ジプシークィーン制作ウラ話【中編】
真っ逆さ~ま~に~♪ 落ちてデザイア♪
垂直落下式ブレーンバスターで、脳天からマットに
ぐしゃん!!
って感じで落ちるのでしょうかね?
それとも、ゴッチ式パイルドライバーで脳天を
ゴツン!!
喰らいたくね~!!
でも、これなら喰らって落ちてもいいな♪
ということで、どうも 相沢です。
はい、人として落ちてます。どうもスイマセン。
と、オチが落ちたところで、本題に入りましょう。
前編では、背景の宇宙に込められた意味や思いについての
解説を途中までしましたが、今回はその続きからですね。
さて、背景の宇宙ではワインレッドとラベンダーという色も使い、
それぞれの込められた意味について解説しました。
ワインレッドは、「主役の風格・個性・自信の色」という意味を持ち、
人生の主役は自分自身であり、自信と個性を発揮して生きる。
という思いを込めています。
ラベンダーは、「媚びない」という意味が込められています。
前編では、ここまでを解説しましたね。
では、いよいよ3つの惑星の意味から解説していきましょう。
【なぜ、この3惑星なのか?】
背景に描かれている惑星は、画面左から 火星、木星、冥王星 です。
もちろん、私自らの手で描きました。我ながら良く描けていると思います。
特に火星がお気に入りですね。で、
なぜ、この3惑星なのか?
じつは惑星にも、それぞれが表す意味を持っていて
この ジプシークィーン という作品にふさわしい意味や
テーマを持つ惑星を選んだのです。
それでは、火星から解説していきましょう。
・火星の持つ意味と込めたメッセージとは?
火星の位置に注目してください。
画面の左側、そして主役が向ける視線の背後に位置しています。
これは「過去」を表しています。
そして、火星の表す意味やテーマは
いかに自分の活動を対外的に活かすことができるか、
どう自分の意図を社会に表現するか。
また、火星が表すキーワードは、
力、攻撃、権力、闘争
というものがあります。
主役の過去となる位置に火星を配置した意味は、
いかに自分が経済的にも社会的にも自立し、のし上がっていくか?
ということを試行錯誤し、他人と競い、時には攻撃し、自分自身とも
闘争を繰り返しながら、もがき苦しんでいた過去
を表しています。
多くの人に、そういった過去があったと思います。
私もそうでした。
・木星の持つ意味と込めたメッセージとは?
木星は画面の右側、主役の身体が向いている方向に位置しています。
この作品での画面左側の背景が「過去」ならば、主役を挟んだ画面右側の
背景は「過去~現在」として、私は意味付けをしています。
そして、木星は「拡大、発展、幸運、成長」を象徴している星です。
木星が「過去~現在」を表す位置にあり、画面に収まらず切れているのは、
もがき苦しんだ過去から拡大、発展を遂げ、秘めている可能性は
型に収まらず、今は幸運の引き寄せと成長の途中である。
という意味を込めています。
・冥王星の持つ意味と込めたメッセージとは?
冥王星は生と死を司る星で、ダメになったものを根本から
立て直していく力があるという、再生力を象徴する星です。
そして、冥王星が表すキーワードは
「死と再生、破壊、こだわり、変化」です。
木星のすぐ下に「死と再生、破壊、こだわり、変化」というキーワードを
持つ冥王星を配置したのは、過去からの過程で変化をくり返し、現在もなお
「変化の途中である」ということを意味しています。
これは、木星とセットで見ることで、より強いメッセージ性を
示しています。
火星、木星、冥王星の3惑星を選び、なぜこの位置に配置したのか?
その意味と意図が伝わったでしょうか?
・砂漠は何を表しているのか?
さて、次は人物の背後にある砂漠について解説しましょう。
砂漠って何もない不毛な地ですよね。
主役の背後には火星と砂漠。
これは同時に読み取ることで、ひとつの意味が現れます。
試行錯誤したり、他人や自分との闘争を繰り返して
もがき苦しんだわりに、何も実りがなかった過去。
という意味が込められています。
・カスミソウに込めた思いとは?
