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ライフ・イズ・カラフル!未来をデザインする男 ピエール・カルダン公開へ
10/2 公開のドキュメンタリー映画
「ライフ・イズ・カラフル!」を
ひと足早く鑑賞してきました。
ディオールに見出されアトリエで働いた後、独立したカルダンは
ファッション界の中心がオートクチュールだった所に斬り込み、一般層に自由にファッションを楽しむ新しい風を吹き込むべく、
プレタポルテ市場に参入!
これはすごい事で、富裕層だけの楽しみだったものが
一般層もデパートに行けば買うことが出来るようになったのです。
大きな革命。いわゆる"民主化"です。
カルダンといえば『立体裁断』。
有名なバブルドレスなど、曲線を上手く取り入れた
今までにないシルエット。
それでいて着心地は最高!!
今までのコルセットスタイルから解放され
自由を手に入れ、心からお洒落を楽しめるようになったのです。
コレって本当にスゴイこと!!!
そして今見た時に全然古い印象を受けず、
というより古い新しいという概念をも超越しているような感じがあるのは
カルダンが常に時代の先端を行っているからでしょうか・・・
立体裁断と聞くと、私が母校に入学したての頃の苦い思い出がふと蘇ります。
今まで平面でしか裁断したことがなかった私にとって
立体裁断は未知すぎたし、なかなか思うように進まなかったのです。。涙
立体裁断はいかに自由な発想をし、
それを表現できるかが勝負だと思っていますが
ルールに縛られていると、なかなか自由な発想が出てこないんです。
カルダンは生き方そのものが自由!
この映画を観ていると、
「もっと自由に進んでいいんだよ」
というメッセージを受け取り
楽になる人も沢山いるのではないでしょうか。。
「人がやらないこと」
「今まで無いもの」
を産み出すという事に
情熱をかけていたカルダン。
軽々とやりたい事を叶えていく姿に魅了されること
間違いありません。
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このご時世でファッションへの関心が下がっている方も
多いと思います。
とにかくパワーが貰え、
「よっしゃ!なんか頑張るぞ!!
お洒落も楽しむぞ!!」
という前向きになる映画です。
『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』
2020年10月2日(金)よりよりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開!
2019年/アメリカ・フランス/101分/ビスタ/5.1ch/原題:HOUSE OF CARDIN /
日本語字幕:古田由紀子/後援:在日フランス大使館 アンスティチュ・フランセ日本/
(c)House of Cardin – The Ebersole Hughes Company