血小板減少性紫斑病になった話。

あれは確か高校生になったばかりだと思うのだがものすごい生理の量で悩んでいた。体育の時間など噴射するように出血しクラスの人たちをびびらせていた。
生理がずっと終わらず最終的に朝起きると血の海で目覚めることが多くなった。母親が子宮外妊娠を疑い(それにしても判断が遅かったと思う)やっと心配しはじめて近くの大学病院に連れてってもらった時は婦人科で大量出血が止まらず内診台でだいぶ気を失いそうになりながらも異常が見つからず、内科にかかり意識レベルが下がってきたので入院になった。この時の血小板は4万まで低下(通常は14-37万くらい)ヘモグロビン値は2.0(通常は11-15)ですぐに輸血することになった。輸血するにもどんどん出血していくので、医師には今夜が山場と私の親には説明されていたそうだ。病院に連れてってもらえなかったらもうこの世にはいない存在になっていたかもしれない。
原因はアレルギー反応で脾臓で血小板を壊しているとのこと。
治療は輸血と血小板輸血。あとは副腎皮質ホルモンの投与。落ち着いたら脾臓摘出手術の提案をされた。入院期間は1ヶ月。副腎皮質ホルモン内服のため易感染状態のため学校は2ヶ月くらい休んだが留年はしなかった。
ちなみにこちらの病気は難病指定されていたが申請が遅れたため治療費は50万以上かかかった様子。
意識してなかったがこの時いじめなどで学校に行くのが辛くて本当に消えてしまいたかった。どうやらそのせいでアレルギーになったのかも。この時を境に私は自分の嫌なことはしないことを決める。でないと命が危ないと悟る。ちなみに入院したらなぜかストレスがなくなり元気になったので脾臓は摘出していない。
大量の生理に悩むことがあれば内科疾患かもしれないということを頭に置いていただきたい。その後もなにかあると血小板が下がってくるので嫌なことせずに暮らせるように努力している。
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