転職したことによる気付き
こんにちは、こんばんは、おはようございます。Aiです。
本日はタイトルについて書いていきます。
退職後、フリーランスを目指していましたが、ご縁があり、再度企業勤めすることになりました。
退職期間1ヶ月。（話がかなり逸れますがこの期間、健康保険に加入せず、そんな時に限ってお医者さんにかかる。自費で12,000円の出費。保険証があれば3,600円で済んだのに…。こういう出費を減らしていきたいですよね。お金に関する内容は別途。）
5末に退職して、7月から働き始めております。
今は9月で、ちょうど2ヶ月が経ちました。
再就職した経緯
そもそも私が再就職した経緯をお話すると、
退職後、
「よし。Webデザイナーや動画編集などのクリエイティブな仕事で食べていけるようにフリーランス目指して頑張るぞ！」
の意を込めて、プライベートな友人のみのSNSに退職したことをポストしたことがきっかけでした。
それを見た元上司から久しぶりに連絡がありました。元上司は別の会社に出向中で、その出向先でポジションがあいてるから来ないか？とのお誘いでした。
正直、嬉しかったです。
たとえ、猫の手を借りたいほどに人手が足りていなかったとしても、「こいつとは仕事したくないな」な人には声をかけないですもんね？？
どういう経緯で、気持ちで、どの程度私を知っていたか、本当のところは天国に行っても分からないと思いますが、こういうのは前向きにありがたく捉えておくと双方ハッピーです。
最初はフリーランスで活躍したい気持ちが強かったのと、その会社（上司の出向先）は、前職の100%子会社だったので、また前職と関わりを持つことへのちょっとした拒否感もあって、曖昧な返事をしました。
実際に、保育園の事情もあり企業勤めは難しいと思っていたのも確かです。
ですが、何度かご連絡をいただくうちに、少し興味が出てきました。
今考えると、会社に興味をもったというよりも、こうやって声をかけてもらえることに対して私の全身の細胞が喜んでいたのかもしれません。
そこでお話だけでも、、と上司を訪問したところ（その上司は灘高・東大出身の稀に見る天才）しっかり人事部と社長の時間を予約していて、外堀を埋められた気分でした。笑
とはいえ、私も訪問すると決めた時点で、その企業を受けてみようと無意識のうちに思っていたのかもしれません。
前職との比較
転職は初めてだったので、まず会社が違うだけでこんなにも環境や雰囲気が変わるんだと素直にびっくり。
従業員数1万人超の大企業から、80人弱の中小企業。
初めてPCを渡された時は衝撃をうけました。
初期セットアップが未完了な上に、PCに貼り付けられた付箋には汚い字でXXさん（苗字）と殴り書きされている。指紋だらけ（せめて拭いてくれ）のスマホを渡されて、30分程度でOA周りについて担当者が震えながら説明。
（私…ここで、やっていけるかな。。）
と、違う意味でドキドキしたことを今でも鮮明に覚えています。
でもそのドキドキをすっかり忘れるくらいに、即仕事を与えていただき、本当に良い意味でスピード感がありました。
入社2日目から国内出張4日間。スピード感。？笑
最初の2週間はがむしゃらに仕事をこなしました。
こなすという表現は間違っているかもしれないです。同業界での転職とはいえ、これまで経験した内容とほとんど重複しないので本当に初心者みたいなもん。こなすというよりは必死で頭をフル回転させてついていってるような。ただ、とても心は満たされていて楽しかったです。
この気持ちをどう表現するのが正しいのか？
なぜ楽しく感じるのか？
前職にはないワクワク感と充実感。
「なんか楽しいねんなぁ〜、なんていうんやろ。分からんけど、なんか楽しい。」
となかなか言語化できないことにモヤモヤしてましたが、最近それが何故なのか明確になった気がします。
転職して分かったこと
2割減。
オファー面談時に提示された年収です。正直これ、全く気にならなかったと言えば嘘になります。
だって考えてみてください。
人間、普通の感覚だと生活水準を下げるのは深層心理的に難しいハズです。それと同様に、もらえてたお給料がグッと下がると悲しすぎますよね？？ましてやお金大好きな私です。2割も減ったら投資するお金が減るじゃないか！！！！！と。
でも入社して2ヶ月経った今、本当に年収のことなんて気にならないくらいに毎日仕事が楽しいのです。
それは、転職したことで分かったこと、
逆にいえば転職しないと気付かなかったこと。
働く価値と報酬のバランス
年収2割減で、落ち込んでいたのは確かですが、何故か仕事がやりやすくなったんです。これまで、いわゆる世に出ている平均年収よりも高めなお給料をいただいておりました。
その昔、会社の先輩が
「自分はこれだけお給料をもらえるほど仕事をできていない」
と言ってたことが、すごく頭に残っています。
