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江戸時代の経済史を描くマンガ

kindle版「続・江戸時代の経済入門 伊勢商人の活躍」公開しました(無料)
ぜひダウンロードしてくださいね!

「江戸時代の経済入門」は2018年頃から描き始めた、江戸経済史を扱う学習マンガです。
学習マンガといっても子供向けではなく、どちらかといえばビジネスマンや高校生・大学生向きの内容です。

江戸時代といえば文化史や政治史がメジャーですが、経済史が面白いのをご存じでしょうか。島国の日本も、いつの時代も世界経済と無縁ではありませんでした。

戦国時代の南蛮貿易から始まったこのシリーズ、ようやく江戸中期にさしかかろうというところ。(もう5年以上経ってしまった…)

今回は、江戸で活躍した伊勢商人の話をメインにしています。お伊勢参りの流行や伊勢御師、松坂出身の豪商たちの話です。

伊勢商人は江戸の商業地・日本橋に店を構え、木綿や呉服(絹)を商いました。
呉服問屋「越後屋」は現金掛け値無しの商売や、新しいマーケティング手法をとりいれたことでよく知られていますよね。

なぜ伊勢の商人たちが江戸で活躍したのか?
ほかにも、伊勢参りが流行するまでには農村にどんな変化があったのか?
など、江戸時代の経済をあれこれ学べる内容になっています。

1話から読みたい方は、コラムや番外編も収録した「まんが江戸時代の経済入門」をご覧ください。
なお、noteのマガジンでも1話から公開しています。


余談ですが、この漫画では浮世絵をはじめとする江戸時代の絵を模写していることがあります。当時は写真も映像もないので、人・モノ・風景すべて絵で紹介されていて、それをマンガの中でそのまま描いた方が理解してもらえるんじゃないかと思ったからです。特に広重の『東海道五十三次』が好きなんですよね。
そしてイラストはぜんぶ「模写」をしていて、トレースではありません。毎回心が折れそうになりながら描いています。江戸時代の絵師すごいですね。
こんなところも見てもらえると嬉しいです。

何でこの浮世絵を描こうと思ったのか、と絶望的な気持ちになる人の数。
店の名前と並び順、暖簾の紋が分からなくて苦労した大伝馬町の木綿問屋。


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