
喉が渇いてお腹もすいた。今私は、飢えを感じてる。
『さ、ひっくり返そう。』
あ、やられた。
と思った。
ももとアドミュージアムに行ってきた。
日本で唯一の広告ミュージアム。
そこでこの広告に出会った。
私の仲間である夢追い人はこの文章を上から、そして下から読んでほしい。

さて、この感情を言語化するのか難しいな。
上から読んだ時、心臓がドキっと嫌な音を立てた。
そんなことを今の私に言わないでくれ。
そんな姿は目にしたくない。
もしかしたら少しのボタンの掛け違いで私もこんなことを言う人間になっていたかもしれないっていう怖さ
もしかしたらこれからこんなことを言ってしまうようになるんじゃないかっていう不安
普段だったら考えないことが頭をよぎって、心臓が痛かった。
『さ、ひっくり返そう。』
下から読んだ時、心臓がドクっと脈打った。
名前も知らない。顔も知らない。
でも同じ熱を共有できている。
そんな大衆の波に逆らう海賊みたいなやつは、案外まだまだいるんじゃないかと武者震いした。
私もやってやろうじゃないか。
そう奮い立った。
上からと下からで、こんなに違う心の揺さぶり方をしてくる一枚。
この広告をつくるために、色々な人間の営みがあったんだろう。
背景にいる人たちの営みの尊さを体感した。
購買を促すため。
でも、行動の背景には“心の動き”がある。
広告は、人の心を動かす。
人の心を動かすことができる、そんな広告ってすごい。
純粋にそう感じた。
だから今、
私は「伝える」に
もっと向き合いたい。
edit by Aican