『Willのあるリーダー』が活きるイノベーション経営とその組織運営のヒント(1部のみオンラインで一般公開)
産総研デザインスクール 特別シンポジウム2024:
『Willのあるリーダー』が活きるイノベーション経営とその組織運営のヒント
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)主催の「産総研デザインスクール」では、今回、ご招待の皆さまをお迎えして2部構成の特別シンポジウムを開催いたします。Will を掲げるリーダーを活かしたイノベーション経営とその組織運営についてのヒントが満載のシンポジウムですので、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
※1部13:00〜16:00は一般公開のオンライン配信(Zoom)があります。
ご希望の方は下記フォームよりお申し込みください。
※ 参加費無料、日本語通訳有り
\特別シンポジウム 1部オンライン配信視聴のお申し込みはこちらから/
オンライン配信申し込みフォーム :https://forms.office.com/r/2JYHc3r286
概要
開催日時:2024年10月8日(火)
〈1 部〉13:00〜16:00
※ 会場からの一般オンライン配信あり
〈2部 〉16:30〜18:00(招待制/配信なし)
開催場所:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー 5階
アクセス https://www.designhub.jp/access
(オンラインでご参加の方は事前にzoomURLをお知らせします)
登壇者/パネリスト
紺野登氏(多摩大学大学院教授 / 一般社団法人Japan Innovation Network代表理事)
ウッフェ・エルベック氏(デンマーク元文化大臣 / KAOS PILOT創設者 / The Alternative創設者)
小島一浩(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 イノベーション人材部デザインスクール事務局 事務局 / 産総研デザインスクール共同設立者)
〈モデレーター〉大本綾氏(株式会社Laere(レア)共同代表)
当日のアジェンダ
〈1 部〉 13:00〜16:00 ※ 一般公開オンライン配信あり
・主催者挨拶
・講演:紺野登氏「イノベーションを牽引する人(ダイナモ人)とそれを支える経営システム」
・講演:ウッフェ・エルベック氏 ※ 逐次通訳あり
「個人の想いから社会変革につなげる実践」
・講演:小島「システミックデザインで Will 人材を育てる(産総研デザインスクール)」
(休憩)
・パネルディスカッション&QA「Will を持つ人材を組織で活かすには?(仮)」紺野氏×Uffe氏×小島(モデレーター:大本氏)
※ 逐次通訳あり
〈2部 〉16:30〜18:00 (招待制/配信なし)
ワークショップ「個人と社会のニーズから My will を描く体験ワークショップ」(小島×大本、ウッフェ氏ミニコメント)
・Q & A セッション
・クロージング
※ 内容は一部変更の可能性があります
オンライン配信も行う第1部では、多摩大学大学院の紺野登教授とデンマークで「システムビルダー」として活躍する Uffe Elbæk(ウッフェ・エルベック)氏をお迎えし、Will を掲げるリーダーを活かしたイノベーション経営とその組織運営を行うために必要なことのヒントを共有いただきます。また、産総研デザインスクール創始者の一人である小島一浩が、システミックデザインで Will 人材を育てる取り組みを紹介します。ウッフェ氏が立ち上げたデンマークのビジネス・デザインスクール KAOSPILOT の一部のプログラムは、産総研デザインスクールの講義にも導入されています。また、紺野登教授には産総研デザインスクールの諮問委員として、毎年、スクール運営についての助言をいただいています。紺野登教授と KAOSPILOT 創設者の Uffe 氏、産総研デザインスクール創始者の小島のパネルディスカッションで、Will を持つ人材を組織で活かす方法について探ります。
\特別シンポジウム 1部オンライン配信視聴のお申し込みはこちらから/
オンライン配信申し込みフォーム :https://forms.office.com/r/2JYH
登壇者プロフィール
紺野 登(こんの のぼる)氏
多摩大学大学院教授。博士(学術)。一般社団法人 Japan Innovation Network(JIN)代表理事。「知識生態学」(知識創造理論、デザイン思考)をベースに組織革新、新規事業、都市開発等の領域で IT 企業や大手設計事務所等のアドバイザーを務める。著書『ビジネスのためのデザイン思考』『知識創造経営のプリンシプル(共著)』『構想力の方法論(共著)』『イノベーション全書』など。
Uffe Elbæk(ウッフェ・エルベック)氏
