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特別な場所、空港
こんにちは、こんばんは、おはようございます。Aiです。
さて今回は、徒然なるままに。
タイトルの通りなんですが、私にとって空港ってすごく特別な場所なんですよね。
なぜか?
利用頻度は少ないのに、少ないからか、思い出がギュッと詰まっている気がして、あの空港の非日常な雰囲気と空気が
「よし、頑張るぞー!」
という気にさせる。
さて、なぜこんな話をするかというと、
今回、転職して初めての海外出張でヨーロッパに来ています。
不安だらけで1人で飛行機に飛び乗り、14時間考える時間ができたので書き綴っているわけです。(内、9時間爆睡してた笑)
※最初にお伝えしておくと、この先、なんの学びも得られません。単純にまとまりのないAiのつぶやきとなっております。
第一章:胸を張って出発した空港、決断を後悔して泣いた機内
大学2回生、ずっと夢だった留学に。カナダ、バンクーバーへの10ヶ月の留学。
それまでにオーストラリアに2週間ホームステイ体験、これまたオーストラリアに1ヶ月留学、と段階的に日数を増やして経験してきた留学。その中で気付いたことは、最低1年程度はその国で生活して、文化を知って、溶け込まない限り本当に英語は使いこなせるようにはならない、ということだろうか。
当時、私は情報理工学部という、まぁいわゆる理系の学部に所属していたが故、留学をする人が周りにはおらず、珍しがられた。(私が先駆者となり、私に続き後から2人が留学したことは今でもちょっとした自慢w)
出発前から、仲良しメンバーに盛大にお祝いしてもらい、家族から応援もしてもらい、遂に出発当日を迎えた。
関空の情景は今でも覚えている。
これから異国の地で10ヶ月過ごすことをまだ信じられないような、どういう生活になるのか想像すらできず、ただ、母だけは涙涙。
(大好きな娘と1年も離れて暮らす、胸にぽっかり穴が空いたようなすごく悲しく淋しい、でも頑張れという気持ちで、複雑な想いを毎晩お笑いを見てやり過ごしていたと聞いた時にはグッときた、そして母になった今、ようやくその気持ちを理解できた気がする)
当の本人はというと、ワクワクの気持ちの方が勝っていたので、バイバイ!と胸を張ってお別れできたと思っている。それから機内に入り、バタバタと身辺整理をしたあと、友人からもらった手紙を読み始めた。内容は覚えてないが、当時の私には心に刺さる言葉ばかりで、自然と涙が溢れ出てきた。
「あれ?こんなに日々楽しいのにわざわざ知らない世界に行く必要あったんか?」と後悔して隠れながら泣いたことを覚えている。充実の日々は失って初めて気付くものである。
10ヶ月後-。
帰りたくない!!!と大泣きするくらいには楽しんだことは言うまでもない。
第二章:小さい田舎空港でお出迎え
大学院に進学したのち、やはり私はグローバルで活躍したい!と研究室の教授にピーチクパーチク言っていた。教授に掛け合ってもらい、姉妹学校へと半年間だけ研究留学させてもらえることになった。それが、UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)だった。
サンタバーバラの空港はとても小さい。東京駅よりも小さい。んー新幹線の新横浜駅くらいだろうか。とにかく小さくてわかりやすい。
サンタバーバラに来て3ヶ月ほど経ったある日、教授から「旧友(xx大学の教授)の学生もUCSBに留学することになった。色々教えてあげてください」と使命を課せられた。
UCSBで大した成果もあげてない自分にできることがある!と大喜びで段取りを立て、迎えに行った記憶がある。事前にやりとりしていた通り、こけしみたい(自称)な女の子がエスカレーターが降りてきた瞬間の映像が頭から離れない。
異国の地で、我が物顔で胸を張ってお出迎えできたこと、なぜかそれが誇らしくて、嬉しかった。そして後日談だが、その友達からも「あの時は不安だったけど、Aiちゃんが空港で出迎えてくれてすごく嬉しかった」と言ってくれた。
互いに不安と自尊心を補い合ってたのかもしれない。もっというとサンタバーバラでひとりで学生として生活する不安な気持ちが心のどこかに残っていて、それが「同じ日本人女子と過ごせる」という心強さに変わったのかもしれない。
人間とは不思議な生き物で、ひとりになると孤独が敵になるようです。
第三章:またすぐに戻ってこられるよ
兄がフランス留学してた頃、母と2人で遊びに行った。滞在中の兄の言動に遂に爆発した私。(いわゆる兄妹喧嘩)シャルル・ド・ゴール空港で人目もはばからず、大声を出し、大泣きしながら兄と決別した。(今はめっちゃ仲良い~~~~~までもいかんが、普通の関係性です。笑)
保安検査所を通る時に、旅行終わることが悲しくて泣いてると勘違いした担当?の人から言われた。
