生が一生懸命説明していたのを思い出します。「皆さん、言葉は生きています。意味も次第に変わっていくんですよ。」と、黒縁眼鏡で能が大好きで、時々教壇で謡い(うたい)を唸っていたあの先生が熱く語ってました。先生が言うには、平安時代の初めまでは、「あらたし」”新し” は(初めて、今までと違う)と言う意味だったそうです。しかし、「あたら