1. 関数の変形
1.1. グラフの平行移動
グラフの平行移動はグラフの形を変えずにそのまま座標平面上の位置のみを変えること。
1.2. グラフの拡張と対称
グラフの拡張とは、垂直方向($${y}$$軸方向)や水平方向に($${x}$$軸方向)グラフを引き延ばしたり、圧縮したりすること。拡張の基準は$${x}$$軸と$${y}$$軸と考えていいと思う。
グラフの対称とは、文字通り点や線などの図形に対しグラフを折り重ねるように対称させること。
前回の【関数①】パートでもこの話題が出ていた。……少し話は違うが。
(【関数①】:対称しても同じ。 / 今回:対称して新しい関数を作る。)
これらの変形に対するグラフの変化は実際にGeogebraなどのグラフィングソフトを使って確かめてほしい。
2. 関数の結合
2.1. 関数同士の四則演算
二つの関数を四則演算を用いて結合させ新しい関数を作ることができる。
また、これによって作られた関数の定義域は元々の関数らの定義域の積集合。
例を挙げておこう。
2.2. 合成関数
合成関数は一つの関数をまた違う関数の入力側に入れてしまう、という
「なんでそんなことするん……?」ということをしだしたことの産物。
定義はこちら。
本を詳しく見るついでに、YKが高校で習ったことを振り返ったりしてみよう。
この本ではあまり詳しく説明されていないが、合成関数に関する細かいポイントが少しある。
また、合成は二つだけってわけでもない。何度でもできるのさ☆。
あと結合法則は成立するよ。$${(f\circ g)\circ h}$$でも$${f\circ(g\circ h)}$$でも変わらん。
次は指数関数と対数関数について見ていく。