私がエロティックな曲線美を描く理由(前編)

どうも、相沢孟明(あいざわ たけあき)です。

私のnote記事のページにお越しいただき、ありがとうございます。

この記事では、どうして私がエロイラストを描いているのか?
エロティックな曲線美にこだわっているのか?
その理由について綴っています。

疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんよね。
どうしてワザワザ、偏見と差別が多くあるエロイラストを描いているの?
もっと健全なテーマを題材に選べば良いのに。と

どうして私がエロいテーマを描き続けることにこだわるのか?
それは単純にエロが好きだから、というだけではない
私なりの想いが込められています。

そんな私の想いを少しでも知ってもらうために、
最後まで読んでいただけると幸いです。

長くなるので、とりあえず今回は前編です。

【エロイラストとの出会い】

そもそも私がエロイラストというものに出会ったのは
2007年のことです。

もう何年も前のことで記憶がおぼろげなので、細かいことは
割愛しながら話を進めていこうと思います。

当時私は、洋食のコックとして働いていました。

コックさんと言っても企業に勤めるサラリーマンで、
勤務するお店の厨房チーフというポジションで働いていました。

チーフの仕事はメニューを考えたり料理を作ること以外に、
事務仕事もこなす必要があります。

そうした仕事の関係で、PCとExcelの使い方を覚える必要が
あったため、プライベートでもノートPCを買い、PCとExcelの
使い方を覚えていきました。

PCを買ったら当然インターネットも使うので、
自宅のネット環境も整えました。

初めてインターネットに触れたので、
インターネットに対する好奇心が旺盛でした。

インターネットでウェブサイトを物色していくうちに、
エロイラストを投稿しているサイトにたどり着いたわけです。

当時はまだpixivなどのイラスト投稿サイトがほんのわずかな時代で、
絵師さんが個人でレンタルサーバを借りてエロイラストサイトを
運営しているスタイルが主流でした。

そんなエロイラストを見ることが日々の楽しみになり、
私の心を癒してくれました。

最初見たときは衝撃でしたね。

だって、子供のころに好きだったマンガやアニメのヒロインの
エッチなイラストがドーンと目に飛び込んでくるわけですから。

インターネットがない時代は、そういうものを見たくても見れなかったし、
情報も入ってこない。

同人マンガや同人イラストなんていう世界があることすら
知らなかった私にとっては、超刺激的でした。

その刺激が、私を癒してくれたのです。

朝から晩まで12時間以上働いて、行きと帰りに満員電車に揺られ
帰宅するのは深夜の1時ごろ。

休みも少なく、心身ともにクタクタに疲れて日々を過ごしていた
私にとって、エロイラストとの出会いは救いになりました。

それがなかったら私は、再起不能になっていたことでしょう。

それくらい当時の私は、心身ともに疲弊していました。

【ある決断をする】

エロイラストによる癒しがあったとはいえ、仕事環境や勤務時間、
会社の体質が変わるわけではないので、日々疲弊していく一方でした。

・社会への不平不満
・会社への不平不満
・上司への不平不満
・スタッフへの不平不満
・客への不平不満
・彼女への不平不満www

あらゆる不平不満を抱えながら、日々の仕事をこなしていく生活。

このままでは、自分自身が壊れてしまう。

そんな危機感が頭をよぎり、ついに2008年2月に会社を退職します。

エロイラストによる癒しがあったからこそ、会社を辞めるという
適切な判断ができ、今こうして曲線美アーティストとして
活動できていると思っています。

癒しも楽しみもなく疲弊しきった状態であったならば、
会社を辞めるという当たり前の判断すらできなかったでしょう。

まさに、エロイラストに人生を救われた瞬間でした。

【それでも人生の危機は続く】

会社を退職したのは良いですが、心も体もボロボロになっていたので
新しい仕事探しをする気力がありませんでした。

でも、マンガを読んだりゲームをしたりネットを見るだけで、
それ以外は何もせずに時間だけが過ぎていく生活が退屈になり、
イラストでも描いてみるかと思い立ちます。

見る側の立場で終わるのではなく、今度は自分が
エロイラストを描いて、癒しと喜びを発信していきたい!

絵師活動している人への憧れの念が募っていきました。

ネットで何が必要なのかを調べて、イラストの参考書や
機材を買い揃えました。

そして、いよいよデジタルイラストを描き始めるのですが、
これが思うように描けない。

パソコンのモニターを見ながら、板タブと呼ばれるデバイスに
専用のペンで描いていくのに大苦戦。

手元を見ながら紙とシャーペンで描いていく感覚との
違いに戸惑いました。

どうにかこうにか見れるレベルにイラストが描けても、
一日10時間を使いながら完成までに1週間かかるとかでした。

イラストを描くって、こんなに大変なのか!?

描き方を覚えるのも、上達するための練習も面倒で大変。
5,6作品描いたところで、すっかり心が折れてしまいました。

そうして2008年の秋に、私はイラストを描くことに
挫折をし、その後約8年間はイラストから遠ざかっていました。

それから新しい仕事に就いたりしましたが、長くは続かず
また無職になって貯金も底をつき、家賃も払えなくなりました。

3か月家賃を滞納したあたりから不動産屋から電話がかかってきて、
これ以上滞納すると退居してもらうと言われました。

そのすぐ後に運よく仕事先が見つかりましたが、
危うくホームレスになるところでした。

いやぁ~、危なかった。

【自分にブチ切れ、一念発起】

そんなこんなで、どうにか生活を立て直すことができ、
さらなる収入アップを目指してインターネットビジネスを
やってみたりしました。

その甲斐あって、始めてから2年目あたりから月に10万円は
副業で稼げるようになったものの、指導されたような成果至上主義的な
ビジネスの在り方に疑問を抱き、自分のポリシーに反するということで
稼げるようになって半年で副業を止めてしまいました。

結局、自分は何がしたいのか?

自問自答しながら悶々と過ごす日々が続いたある日ついに、
そんな自分に嫌気がさして感情が爆発しました。

俺のやりたいことは、こんなことじゃない!!

やりたかったのは、ただ稼げれば良いというネットビジネスでもなければ、
ただコキ使われるだけの労働者でもない!

本当にやりたかったことは、かつての自分が救われたように、
癒しや喜びを提供することだったはずだ!

かつて抱いたエロイラストへの想いがよみがえってきました。

それから、再びイラストを描くことへの挑戦を始めました。

それが、2016年の年末のことでした。

後編に続く


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