デンマーク元文化大臣であり、デンマークのグリーン政党である The Alternative の創始者であり、元党首。デンマーク議会の国政に携わる前は、ユースムーブメントである TheFrontrunners の創始者でリーダーを務める(1982-1991 年)。 The Frontrunnersの後は、起業家精神とリーダーシップを育成する KAOSPILOT を創設し、校長を務める(1991-2006年)。その後、国際的な LGBT イベントであり、コペンハーゲンで開催された WorldOutgames のCEO を務める(2007-2009 年)。キャリアを通じて、教育者、文化的なオピニオ
ンリーダー、執筆者、コラムニストとして、デンマーク社会において進歩的な声を挙げてき
た。2022 年11 月にデンマーク議会から退いてから、この 40 年で初めて責任のある立場から離れている。著書に「Leadership on the Edge」(2010 年)、自伝である「Et Liv(ALife / 人生)」(2022 年)、「Tvivl, håb & handling (Doubt, Hope & Action / 疑い、希望、そして行動) 」(2023 年)。
小島 一浩(こじま かずひろ)
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 イノベーション人材部デザインスクール事務局 事務局長 兼 人間拡張研究センター主任研究員、産総研デザインスクール共同設立者専門はシステム工学、デザイン論、デザイン教育。東日本大震災後、復興支援を行う「気仙沼~絆~プロジェクト」に参加。宮城県気仙沼市に住みながら市、NPO、市民、企業との連携による集いの場の創出から地域雇用創造事業まで、多くのプロジェクトに従事。自身のMy Will は、「世界を変えることができると信じ行動できる人をデザインの力で増やすこと」。
大本 綾(おおもと あや)氏
広告会社での勤務後、デンマークのビジネスデザインスクール KAOSPILOT で初の日本人留学生として起業家精神とクリエィティブ・リーダーシップを中心に学び、各国の社会や組織開発プロジェクトに携わり、卒業。帰国後はクリエイティブ人材育成や共創型プロジェクト支援を行う株式会社レアを共同設立。ダイヤモンド・書籍オンラインの連載記事「幸福大国
デンマークのデザイン思考」の著者。2020 年にベルリン日独センター主催「第15回日独ヤングリーダーズフォーラム」日本側代表メンバーに選出される。
産総研デザインスクールとは
産総研デザインスクールは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)が2018年に創設したデザインスクールです。このスクールでは、産総研と企業の研究者・技術者、企画担当者や行政機関の職員などが集い、8ヶ月間の長期にわたる経験学習プログラムを通して、共創型リーダーとしての能力とマインドセットを養います。
現代社会は、目的地が与えられていない不確実な時代です。産総研デザインスクールでは、この状況を「霧の中の航海」に例えています。参加者たちは、新たな目的地を決め、そこを目指す港で仲間を募り、お互いの強みを活かしながら航路を開拓し、互いに成長しながら後人のために海図を作っていく旅に挑みます。この旅には困難もありますが、新たな発見と成長の喜びがあります。修了後は、VUCAな状況下でもチームで共創しながらプロジェクトを進めることができる共創リーダーとして活躍することが期待されています。
スクールで学ぶデザインは、デザイン思考、未来シナリオ、SDGs、コミュニティーへの関わりなどの多様な考え方や、リーダーシップマインドなどのスキルセットとマインドセットが含まれます。そして、技術やアイディアの社会実装を担う人物像が持つべきコンピテンシーとして、以下の5つの能力と態度を定義し、その向上を目標としてカリキュラムが提供されています。
産総研デザインスクールの特徴的な点は、「My Willの開発」です。これは、参加者が自分の人生を振り返り、さまざまな出来事に対する情動や価値観を発掘し、「自身は何者で、何を成し遂げたいのか」を言語化するプロセスです。自らの内側から沸き起こる、個人と社会の接点で成し遂げたいことを明確にすることで、熱意を持ってプロジェクトをやり遂げるための原動力となります。
8ヶ月間のプログラムは、キャリアリーダーシップ、クリエィティブリーダシップ、未来洞察、デザイン思考、システム思考、サステナブルモデルデザイン、社会実践などの多岐にわたるテーマで構成されています。参加者は、フィールドワークやワークショップを通して、共創的なアプローチを実践的に学びます。最終的には、プロジェクト発表会で成果を共有し、振り返りを行います。
産総研デザインスクールは、技術やアイディアを社会実装につなげ、イノベーションを創出するための人材育成の場として、重要な役割を担っています。不確実な時代を乗り越え、新たな価値を共創できる共創リーダーの輩出が期待されています。
シンポジウムに関するお問い合わせは、産総研デザインスクール事務局までお願いいたします。
皆様とお会いできますことを楽しみにしております。
産総研デザインスクール
シンポジウム事務局