この作品で「過去~現在」を表す画面右の、その足元には
ピンクのカスミソウがあります。
このカスミソウに込めた思いとはどんな事か?
まず、カスミソウ自体の花言葉を紹介すると、
「幸福」「感謝」「無邪気」です。
この作品では、特に「幸福」「感謝」という意味を強調しています。
そして、ピンクのカスミソウには「切なる願い」という
花言葉もあります。
つまり、このピンクのカスミソウには、直近の過去から現在に至るまでの
かかわった人たちへの感謝の気持ちと幸福を切に願っている、という意味が込められています。
さて、ここまでは
背景に込められた意味や思いについて解説してきましたが、
次からはいよいよ、主役であるジプシークィーンに込められた意味と
思いについて解説していきましょう。
【ジプシークィーンに込めた意味と思い】
ジプシークィーン制作ウラ話の前半でも触れていますが、
色にはそれぞれ表す意味というのがあります。
この作品の主役である ジプシークィーン に使われている
色にも意味があります。
では、その色の持つ意味をまとめて紹介しましょう。
【髪の毛】ロイヤルブルー 又は 青
誠実・真面目・冷静沈着・探究心・孤高・直感力
【肌のベース】ベージュホワイト
理性・忍耐・思いきり
【目】ホワイト
純粋・浄化・理想
【アイシャドウ】ラベンダー
媚びない
【リップ】マゼンダ
華やか、優しい、次のステップに進む
【衣装】紫
優雅、幻想的、高貴
【衣装の一部】黄色
明るさ・人気者・希望・ユーモア・好奇心・ひらめき・知性
以上が ジプシークィーン という人物を描く際に、主に使用している
色が示す意味です。
これらの色の意味は、一体何を表しているのか?というと
ジプシークィーン の人物像を表しています。つまり、
ジプシークィーン とは、こういう人(?)ですよ。
ということを色によって暗示しているのです。
この ジプシークィーン の人物像というのは、私の
こういう人でありたい、という理想でもあるのです。
・なぜ、瞳を描いていないのか?
ご覧の通り、ジプシークィーンには瞳が描かれていません。
白目状態です。
これにも、ちゃんと意味があります。それは、
過去に捉われず、未来を意識し過ぎず、目の前の現実にこだわらず、
フラットな視点で物事を見る。
という意味が込められています。
ひとつのことにフォーカスし過ぎるとか、こだわり過ぎると
停滞、無関心、暴走、このいずれかに陥りがちです。
だから、俯瞰的な視点、フラットな物の見方が必要。
という私独自の思想に基づいたものです。
私自身が、俯瞰的な視点で物事を見れているかどうかはさておき、
これも私の抱く理想像です。
・なぜ左目だけ涙を流しているのか?
作品の画像を拡大して初めて気が付いた人も多いと思いますが
ジプシークィーン は左目だけ涙を流しています。
なぜか?
この作品では画面の手前、つまり ジプシークィーン が向けている視線の
先を未来と意味づけています。そして、背後を過去。
ということは、ジプシークィーン が立っている位置が
「現在」という意味になります。
顔の向きからして、過去側に近い顔の左側にある左目から
涙を流しているのは、「過去との決別」を意味しているのです。
左目の涙も含めて ジプシークィーン のあの表情には、
引きずっていた過去と決別し、今を大切にして未来へと向かっていく。
そんな意思表示が込められているのです。
この「過去との決別として涙を流す」という着想はどこから来たのか?
というと、前編でも触れた「超時空世紀オーガス」というアニメのED
「心はジプシー」という曲の
「昨日のために涙」
という歌詞からです。
【後編ではどんなことを描いていくのか?】
さて、当初は前編、後編に分けようと思っていましたが、
想定よりも長くなってしまったので、今回の記事を
中編とし、続きの後編は後日投稿するとします。
後編では残りの要素、カードの意味についての解説と
キャラクターのモデルについてと、結局 ジプシークィーンとは
何者なのか?について言及していく予定です。
それでは、
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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