その先輩が本気で言ったのか、冗談なのかは分かりませんが、根が真面目な私は、「確かに。私は対価に見合う働きをしているのか？？」を考えるようになりました。
退職直前は、育休からの復帰だったこともありますが、正直めちゃくちゃ暇だったので、時給に換算すると、どんな仕事してるの？と職質されるくらいには高収入だったと思います。笑
それが多分自分の中で許せなくて、現に今、しっかり働いてそれに見合ったお給料をもらえている。
要は、自分の思う対価と実際にいただく対価のギャップが埋まったんですよね。それが、「＝楽しい」に繋がったんではないかと思いました。
スキルの棚卸しと可視化
中途採用は当たり前ですが、即戦力が求められます。今回転職した会社は、新卒採用をしていないので、中途採用の経験豊富な方がたくさんいます。
入社前の面接で、私がどのようなスキルを求められているか、どのような立ち位置で働くことになるかについて具体的に話を聞きました。
そのおかげか、入社後は自分の役割が明確だったので、どう動けば会社貢献できるのかがはっきりと見えてきました。こう書くと”広い視点で物事を考えている風”ですが、そんな大それた話ではなく、自分が求められているであろうことを、自分の持ち合わせているスキルの中で対応すると自然と「役に立てている」という実感が得られる、ということです。
これまで自分では当たり前だと思っていたスキルが、実は周りから高く評価されていたり、逆にもっと磨く必要があるスキルに気付いたりすることで、自己成長を感じられています。
転職して環境が変わったからこそ、こうした気付きが得られたのかなと。
そして、自分の動きが他人にとって役に立っていると感じることで、自己肯定感が高まり、毎日の仕事が「楽しい」に繋がったのだと思います。
本当に大切にしたい人間関係
これは退職、転職しないと絶対に分からなかったことだと思います。
退職を友達に伝えた時に、回答が二極化しました。
辞める勇気すごい！Aiちゃんならどこでもできる！応援してる！
え？大企業なのに辞めたの？勿体無い。この先何するの？大丈夫？
どちらも私を心配してのコメントだとは思いますが、前者は私のモチベーションをグッとあげてくれました。
後者の反応をした友達の気持ちももちろん分かります。なにせ、自分自身に問うた質問ですから、それも何度も。笑
ただ、このような心配を受けることで、
「やっぱ辞めるのやめようかな。進むべき道は他にあるんかな・・」
と、自分自身の選択に対する迷いや不安が生まれることも事実です。
そのため、あえてそうした反応をする友達とは少し距離を置きました。
これは賛否あるのは重々承知しております。
決して友達を否定するわけではなく、今は自分にとってポジティブな影響を与えてくれる人たちとの関係をより大切にしたいと考えたからです。
今回の一連の流れを通して、今の自分にとって本当に必要な人間関係が自然と見えてきたことは事実です。
ストレスのない人間関係を構築できたことで、自然とプライベートだけでなく仕事にもいい影響を与えているのかも？と信じています。
「井の中の蛙大海を知らず」
まさにこれ。大企業で沢山の部署があって、部署によって雰囲気が変わることを知ってるが故に、色んな世界あるんでしょハイハイ、と知った気になっていた自分が恥ずかしいです。
仮にも留学を2回経験（バンクーバー10ヶ月、サンタバーバラ6ヶ月）している身からしたら、全く違う世界があることは絶対わかるはずなのに、転職でこんなにも多くの気付きを得られるなんて。目から鱗な日々です。
再就職を決断した時は、正直不安もたくさんありました。
特に年収が下がることについては、本当に良いかな… と何度も自問自答しました。
ただ、今現在。
転職してから2ヶ月が経ち、本当に仕事が楽しくて仕方がありません。毎日が新しい挑戦であり、新しい発見があります。
自分の価値を見つけ、自分のスキルを磨ける。自己成長。
仕事は単なる稼ぐための手段と思っていた（いる）ので、その手段をいかに楽しくするかをモットーにしておりました。
転職することで、それが早くも実現できていることを考えると、年収減も些細なことに思えます。
もちろん、たまたま良い転職をできたので、胸を張って「転職って良い！」と言えますが、これは本当に運がよかっただけと思っています。
とはいえ、今回の転職で気付いたことを大切にしながら、今後も自分らしく働いていきたいです。
まだまだ良い意味でも悪い意味でも中小企業の実態を現在進行形で体感してます。数ヶ月後には、「やっぱ最悪」って言いながら記事を書いてるかもしれないですが。笑
（でもいいんです、環境によって思うことは変わります。細胞も変わります。サブパーソナリティも変わります。自分という軸さえブレなければ前言撤回大賛成！です）
今回もここまで長文読んでいただきありがとうございました！