祖父母孝行がしたい
先日、初めて祖父母を誘って、弟も入れて4人でランチに行ってみた。両親は抜きで。
前提として、私の母親はもともと中国人だったので、母方の祖父母は中国に住んでいる。ので、彼らにはなかなか会えない。そして、父方の祖父母は歩いて行けるところに住んでいる。会おうと思えばいつでも会えるんだ。恵まれてる。
有難いことに、祖父母はまだまだ元気だが、さすがに外出してお買物をしたり、散歩をするのはキツくなってきたようで、その頻度が減っているみたい。だからたまにはお買物を手伝ったり、外に連れ出してみようと思ったわけです。
昔よく家族6人で行ってた和食レストランで待ち合わせ。我々はよく行くけど、祖父母はコロナ以降来てなかったようなので実に3年以上ぶり。
おじいちゃんがお酒を飲むって言いだした(テンション上がったっぽい)ので、私も付き合った。熱燗二合と、おちょこを二つ。私だけ顔真っ赤になっちゃったよ。
私はお蕎麦を頼んで、弟は肉豆腐と唐揚げのセット。祖父母は、肉豆腐と唐揚げを単品で頼んでシェアしてた。久しぶりだーって言っておいしそうに食べてた。ハッピー。
ランチが終わった後は、近くのスーパーでお買物。普段はキャベツとか重くて買わないみたいだけど、今回は若デカ男が2人いるから、遠慮なく買っててた。安心。でっかくて甘そうな苺も買った。
そして、祖父母のお家まで荷物を運ぶ。ゆっくり歩きながら、祖父母や親の昔話をしたり、我々兄弟の話をしたりした。今まで、なかなか無い時間だったなあ。
お家についたあと、おばあちゃんが紅茶を入れてくれた。おいしい苺と紅茶でめっちゃハッピー。その後もいっぱいしゃべっちゃって、夕方ごろに解散。本当にいい時間だった。
2年前、祖父が体調をがっつり崩して入院した。正直、家族全員が、もうダメだと思ってたと思う。心の準備をしてた。結果的には、奇跡的に(?)持ちこたえて、今は少し元気そうにみえる。よかった。
でも私はそれぐらいの時期から去年に至るまで、祖父母との関わりを少し避けるようになってた。入院するならお見舞いに行った方がいいし、先が短いなら思い出を作るべきなのに、その方が最後に悲しくなってしまう気がして、その現実から逃げるように、バイトや学業に打ち込んだ。「忙しい~~」って言い訳を作っていた気がする。
2025年1月2日。
家族6人で集まった。例年、1月2日は6人で新年のお祝いをしてる。
今年もその新年会の団欒に包まれて、私は心を入れ替えた。あと何回、こうして6人で集まれるんだろうって思って、みんながニコニコしてる中でなぜか急に泣きそうになっちゃった。
お刺身とかいろいろ豪華でおいしかったけど、おばあちゃんの手作りの筑前煮が一番美味かった。
今年から、しっかり祖父母孝行をしようと思う。99%私より先に死ぬ人たちと、楽しい時間を作るというのは、正直、私にとって幸せなだけではない。脳内によぎる、謎のネガティブな感情も、少なくはない。
それでも、私が彼らを少しでもハッピーにできたら、少しでも長生きしてくれる気がする。別に長生きが絶対的に正義だと思っているわけではないけど、やっぱり家族には長生きしてほしいって思っちゃう。
今月はテスト勉強がやばくていっぱい会えなかったけど、来月からは積極的に時間を作る。二週間に一回ぐらいは、ごはんとかお茶とかお買い物に行きたいよな。
やっぱり、たまにはそうして、無条件な愛情を受け取るってのもいいなって思った。今や両親にはもはや(当然だけど)目に見えてはチヤホヤされなくなってきたけど、祖父母はやっぱり可愛がってくれる。ちょっと邪な動機かしら。
親孝行もしたいな。今週は面接があるから頑張る。緊張するよ~