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NotebookLMを高校の校務に活用!
はじめに
生成AIの進化は目覚ましく、教育現場でもその活用が期待されています。Googleが提供する「NotebookLM」は、教師の業務効率化をサポートし、生徒の学習体験を豊かにする可能性を秘めています。この記事では、高校の校務におけるNotebookLMの具体的な活用方法について解説します。
NotebookLMとは?
NotebookLMは、Googleが開発した大規模言語モデル(LLM)を活用したAIツールです。教師がアップロードした資料に基づいて、様々なタスクをこなすことができます。主な特徴は以下の通りです。
資料の要約・分析: 長文の資料を要約したり、重要なポイントを抽出したりできます。
質問応答: 資料の内容に関する質問に答えたり、疑問点を解消したりできます。
文章生成: 授業計画、レポートのフィードバック、メールなど、様々な文章を生成できます。
翻訳: 外国語の資料を翻訳することができます。
校務における活用事例
大量の資料のまとめ
年度はじめの職員会議ではその場で理解するのは到底不可能な量の資料が共有されることが多いです。前年度から学校にいる先生からすると気になりませんが、新しく赴任した先生はうんざりすることが多いです。そこでNotebookLMを活用してみましょう。
「新しいノートブック」をクリック。いずれかの方法で大量の資料をアップロードしましょう。
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アップロードされた資料から自動的にまとめを作成してくれます。
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質問を送信すると資料から回答を出してくれます。
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※pdfファイルの表の読み取りはあまり得意ではないので、注意が必要です。
担当からの資料の共有
分掌主任の先生の仕事の中で、担当している内容を質問される時間はかなり多いと思います。これも資料をまとめたNotebookLMを他の先生にも共有することで解決できます。
自分の仕事のまとめ
たとえ担当している仕事でも、修学旅行など、その内容が多岐にわたるものは自分でも理解しきれず、場合によっては聞かれたあとで、さらに自分で過去の資料を調べる手間が出てしまいます。これも一つのNotebookLMに資料をまとめてしまえば、そこに聞くだけで済みます。
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まとめ
NotebookLMは、高校の校務を効率化し、生徒の学習をサポートする強力なツールです。授業準備、生徒の質問対応、事務作業など、様々な場面で活用することができます。ただし、NotebookLMの能力を最大限に引き出すためには、教師自身が積極的に学習し、適切な使い方を身につけることが重要です。