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「ラッパー」を名乗れるように

今月、新曲を出した。実に2年ぶり。
一個前のラップを書いたときは大学1年生だったのに、もう卒業が近づいてきてしまった。時の流れの速さに驚くばかり。

そう、私の趣味はラップを書くこと。高校生の頃から、歌詞を書いて、レコーディングして、YouTubeに音源をアップロードしてる。(昔の曲は恥ずかしくて非公開にしてしまったが。)

初対面の人と出会ったときも、就職活動をしていても、趣味を聞かれたら「ラップを書くことです」と答えている。それは事実だから。

でも、「ラッパーです」と自信をもって名乗ったことは、まだない

曲の中でも、言えない。
"I'm a rapper"って歌詞はかっこいいし、韻を踏みやすいし、好きなラッパーもみんな使ってるんだけど、やっぱり使えない。

恥ずかしいんだと思う。

私はきっと、まだラッパーではない。
その明確な定義・線引きはまだ分からないけど。

そして、何より、ラッパーを名乗れない自分。それを恥ずかしがっている自分が一番恥ずかしい。

もう、早いもので5年もラップを書いている。5年も何かを継続できたことはない。そして、これからも懲りずに、恥と歌詞を書いていくんだと思う。大学生が終わって、社会人になっても。

今月、久しぶりに、緊張しながら新曲をYouTubeにアップロードした。それから、友達にも宣伝したり、Twitterにあげたりして、様子を見守っている。今日も何回も見た。

でも、再生数はまだまだだし、友達からの感想もあまり届かない。
感想を届けてくれた友達、ありがとう。救われてます。あなたのおかげで私はラップを続けられています。

悔しい。「めっちゃ自信作なんだけどな~~!」と思いつつ、やっぱりまだまだ、ラッパーごっこなんだと思う。2年間の大きなスランプを抜けて、ようやく誰も聴かない曲を作る。これじゃ、まだ「ラッパー」って名乗れない。

最近、高校からの親友がアイドルになった。最初は私と同じように、誰にも届かない活動だった。私だけが応援してたと思う。でも、頑張り続けて、いつの間にかバズって、ライブはハコがパンパンで、感動してちょっと泣いた。いや、いっぱい泣いた。

私も、継続しよう。今年始めたこのnoteも、高校生の頃から続けるラップも、目の前の結果や評価や数字に一喜一憂せずに、生活の一部として、愛していきたいと思う。

大学生のうちに、ライブしたいな。誰かの目の前でラップして、それで誰かの首を縦に振らせたら、そしたらラッパーって言えるでしょ。


今まで恥ずかしかった事
夢や希望 真顔で語った事

今まで恥ずかしかった事
あいつ痛い寒いと言われた事

今まで恥ずかしかった事
身の程を知れって言われた事

何より恥ずかしかった事
それを恥ずかしいと思った事

革命-MOROHA

MOROHA、活動休止。寂しい。悲しい。
辛い時に支えてくれてありがとう。


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