「またすぐに(パリに)戻ってこられるよ」
第四章:暑い国、マレーシアで凍え死にそうになる
記憶にも新しい先日のこと。
将来シンガポール移住したいなと思い、視察という名の旅行に一人で行ってきた。保育園の送り迎えなどもあり平日はどうしてもいけないので、夫が子守りをできる週末に1泊3日の弾丸旅の予定で。土曜夜中羽田発、月曜早朝羽田着だった気がする。
シンガポールにはマレーシア航空を選択。1番航空券が安かったため。行きは+4.7万円でアップグレードなんてしちゃってビジネスクラスで快適に向かった。マレーシア航空なのでクアラルンプールでトランジットだったのだが、復路に事件は起きた。
いわゆるトランジットに失敗。
シンガポール~マレーシア~日本、の復路で、シンガポール~マレーシア間の飛行機が大幅に遅延した。
ようやく出発したはいいものの、このままでは確実にマレーシア発の飛行機に乗れない。焦っても仕方がない、、、なぜなら私たちは空の上。
マレーシアに到着し、もう出発時間は過ぎているもののダメ元で猛ダッシュ。日本行く方も結構いたのか、ぞろぞろとみんなで猛ダッシュ。ようやくGATEに到着したものの、
「もう出発したよ。次のフライトは8時間後かな。」
我々の猛ダッシュが完全に無駄になり、泣く泣くラウンジで一晩過ごす羽目に。(無駄なことって世の中にない!をきれいに覆してきました)特にホテルを用意されるわけでもなく、ただ、有料で入れるラウンジに案内されただけ。
暑い国が故、室内は凍えるほどの温度設定。
唯一あった4台の簡易ベッド。
逆にどうやったらこれ作れるん?くらいのペラペラのブランケットを借り。
一晩を泣く泣く過ごし、無事に帰路につけた。
遂に帰りの飛行機に乗れるとき、先に荷物チェックをしていた機長が信じられないくらい輝いて見えたのは記憶に新しい。
第五章:転職後、初めての海外出張
今回がそれでございます。
転職した理由と言っても過言ではない「海外出張」。昔からできるできないに関わらず、やっぱりグローバルな仕事がしたい、と思っていて(なぜかは今でもわからない。きっと単純に世界相手にしてるってかっこいいから。急に厨二病)それが今回叶ったカタチ。
転職後2ヶ月半で、デビュー戦。なんとかなる精神が割と強めな私だが、それすらも超えてくる緊張と不安。出張の日が近づくに連れて不安で押しつぶされそうな私は全く心に余裕がなく内心のイライラが家族に向いていたのかもしれない。
9月で3連休を挟んだ出張ということもあり、さすがに暇だと、夫は息子とわんこを連れて夫の実家に帰省することにした。
奇跡的に?お互いの便の出発地点が羽田空港第二ターミナルだったので、家族全員で一緒にバスで向かうことに。
元々酔いやすい私と息子。私は早々にダウンしてぼーっとしてたけど、息子はちょろちょろしまくって挙句の果てに、リバース2回。
1回目は、危険を察知して全部手で受け止めたが、2回目は私の服に。。
oh....これで今から15時間飛行機乗るんだぜ?
そこでイライラが爆発したのは言うまでもない。
2歳息子、それも吐いてしんどい子相手に、「もー最悪!全部捨てるわ、服買い替えな。ほんま。はぁ、最悪。今後は出張前は必ず1人で行くから!」と言ってしまった。
今書いてても心苦しい。前回ブログに書いた心の余裕とは?どこいった?
それでもママがいいと泣いて抱きついてきて、本当に心苦しかった。本当にごめんと、抱っこしてたらスヤスヤと眠りにつきました。バスを降りて、ターミナルで国内線と国際線で別れる時も、息子にはすんごい謝ったけど、自分のせいで怒られたんだ、、という感情はきっと芽生えたんやろな。。後悔してもしきれない。はぁ。夫は「頑張って!」と優しく声をかけてくれた。
色んな感情の中で、国際線に向かった。
とにかく不安。私なんかが行ってもいいのか?そして、謝ったとはいえど家族に怒ってばかりいる自分に幻滅。
保安検査通過後の雰囲気がもうすでに異国感漂っててなんか疲れる。とにかくとにかくとにかく…なんで簡単に海外出張いきた~~いと言ったんだと過去の自分を殴りたくなった。
「あの子、負のオーラ持ち運んでるん?」と言われるくらいにはネガティブがダダ漏れだったと思う。誰か早く蓋を!蓋を!フタを閉めてあげてください!という感じ。形の違う蓋ばかりで誰も閉められないんですけどね。(なに言うてんの
さて、私の今回の出張はどうなることか。。
今回こそ私の長文つぶやきを見ていただきありがとうございました。次回、「出張後の気付き」あたりでも書けるくらいには心の余裕をもって挑んできたいと思います。
日本から1歩でれば、
日本とはまっっったく異なる国。
言葉も違う、ルールも文化も、見た目も全然違う。
でも人類みな同じ…。
なんかすんごい不思議じゃないですか?あぁ小さい世界で生きてるんだなぁ、と思います。
ではまた!