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惰性 1006
楽しいことが無いわけじゃないし、どうしようもないほど嫌なことがある訳ではない。瞬間瞬間の話じゃなくて、自分の根本をみつめた時に、惰性で生きてるって感じ。
多分みんなそんなもんだし、それがだめなわけではない。むしろ惰性で過ごせる方が社会に向いてると思う。だけど、自分の意思で、自分だけにしかできないことを目指して、やる気に満ちていたときの高揚感が忘れられない。
今は五感で情報を得て、頭で考えて行動している。魂を一度も通してない。
理性よりも先に魂が暴走して、脳も体も感化されて自分の全てがあつく、ものすごいスピードで動き始める。オーバーヒートしたっていい。そんな瞬間がたまらなく好きだったのに。
望めばいつでも笑える、ふざけられる、自分をも騙して求められる像を演じられる。だけど…だけど…
まつ毛はお金ではね上げようが瞼は重くなって視野を狭めている。偽りのラメは休日(オフ)でもオフしても取りきれない。自分の理想では無い、一般的な理想を目指して作り上げた自分が、本当の自分を乗っ取っていく。
繰り返される日常が私の周りを渦巻く。核で本音を放っても波紋のように広がるだけで、薄まり、すぐに消えてしまう。
惰性、だせぇ。
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